me_shi 日記
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この言葉を自分が使う事がくるとは思っていなかった
いっぱい人がいていろんなことしているから 何が普通でなにが普通じゃないなんて一概に言えない時代で それでも私は普通という言葉に憧れ続けていたんだろう
竹の中から生まれたりコウノトリが運んだ訳ではないから 私には親がいてその親にも親兄弟がいて それぞれにそうやって血を分けた親類縁者がいて、 葉脈のような果てしないつながりが そこにはある
知らなくていいことなんてひとつもないって 大きく構えてうそぶいてた時はまだ余裕があったんだろう 知らないままで居たほうが良かったんだろうとかと 考えだした今には そのころがひどく遠く感じる
ごめんねって言って欲しかった なんで私を置いて行ったのってずっと聞きたかった 文句を言って責めて怒ってやりたかった。 なのに、 でももう誰も答えを返してくれない 出口の無い想いだけが何十年も心のなかで渦巻いて そしてこれからも死ぬまで付いて回るのだろう それはとても恐ろしい
ただひとつ、 自分自身を呪う。
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