me_shi 日記
目次まえつぎ


2006年03月10日(金) 呪い。

この言葉を自分が使う事がくるとは思っていなかった

いっぱい人がいていろんなことしているから
何が普通でなにが普通じゃないなんて一概に言えない時代で
それでも私は普通という言葉に憧れ続けていたんだろう

竹の中から生まれたりコウノトリが運んだ訳ではないから
私には親がいてその親にも親兄弟がいて
それぞれにそうやって血を分けた親類縁者がいて、
葉脈のような果てしないつながりが
そこにはある

知らなくていいことなんてひとつもないって
大きく構えてうそぶいてた時はまだ余裕があったんだろう
知らないままで居たほうが良かったんだろうとかと
考えだした今には
そのころがひどく遠く感じる

ごめんねって言って欲しかった
なんで私を置いて行ったのってずっと聞きたかった
文句を言って責めて怒ってやりたかった。
なのに、
でももう誰も答えを返してくれない
出口の無い想いだけが何十年も心のなかで渦巻いて
そしてこれからも死ぬまで付いて回るのだろう
それはとても恐ろしい

ただひとつ、
自分自身を呪う。


me_shi |MAIL