外に雪がちらつき始めた。
ふと気付いてみたら、もう11月なんだと思う。 よくよく考え見たら、あと1ヶ月半で今年が終る。 本屋には年賀状についての本が並び始めて、 カレンダーもみかけられるようになった。 ディズニーランドはもうクリスマスムードで、 時々、今ごろからローソンの店員さんが赤い服を着ている。
夏休みが終ったのがついこの間のように感じていた。 9月が終わり、10月が終わり、 ・・・もう11月。 どうしてこんなに時間は早く過ぎていってしまうんだろう。 私はもう高校2年になった。 あの頃、 神社でかけまわって、友達と外をかけまわって・・・ そんな頃に想像していた遠い遠い存在だった中学生。 自分は大人だと思っていた中学生の、あの頃に想像していた高校生。 ふふっ、おかしいです。 あの頃。高校生ってすごく大人で遠くの存在だった。 そして実際、今私は高校生になって、毎日電車に乗って学校へ行く。 でも、別に大人でもなんでもない。 ただ、がむしゃらに生きているだけ。 後悔しないように生きたいと必死にもがいている私。
毎日はどんどん過ぎていく。 気付いたら過ぎている。 ああ、でも私は今幸せだから、過ぎていってなんてほしくない。 大人になんてなりたくない。 けれど、私はいやおうなしに毎日をかさねて年をとっていく。 大切な大切な私の今。 すぐ過ぎていってしまうから、私はこの毎日がたまらなく大切に思う。 明日も、あさっても大切な私の時間。
こんなに貴重な時間だから、 私は一日一日をもっと大切に過ごしたい。 だから、毎日日記をつける。 一日を振り返って、 その日を思いおこして、 そして心にきざんで、それから学んで、 一歩一歩、ゆっくりでも、確かに成長していきたい。
振り返ってみるのを時々忘れることがある。 気付いたら、いつのまにか過ぎていた時間がある。 そんなとき「なんてもったいないことをしたんだろう」と後悔する。 まさに、今日がそうだった。
私達の歩いてきた過去には学べることがいっぱい落ちている。 だから、私はふと振り返って、それを拾う。 拾わなければもったいないじゃないか。 今にしか学べないこと、見落としてしまったら、 すごくもったいないじゃないか。
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