今日はアルフレドも死んでしまったし カトルのパパも死んでしまいました。 折笠さんボイスの悲しきことよ。
眩しくて、見られなかったです。 おばちゃんの顔は。
お世話になったおばちゃんが 昨日、なくなったので 今日はお焼香をあげさせてもらいに ご自宅のほうへ伺った訳なのですが…
おばちゃんは仏間で、静かに横たわっていました。 痩せて、でも、本当に、眠っているように。 ガンで亡くなった人には見えない 穏やかな空気がそこにはありました。
お線香を上げて、手を合わせますが おばちゃんの顔はどれだけ美しいかわかっていても 美しいがゆえにじっと見ることが出来ませんでした。
私のような堕落した生き方をしている人間には ガンにも、抗がん剤にも負けないで 最後まで…最期までやるべき事をやって なくなった人の顔は見られないのです。
「生きていない」ことの 冷たさを触って知っているだけに 亡くなっても尚輝いている人や、生き物の 発するちからに触れることができないのは 寂しくて、情けないことに感じます。
何も出来なかったくせに 何もしなかったくせに 何も、せめて、命がけで残してくれたものさえも 汲み取る事の出来ない 自分と言う命の器のお粗末さ。
それで、親には憎まれ口をたたいて、 本当にゴミのような生き方しか出来ていないなら 自分が、無意味な死でも迎えたほうが いいんじゃないかなんて思いもするのです。
ま、そこで行動に移せない 図太さってのも持ち合わせてる人間です。
全ての事柄に必然的な理由がついて回るなら この図太さだって。 そんな風に自分を慰めつつ。

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