原案帳#20(since 1973-) by会津里花
★表紙へ戻る★  ★#22★  ★#26★  ★セクマイ★  ≪前   次≫   ▲目次▲

2006年02月25日(土) Re:血液型の盲点

2月19日の記事血液型の盲点を読んで、勘違いして気分を害する人もいるかもしれないので、一応補足。

たまたま「A型」の例を挙げたけど、別にA型を攻撃したくて言ってるわけじゃありません。

たとえば、O型の人には割と「わたしって、典型的なO型」と発言する人が多いけれど、約3割という人口比率だとそういうことが言いやすいのかもしれない。
「3割」っていうのは、過半数を占めてしまうほどの「多数派」ではないけれど、かといって「少数派」を痛感させられる比率でもない。

逆に、ほんの10%強の違いでしかないけれど、約2割のB型は「マイノリティ意識」が強くなりすぎるのかもしれない。
「5人のうち4人はわかってくれない感覚」みたいなのって、あるような気がする。
(でもそれはあくまで「感覚」でしかないし、具体的に「変わり者」だの「わがまま」だの「マイペース」だの「独創的」だのという性格を表す言葉に置き換えてはいけない性質のものだと思う)

そうして、AB型。
確かにわたしも、そうたくさんのAB型の人と知り合いなわけではないので、AB型の人に対して「慣れててわかりやすい」という感覚は持ちにくい。
でもそれは、人口比率で10%前後しかいない、ということのせいであって、たとえばAB型という血液型が「奇人変人な性格を形成する」ということでは、決してない。

だからわたしは、「AB型は変わってる」と決め付ける人に対しては、けっこうむきになってしまうところがある。
だって、「数が少ない」=「ヘン」って決め付けはまずいでしょう?
それとも「数が少なくて珍しいものに対して『ヘン』って言うのに何が悪い?」って言う?
もしもあなたのまぶたが左右で違っていて、片目が一重、もう片方の目が二重まぶたで、それを「ヘン」って言われたら?
がまんする?
いつ言われても?

わたしが問題にしたいのは、そういうことだ。


★表紙へ戻る★  ★#22★  ★#26★  ★セクマイ★  ≪前   次≫   ▲目次▲