原案帳#20(since 1973-) by会津里花
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2002年04月23日(火) まだ悔しがってる ……空まわり。新作UP! 「残神イラスト集」

★1・そんなに回復してない
★2・空回り。
★3・鬱々。
★4・自傷行為としての自罰的文章
★5・新作UP!
★6・「残神イラスト集」

★1・そんなに回復してない

昨夜のことを思うと、自分が情けなく、悔しい。

私のいけないところは、ちょっと油断すると、
簡単に1日が「30時間」とか「35、6時間」とかになってしまうということ。
だとすれば、私にとって人生は
現実に経過している時間の3分の2くらいしか過ごしていないことになり、
例えば今、本当は40歳だとしても
26、7歳分しか過ぎてないことになる。

でも。
そうやって、たとえどんなに人に迷惑でも、
ゆったり生きることができるのは、
絶対に幸せだと思うし、
それを他の誰にも邪魔されたくない、と思う。

なんでみんな、生き急ぐの?
なんでみんな、死に急ぐの?

ちょっとだけわかること。
人の死に出会い、そのあまりの儚さを目の当たりにしてしまうと、
人は「私は死にたくない! だから、あれやこれややって
生き延びなければ!!」
と、強迫観念に駆られてしまうのではないか。

なんてばからしい。

私は、死の恐怖に駆られてやるような「健康法」なんて、
相手にしたくない。
……
って、言ってる私がいちばん、それに囚われているのだ。

だから何よ?(←荒井注の女性版(^^;)

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★2・空回り。

某掲示板に書こうと思ったけどやめた文:

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弟Fくんに「ポケットマネーくらい自分で稼げるようにしてほしい」と言われて、
バイト探しています。
「(求人情報誌)」に「(会社名)」が載ってたけど、
まだ間に合うのかしら……?

今回は、なんだか「いきなり飛び込む」じゃなくて
何件か面接とかして、
慎重に選んでいます。

けっこうショックなんだけど、
私どうやら「1日に4時間」くらいしか働けないみたい、今の体調だと。
ジャズダンスは、そんなに筋肉痛もひどくないのに……?
どこがどう弱くなっているのか、
それさえもよく把握できなくなっちゃった。
(ていうことは、以前=男だった頃は自分の体調の管理、できてた?
確かに、どんなに野放図な食生活しても
太ることはなかったし……
今は、ごく真っ正直に「食べれば、太る」。
こんなに分かりやすくなってしまったことが、むしろ「なぞ」なのです。
私って、自分でももっとよくわからない存在だったのに?
……そっか。
「男だった」からわかりにくくて、
「女」だからわかりやすくなったのか。
考えすぎるクセ、やめればいいんだ……って、
簡単にできりゃあ苦労はしねえよ>こ、こらこら、オトコが戻ってる(-_-;
きしょ。)

(しつこく注:私は決して他人が「男である」ことをきしょいとか思いません。
自分が男だった、という過去が気色悪いだけです。
でも、それだと、男だった私と交流のあった、ここの管理人さんに申し訳ない……
ああ、ループループ。
タオル投げて、誰か<って、プロレスかよ?! <そりゃ「ロープ」だし
「タオル」はボクシングでしょ?)

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ああ、空回り。あほらし。

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★3・鬱々。

ツアー縮小……
「5/4東京」が、今、風前のともしび。
まあ、元々私が勝手に言ってただけのことなので、
お会いする人がいなければそれまでのことになっちゃうんだけど。
私のほうから「5/4にお会いしましょう」と言った人も、
迷ってるみたいだし……
(でもいいチャンスなのに)

とりあえず、5/3「北関東クローズドオフ」は成立。
あと、5/5「らせん劇場観劇・感激の旅」は、まだメールとかまわしてないけど
もしも私の日記を読まれている方で、「じゃあ行こうかな」と思ってくれた人は、
当日で結構ですから私にひと声かけていただければ。

↑理由(と書いて「わけ」と読む……演歌調(^^;)
Fくんが「財政危機」を訴えるようになったから。
っていうか、いつまでもあると思うな金と親、ですよ。
いつまでもだらだらと浪費しているわけにはいかない。
うち、決して「土地持ち」とか「金持ち」じゃないもん。
そりゃ、もしかしたら山の一つでも持っていれば、
それ売っ払って私が一生ぷらぷらしながら暮らせるお金を作る、
なんていうこともできるんだろうけど、
なんだかそれだと私、完全に腐ってしまうような気がする。
ある日気が付けば、寝床の中で完全に溶けた私の体と、
それを見守る霊だけになった私……
なんて、そんなの、いやだぁーーー。
(それもいいかも? ……やめなさいって)

ちょっと宣言(^^;
↑のようなこともあるし、
ツアーするなら自分のお金でしなくては、
という気が強くしてきたので、
ゴールデンウィークのツアーの後、
しばらくは「ツアー」には出かけないようにしよう、と思います。
(交通費と宿泊費をなんとかしてくれる人がいたら、話は別!)

……

って、できない「宣言」なんて、するなよ>自分

ていうか、二十代の若い女の子たちが
しっかり「自立」して生きていこうとしてるのに、
私はなんだかまるっきり「ただれた主婦」みたいになってるの、
すごく恥ずかしいし、
せめて二十代の子たちみたいに
自分の分くらい自分で稼げるようになりたい、と思うもん。

身体は4回転めの「丑年」でも、
心はまだまだ「16歳」……2回転めか。半分未満じゃん。

お願いだから「こっけい」とか「薄気味悪い」と思わないでくださいね。
ていうか、思うのは自由だけど、私には聞こえないように、
感づかれないようにしてくださいね。

「生き直す」って、けっこうしんどいんですよ。

気分はまたしても「年なし、性別なし」。
ついでに「居場所なし」。
そんなことないよぉ!

だから私は、実年齢からくる無意味な「プライド」と
「生き直し」の年齢とのギャップに苦しみながら、
二十代の「おねえさまがた」を、尊敬して生きていくのです。
(できるだけ、それとは悟られないように……
だって、バレたらみっともないし、きしょいじゃん)

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★4・自傷行為としての自罰的文章

なんか、ロコツになってきたな。
私が「自罰的」「自虐的」な文章を書くのは、
実はそれ自体が「自傷行為」と同じなんだ、とわかってきた。
たちが悪いのは、それを認めることすらも、「自罰的」「自虐的」=「自傷」として
やってしまうということだ。

それにしても、……↑のいくつかの記事を見てみると。

「きしょい」
ばっかり言ってる。

今の私にとって、「きしょい>自分」は最も言われたくなくて、
最も私を傷つける言葉で、
そうして……最も甘い「自傷の痛み」を与えてくれるのだ。
まるで、その痛みを感じて、初めて「生きている」と感じられる、
というほど。

ついさっき、友人から電話がかかった。
私のことを手放しで受け入れてくれる、貴重な「二十代の女の子」の一人。
私はその子からかかってきたのが嬉しかったのに、
それでも長く話しているのが苦痛になってしまった。
「ごめん、ちょっと調子悪くて長く話せないの」
といいつつ、そんなふうに会話を打ち切らなくちゃならないのが
悲しくて仕方なかった。

その後、また暫くまどろんでしまった。

そしたら、また夢を見た。
私がやっぱり大切な友人だと思っている、
今はちょっと行くのが不便な地域にある実家へ帰ってしまっていた女の子が
どういうわけか、私の住んでるアパート(注:あくまでその「夢」の中でのお話)の
隣のお部屋に引っ越してきてしまった、というお話だった。
アパートはなんだかとても不思議な構造をしていて、
自分の部屋の中に階段が二つもあって、
実は1階の自分が生活している部屋の上のほうのロフトになっているところまで
私が借りていることになっていたらしい。
私は、誰かにそのことを指摘されて、ロフトを上がっていった。

どうやら、以前、私がその部屋を借りる前、
ロフトのこともちゃんとわかって住んでいた人がいたらしく、
ロフトはその人(たち?)の残していったもので溢れ返っていた。

シャンデリアとか、さまざまな電燈器具が所狭しと並んで、ぜんぶに明かりがともっている階。
階段を上がったところに、いかにも「通せん坊」でもするように、
テディベアが2匹置いてある階。
ファッション雑誌が何か月分も積み重なっている階。

そう。
私以前の住人も、みんな女の子だったのだ。

あ、思い出した。
その建物の風景は、私が以前勤めていたNHショーパブ(なぜか「ゲイバー」と呼びたくない)の
風景だったのだ。

じゃ、「以前の住人」たちも、私と同じ(か、厳密には違うのか?)性別を持った人たちなの?

違う。
その人たちはみんな、純女(じゅんめ=遺伝子XXの女性)さんたちだ。
私がどんなに憧れてももう遅い、
二十代を女性として生きた人たち。

これ、言っても仕方ないんだけど。
できることなら、死んでもいいから20年前にモロッコでもなんでも行って
性転換しちゃえばよかった。
それができないように
お金(=手術の資金)を稼いでためる、ということをできるだけせず、
余計な貯金は決してしないようにした、
そのあおりで
今も浪費しかできなくなっちゃったし。


ばかみたい。

でも、夢の中で私の前の住人のことに気付いた私は、
ほんのりと安心し、ちょっと幸せな気持ちになっていた。
なぜ「安心」できたのかは、ぜんぜんわからない。

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★5・新作UP!

文芸部長・会津里花?!』(←トップ)を「文芸編」と「現実編」に分けました。
(現実編="Jackie's Cure House"は、元の「ミラーサイト?(←自分でもよくわかってなかった(-_-;)」)
んで、そういう「作業」だけじゃなくて新作もUPしたいな、と思ったので
(っていうかバレちゃってる人にはもう読まれてると思うけど(^^;)
冬の浜』という作品をUPしました。
実を言うと、本人が酔いしれていたほど出来の良い作品ではなくて、
たとえば二人称や三人称が不統一だったり、エピソードが中途半端だったり、と
作品としての良し悪しがどうの、という前に「不完全」な作品でした。
なので、できる限り「推敲っていうか手直し」をしてからUPしたんだけど、
やっぱり今いち。
表現しようとした世界は、
後に萩尾望都が『天使の擬態』という作品に描いた海辺のシーンを
髣髴とさせるような情景で、決して悪くはないと思うんだけど……
(っていうか、モー様、なぜ私と並んで走るかのような、
同じところを見ているかのような、
そんな作品ばかり書くのですか? と、問いたくなります(^^;
小1時間ほど問い詰めたい……って、半分は「根拠に欠ける自慢」だけど。
もしかしたら、単に私が萩尾望都から影響を受けすぎてるだけかもしれない……)

他に、『箱を持つ男』という作品が、私の過去の「原案帳」には残っています。
けれど、これ、完結しているバージョンはつまらないし、
面白くなりそうなのは未完成だったりします。
(完成させられないから余計にそう思うのかも)

これは「過去作品集(製本版)」のみにUPするかも。
だって、発表したこと、ないんだもん。
過去にどこかで掲載しちゃったことのある作品はオンラインでもいいけど、
それがないものは、たとえ100円かそこらでも、売価をつけて売る価値があると思うのです。

私、できることなら、作品を売って生活する、
「プロ」の「作家」に、なりたいのです……(;_;)悲願。

そのためには、私の限りある「ネタ」を、
ぜんぶオンラインに「無料」でぶちまけてしまうのは、
さすがにもったいない……なんて言うと、
せっかくオンラインで私の文章を楽しみにしてくれている人がいるとしたら
怒るかもしれません。

でも、私の日記をある程度推敲して似た内容の部分だけつなぎ合わせるだけでも、
あんがい面白い「ネタ話」ぐらいにはなるのでは?
本人には、そこまで「面白い」という自覚はないけど、
割と「ふつうそこまではやらないだろ?!」と思われるようなことをやってるし、
書いてると思う。

私自身が、商品。
品名:「会津里花」。
製造年月日:リアルタイム。
消費期限:私の死後50年。
あ、最後のは間違ってる。
私の著作権を正当に相続した人が著作権から発生する財産権を主張できる期限、でした。

……っていうか。
やーね、年取ると。
自分の死後のことになんか、理屈こねたりして。

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★6・「残神イラスト集」

こんなの見つけた。
イラスト集『残酷な神が支配する』

うう、ほしい……
でも、見るのが怖いような……

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