samahani
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2003年03月03日(月) アメリカ人の夫も好きだったもの

以前この日記で「いいとこの奥さん」という言葉を2度ほど使ったことがあるのだが、それは、私は決して「いいとこの奥さん」ではないし、なりたくもないという意味だった。この近所や日本人の集まるパーティーでも、それらしい(いいとこの奥さん風な)人たちに会うのだけれど、私にとって彼女たちは「ふーん、そういう人も居るのね、そういう思考(嗜好)もあるのね」と感じさせる別世界の人である。

私の思う「いいとこの奥さん」とは、
1.ブランド物が好きで、ブランド物に詳しい
2.化粧が上手で、こぎれいな格好をしている
3.旦那や子どもの学歴や職業が、そのまま自分のステイタスである
4.創作系のお稽古事をしている 
 (シャドーボックス、トールペイント、チャイナペイント、ビーズアクセサリー、料理、陶芸、キルトetc.)
5.自分の作品で自宅をきれいに飾っている
6.物事を批判的に見ることをしない(そのまま素直に受け入れる)
7.自分が男性と対等だとは敢えて思わない
8.夫のことを「主人」と言う
などの条件を充たした人である。

私も過去にシャドーボックスを習っていたことはあるけれど、先生が日本に帰ってしまって解散した今は、自慢じゃないけど1つもあてはまらない。


きょうの日本語のレッスンでのことだ。テキストの中に「こちらは田中さんです」という例文があった。そのとき、生徒の奥さんの方が「こちらは私の husband です」と言いたいのだけど、 husband は日本語でなんと言うの? と訊いた。私は、一瞬迷ったのだけれど、「夫」ですと答えた。そのあとで、そこまで言う必要があるのだろうかとも思いつつ、こう言った。「夫と妻は、純粋に husband と wife を表す言葉だけれど、日本人の奥さんはそれとは別の「主人」という言葉をよく使います。でも、主人というのは master という意味なんです。夫を respect しているからそうなるのでしょうね。けれど私は、言葉の持つ意味を考えたら、絶対に使いたくありません。今まで一度も使ったことはありません」

すると奥さんが、大きく頷いて、「私も絶対に使いたくないワ」と言った。それを横で聞いていた旦那さんが、 respect の単語を聞いたあたりで、「いいねぇ、それ。ボクも主人ってよばれたいねぇ」と ごにょごにょと言っていた(笑)。けれど奥さんの、「そんなの絶対にイヤよ」の一言ですぐに却下されてしまったのである。

そうだったのか、アメリカ人の旦那さんも「主人」って呼ばれたかったのか。きっと、ほのかな憧れだったりしたのねと感じて、もしかしたら私の夫も、私がいいとこの奥さん風に、「主人」と呼んだりすることを もしかしたらもしかして どこかで ほのかーーに 期待していたりなんか しちゃったりするのだろうかと、ほんの少しのチクリとした胸の痛みとともに思ったのだった。






・・・・でも、絶対に嫌だけど。







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