samahani
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2002年12月02日(月) 寝正月と読書三昧な日々

11月28日から12月1日までのサンクスギビングの休日は、アメリカのお正月みたいなものなのだけれど、夫は、前日の27日に4週間の出張から戻ってきたばかりで、今年は去年のようなお誘いもなく、そのうえ、夫が風邪をひいていて、文字通り寝正月 になってしまった。出張の最終日に、翌日は飛行機の出発が早いから荷造りをしておこうと思い、スーツケースの中にパジャマを仕舞い込んで寝たからだそうである。 う〜ん?

夫が帰ってくる前日に、メーリングリストで「本のまとめ売りをします」という投稿をみつけた私は、すぐに返事を出した。なにしろ、300冊で80ドルという格安価格なのだ。1冊、約27セント。こちらで本を買おうと思ったら雑誌でも文庫本でも日本の2倍の金額を支払わなくてはならない。(航空便で送られてくる週刊誌なんて一冊1000円以上もする) 300冊の中にどういう本があるのかは分からないけれど、4分の1くらいでも読みたい本があれば充分だと思い、他の人に先を越されないよう、休みになったらすぐに取りに行きますと書いた。

そこは、車で1時間以上かかる場所だったので夫に運転を頼み、出張から戻った翌日(休みの1日目)に取りに行ったら、風邪がひどくなって夫は寝込んでしまった。なので申し訳なくて、わたしはこれがなければ一日も日が暮れないというパソコンに電源を入れるのを止めた。うちのパソコンは寝室に置いてあるのだ。

・・・というのは、かなり嘘で、単に面白い本を読みふけって、読書三昧だっただけである。

子どもと一緒に、階段の下の床に本をずらーっと並べる作業をした。「あっ、これがあった」とワイワイ言いながら、4箱分を全部だしてみたら、347冊もあった。既に持っている本があったり、同じ本が2冊あったり、これは何人の人の手を渡ってきたのだろうというようなボロボロの本もあったりして、あちゃ〜とも思ったけれど、読みたかった本も何冊もあって、しばらくはこれで私も子どもも楽しめると思うと、80ドルはまあまあいい買い物だった。

一番初めに手にとったのは、この方の日記を読んで、以前から、読んでみたいと思っていた山本文緒の一冊で、「きっと君は泣く」というタイトル。






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どちらも、女性が美しいことについてに触れており、まるで前回の日記に呼応しているみたいで、つくづく日本って国はねぇ・・・と思ったのだった。
(2冊目の方は、時代物なのだけど・・)


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