キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
index|back|next
| 2008年04月22日(火) |
強くありたい。そう強く想う。 |
キミの願いが、私の願いではないとき どうすればいいのか分からなくなる。
自分が嫌になる。
キミの幸せを、心から喜べない。 「キミの幸せ=私の幸せ」 にならないことが、この上なく哀しい。
Jの夢が叶うのなら、Jは東京には来ない。 今の状況から考えると、99%程の確率で Jは東京には来られない。
「絶対に東京に行くから。」 キミはそう言ったのに。 うそつき。 ひねくれものの私はそう思ってしまう。
キミの幸せを願いたい。 けれど、願えば願うほど、私はどんどん孤独になる。
私には分かってた。 彼はこれからどんどん有名になってしまうこと。 私からどんどん遠くなること。 見えていたの。 そう、キミと恋人になる前の、もう、6年ほど前から。 私にはキミの輝く未来が見えた。 Jの作品を愛する人が、この世にどんどん増えること。 私には見えていたの。
キミには夢がある。 その夢がもうすぐ叶おうとしている。 キミはきっと、その夢だけで生きていける。 そうであって欲しい。
「もうJにあたしは必要ないんじゃないかな。」
そう言ったらまた怒られた。 バカじゃないの、って。 キミは私の不安なんて微塵も分からないくせに。
「好きだよ。はるちゃん。」
その声しか今は信じられない。 怖い未来なんて想像したくないのに 暗い未来が私に襲いかかる。
「約束はまだ果たせられないけど はるちゃんと一緒に暮らすのが夢だよ。」
キミは残酷で、それでいて甘い。 この頃は特に。
|