キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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| 2007年11月04日(日) |
キミは笑って、僕にこう言うんだ。 |
Jが私の所まではるばるやって来てくれた。 駅まで迎えに行った。 金曜日の10時過ぎに着いた。 別れ話なんてなかったみたいに、いつもの2人だった。 手を繋いで、家まで帰った。
Jは毎日のインターンで疲れてるみたいで 家に着くなり眠たそうな感じだった。 ぎゅーってしたまま、2人で眠った。
朝目が覚めてくると、Jは必ずベッドではぐをしてくれる。 腕を広げて、おいでーって、してくれる。 その瞬間が大好き。
お昼ごろまでゴロゴロして、 ブランチには、パスタを作ってあげた。 Jはいつもこのパスタを美味しい、美味しいと食べてくれる。 だから頑張って作る。
今日、日曜日はお別れの日で、やっぱり哀しかった。 Jがくれた音楽を部屋で流しながら、 2人でふざけて踊っていた。
こんなに楽しいのに、幸せなのに Jはここで、今ここで私の前で笑っているのに あと数時間でまたお別れしなければならなくて 凄く哀しかった。一緒に居たかった。まだまだずっと。
音楽が鳴り止んで、はぐをした。 私はJの腕の中で泣いてしまった。 Jが、よしよし、と頭を撫でてくれた。
そしてJの見送りをするために駅へ向かった。 ふんぱつして、美味しい中華の夕ご飯を食べた。 結構高かったんだけど、 「たまにだし、いっか!」って、美味しく食べた。 Jは、今まで会った誰よりも美味しくゴハンを食べる。 にこにこしながら、感動しながら食べる。 見てて、凄く面白い。
Jはわりとお金にルーズな方で、 細かいお金とかは、結構私が払っていたりする(-_-) 私の方が年上だけど、お互いバイトもしてないし、大体割カンなんだけど 今日はJが夕ご飯を奢ってくれた。 Jの両親さんが、「美味しいものを食べておいでー」と、お金をくれたらしい。 ほんと、Jの両親さんにはお世話になりっぱなしだな・・・。 ちゃんと恩返ししなくては。
お別れの時間が近づいてきて、私の心はどんどん沈んでいくのだった。 Jはまた前みたいに、 「はるの笑顔が3割減になってるー。」と笑ってた。 「それ前も言われたよ。」と言うと、 「え?そうだっけ?」なんて言ってた。 忘れたんかい。
Jは、この週末は本当に久しぶりの休日だったみたいで (土曜日にも授業などなど・・・色々あったので↑) 「久しぶりに休んだー!美味しいものも食べれたし、来週からまた頑張れそう!」と笑顔で言ってくれた。
久しぶりのお休みなのに、わざわざ遠い私のところまできてくれて 私は本当に嬉しかった。
お別れは本当に哀しかった。 でも、お別れする前に
「充電できたから来週も頑張る。はるも哀しいなんて思わないで 来週からまた頑張れるでしょ?」 と、笑顔で言った。
今まで私はそんな風には考えられたことがなくて、 「また会えなくなるんだ・・・こんなに楽しかったのに。つらいよ。哀しいよ。」 って、思ってた。 でもJは、「楽しかったから、また頑張れる」っていう精神で それが凄く羨ましかった。 私もそうなれたらいいな、と強く思った。
今まで恋は辛いばかりで、会えないときは辛くて辛くて Jはそれを分かってくれなくて、また辛い・・・っていうスパイラルだった。 でも、やっぱり恋をしているなら幸せじゃないと勿体無いなと心底思う。
この週末たくさん幸せだった分、また頑張ろうと思う。
余談だけど
Jは色んな事を、絶対に人に合わせたりしない。 考え方とか、何が食べたいとか、何がしたいとか。 だから私は、Jに殆ど合わせてる。 でもそれが、全然苦痛じゃない。 優柔不断な私だから、私にはJが合ってるんだと思う。 むしろ私は、誰かを、私に合わせてしまうのが申し訳ないと思ってしまう性格だから、 ほんとにJで良かったのかもなー、なんて思う。 もし私の恋人がめちゃ優しい(?)人で、 何がしたい、何が食べたい、どこへ行きたい、を 全部私に合わせてくれたとしたら、私はきっと疲れてしまうんだと思う。
何だかんだ、バランスが取れているのかなと思う。
これからも上手くいくといいな。 Jを嫌いになるっていうビジョンが、今の私には見えない。
別れって、何なんだろう。 別れって、いつ来てしまうものなんだろう。 Jは全然完璧じゃなくって、かっこう良くもなくって、紳士でもないけど それでもJのことが、すっごく好きなんだ。 ちょっとムカ!って思うときがあるけど、実はそのムカ!ってする瞬間に 私はまたJに恋をしている気がする。 私って頭がおかしいのかもしれない。
っていうか恋なんて、病気だから 誰でもおかしくなるんだよね、多分。
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