キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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2006年02月23日(木) 海外からの着信。


また変な電話番号の着信履歴が残ってた。
あ、もしかして。と思った。

数分後また着信。
学校に居たので、研究室から出て声を発するまで時間がかかった。
「何か言ってよ(笑)」
と電話越しから聞こえた。
アメリカからかけてくる、蓮の声だった。

「どした?」

と聞くと、蓮は最近の事について話し始めた。
蓮がいちいち国際電話をかけて、私に連絡してくるというときは決まって何か悩んでいるときで、それは大体恋愛だ。

私は恋愛経験なんかないし、相談を受けても的確なアドバイスが出来る訳ではない。
けれどいつもなぜか相談される。

蓮は色々な人のアドバイスが欲しいのだとも思うし、
私のように自分の事をあまり話さず、おとなしく聞いてくれる奴なら誰でもいいのだとも思う。


「気になってるコと付き合おうか迷ってる。」


そんな相談だった。
不思議と私はショックを受けることも泣く、淡々と話を聞いた。
どうやら気になるコとはもう大分いい関係になってはいて、お互いに自分達の気持ちが分かっているのに、
遠距離になるだろうから、付き合うことを迷ってると言ってた。


蓮は、付き合った場合に不安になる要素をいくつも口に出し、一人で堕ちて行った。私は何度もそんな彼を止めようとした。
でも私も蓮と同じだ。
今、私を客観視しているのと同じ気がした。


「遠距離で付き合う意味がよくわかんないんだよね。何するの・・・?ってかんじだし。」


「別に行動じゃなくて精神的に救われるんじゃない?」


「そうかもしれないけど・・・遠距離できる自信ないかも・・・俺浮気しそうだし(笑)」


「それは最低だね。(笑)」


「付き合ってみて、やっぱりダメで・・・それで傷つけるのも嫌だし・・。でも、好きっていうより、大切って気持ちの方が多い。他の奴にとられたらそりゃぁ嫌だけど、オレを振ってくれたらそれで諦めがついちゃいそう。なんかそれがベストなのかも・・・」



ってお前どんだけネガティブなんだ。





・・・・すごい分かるけど。orz


「なんかね、ネガティブ加減が私と似てるよ。」


と笑って言っておいた。
本当に似ていると思った。
先の不安要素を幾つも考えてしまって、良い事をあまり想像できないようなところが。
客観的に自分を見ているようで、なんだか不思議だった。


蓮が他の人に相談したら、「やめときな。」といわれたらしい。
しかもハッキリと。
そんなアドバイスをする人も居るのだなぁと思った。


「蓮が出すならどんな答えでもいいよ。付き合っても付き合わなくても。蓮が不安に思ってる事を全部彼女に言ってみればいいよ。

ダメって思ってたら、良い事も全部ダメになっちゃうよ。
そんなんでこれからどうするの。(笑)
頑張りなさい。 大丈夫だよ。大丈夫。」


と、言っておいた。
私は何の痛みも無く、確かにそう言ったのだ。
自分でも不思議なくらい、嫉妬は無かったのだ。

「うん。言ってみる。ありがとう。」


「そうだよ。がんばりな。」


「・・・とか言ってお前人のこと言えんの?(笑)」


「うるさいな。(笑)悪いけど私は先に蓮を越すよ。」




嘘だけど。


「はは。(笑)」


「じゃぁ結果が出たら教えてね。どっち(の答え)でもいいから。メールして。」


「分かった。ありがとう。ばいばい。」


「うん、じゃぁね。」





自分で勝手に堕ちて行ってはダメだ。
恋愛には前向きが似合うと思う。

男女関係の親友とか信じてませんが、私と蓮は親友だろうか。

ううん、やっぱり信じない。
私と蓮は友達だ。





ショックは受けていないつもりでも、家に帰ったらどっと疲れた。
疲れてしょうがなかった。
でも大丈夫だった。

今年は色々な事がありそうで少し怖い。
負けない強さと体力が欲しくて欲しくてたまらない。




はるか |MAIL

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