キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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私はJのことをずっと傷つけ続けていたのかもしれない。 今日よく思い知った。馬鹿だった。 私は何も考えていなかったのかもしれない。
この日記に最近よくでてくる人は主に3人。
■都築はるか・・・私。臆病者で傷つきやすい。
■J・・・出合って3年くらいが経った。芸術家になろうとしてるヒト。 すぐに合えない距離に居る。遠いヒト。実は1つ年下。
■蓮・・・高校のときのクラスメイト。何故か本音を言い合える。 Jよりもっともっと遠い異国の地に居る。 電話はいつも向こうから。
どの分野かは言うことができないけれど Jは芸術家になる道を選んだ。 私はそんなJを尊敬していたし、Jには何よりも自信があると思っていた。 作品に対して何度も賞賛したし、凄いね凄いね、と伝えた。
でもJはたくさんの不安を持っていた。 私とは違って才能があるJには、ただ未来に向かっていけば光があると思ってた。
でも違った。
Jにだって不安は抱えきれないくらいあったのだ。
私はちゃんとその部分を見てあげられていたんだろうか? ちゃんと受け止めてあげられていた? 不安を分かち合えていた?
後悔ばかりが私の中によぎって 闇の中に閉じ込められた。
もう頑張って って言わないから 好きなように生きて。 もう凄いね って言わないから ただ心の中で思うだけにするから。
ちゃんと分かってあげたかった。 誰よりも支えてあげたかった。 誰よりも広くありたかった。君に対して。
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