ハニハニィ

2002年11月26日(火) 「なかよし」

失恋した

一世一代の恋だった

もう恋なんてできない

してやるもんか

恋できない病で衰弱死だ

お葬式でみんな泣きながら

あの人を責めてください

「喜与子は、死ぬ最後までアンタのことおもってたんだよ!」って

愛の押し売り最高

もう恋なんてできない

してやるもんか

わんわん泣いて

わーわー叫んで

ついでにヤケ酒したら




吐いた






あーちきしょう!

世の中のラブカップル、滅びろ!!







「お前、バカじゃねーの」

「うっせぇよ、バーカ」

「・・・てめぇ、誰がゲロ始末してやったと思ってんだよ。つーかここをどこだと思ってんだよ」

「・・・エヘv」

「うわ。布団までゲロくせー最悪。オレ、今日寝れねーよ!」

「え、つーか今日泊まるし。アンタ今何時だと思ってんの?深夜1時ですよー?シ・ン・ヤ。わかるアンダスタン?」

「・・・なんか立場逆じゃねーか?」

「ぜんぜん」


ケイゴの部屋だった

ケイゴは、私が唯一仲のいい男で(ただの腐れ縁ともいう)

狭いワンルームに一緒にいても

何も起こらない関係



「てゆーか、オレは最初からやめとけよ〜って思ったわけよ」

「言えよ、それを最初に」

「いわねぇよ、そんな義理ねーし。そもそも言ったら聞くのかよ」

「聞くわけないじゃん」

「だろ?」

「でもいまさら言われてもムカつくー。つーか何でそんな思うのよ。めちゃめちゃいい男なんだから」

「ふられてまでも庇護すんなよ・・・。結局浮気なわけじゃん」

「・・・・・・・(ずーん)もう私、恋なんてしない。アイツのことずーっとずーっと好きでいて、そのまま死んで妖精になるわ・・」

「(意味わかんねぇし・・・)そんなにいい男かー?たとえば?」

「・・・やさしい」

「やさしい男なんていくらでもいんだろ?」

「・・・かっこいい」

「かっこいいか?微妙に足みじけーし。けっこう魚っぽい顔してねー?」

「してねーよ・・・」

「あとは?もうねーの?」

「・・・マメ」

「あ〜確かに。それは認める。(浮気なんてマメじゃないとやってらんねーよ、実際)」

「(あ、なんか悪口考えたな、このやろう)」

「つーかそれだけでいい男?」

「・・・セックスがうまい」

「・・・ぶはっ!!!ついこないだ処女膜貫通したやつがちょーエラそー!!!」

「なっ?!ちょ、テメ、バカ!死ね!!」

「数こなしてねーと、わかるわけねーじゃん、そんなの」

「わかるもん!気持ちよかったし!!!」

「セックスなんて、嫌いなやつとじゃなきゃそれなりに気持ちいいんだよ」

「うっさいなー!!!本当にかっこよかったの!世界一だったの!!!顔も性格もセックスも!!!」

「しまいには、浮気してポイするような男が?」

「・・・・・・・・・・・」


なんだろう

今日のケイゴはとてもムカつく


「やっぱ帰る。どうもご迷惑かけましたー」

「あ、おい。まだムリだろ。ふらついてるし」

「いいの。アンタには関係ない。もう帰る」

「だから無理だって」

「無理じゃない」

「てゆーか終電終わってるし」

「始発待つ」

「寒さで死ねるぞ、今日の気温は」

「それならそれでいいもん」

「オレが悪いだろ。お前に死なれたら夢見が」

「そんなんあたしには関係ない。つーかアンタ本当最悪」

「悪かったって」

「思ってないくせに」

「あ。バレた?」

「!!!」

「あーうそうそ!!マジごめん。マジで誤るからちゃんと寝てろ」


玄関までそんな会話が続いて

靴を履き替えようとした私を

ケイゴが無理やり抱きかかえて布団まで連れてった

といっても、たかが10数メートル





そういえば

アイツとはケンカしたら

いつも私が謝ってばかりだった

理不尽なことにもすべて私 謝ってた

捨てられるのが怖かったから

あんまり好きすぎて

怖かった

嫌われるのが




縋り付いても

失くしてしまったけれど






「・・・好きすぎてもうまくいかないね」

「ん?・・・相手が悪かっただけだろ」

「アンタはないの?」

「何が」

「恋で悩むこと」

「いままさに」

「ふーん」

「(流しやがったし!)(つーか気づいてないし!!)」

「好きな人にもっと好きになってほしいだけなのにな・・・」

「まったくだ」





どの道も間違ってなかったはずなのに

たどり着く先は

ここしかなかったの?

間違ってもなかったけど

正解もなかったのかな



わんわん泣いて

わーわー叫んで




「ねみぃ・・・」

「さっさと寝ちまえ」

「・・・うん」

「そしてさっさと忘れちまえ」

「・・・うん」










失恋した

一世一代の恋だった


でもまた恋するんだろう

だって

私は

恋する

いきものだから

どこかにある

正解めざして


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