語り
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2002年07月09日(火) 来たな、フッ

 フッ、そろそろ来ると思っていたぞ。

 
 必ず対戦する敵の頭上から現れ、
 はでやかに、自己アピールを忘れず
 対戦する敵の神経を意味無く逆撫でし、
 そのわりにへっぽこ、暑いのキライ、
 味方のSOSは「気のせいか」で通過する、

 
 かのキグナス氷河のセリフではありません。

 
 今朝の、今年1番の台風接近ニュースに対する私のキメゼリフであります(※もちろん誰もきいちゃいない)。


 わたしの住む、和歌山県は、台風の通り道、日本列島への玄関。
 今回のデカいやつも、どうやらうちから上がる気配。
   

 だが、最近のわたしのデータによると(※アヤシイ?)
 和歌山から上陸すると、被害が少ない。
  
 沖縄、四国、九州から上がると、風速が衰えないまま上がってくるので、
 まさに天災。
 被害が激しい。
 
 名古屋あたりから上がると、東海の人々は、台風に慣れていない
 と思われ、これも被害が激しい。

 大平洋を渡ってくる間に、多少は勢力が衰える台風。
 かつ、昔から台風の怖さを把握している、
 ワカヤマ県民であるわたしは

 「どうしても日本に上陸せなアカンのなら、和歌山から上がればええ」

 と台風におもっている。


 っていうか、人命に関わる被害を避ける基本は、

 わたし的には、


 「台風のときは、素人は、海と川と山に近付くな、外へ出るな」


 以上 であります。


 たったこれだけが守れなくて、命を散らしている人が如何に多いか。


 台風直前に、ウキウキと、ボードにいって、
 
 台風直後にも、エイホエイホと、ボードにいく、

 うちのアホいとこ(男・29才)のような輩もおるが、

 さすがのアホいとこも、台風上陸の真っ最中は止めてるらしい。

 
 見きわめが肝心であります。
  

 今回こそ、どこもかしこも無事故でありますように。


 ちなみに、うちの母はコワイものなしに見える女傑なのだが、
 台風にはトラウマがあり、台風だけはどうやらコワイようである。

 なので、台風がまもなく接近してくるという瞬間は、
 しおらしくなっている。
 
 「純子、ここにおってな。頼むデ」

 「おってな、って、でていかれへんやんー!こんな風ん中」

 「お母さんこわいわ〜。屋根飛べへんか心配」

 「台風情報ばっかし見てたら余計コワイって。
  こんなときこそ暴れん坊将軍のビデオヨ☆」

 ぽちっと母の録画したビデオをつけるわたし。
 母は、松平健のファンである。
 これで気を紛らわせるのが1番である。
 
 一方、わたしは、自分の部屋で、深夜、NHKの動かない画面で、
 クラシックのゆったり流れる台風情報を見ながらコーヒーを飲む。

 これに妹や父も加わるのが、
 昔からの我が家の台風時のスタイルであるが、

 いまは妹が東京から電話で、

 「もしもし、おねえちゃん?!いま台風そっちいってるやろ?!
  もうすぐ東京来るなあ〜どうしよ〜〜〜」 

 等、ゆってもムダなことを延々と電話してくる。
 それも、通常だったら

 「電話代のムダじゃ!」と

 切っている母のなぐさめになっているようである。  
 
 まあ、とにもかくにも、早く通りすぎて欲しいものであります。


 


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