語り
DiaryINDEXpastwill


2002年03月31日(日) 紫龍、瞬とくれば


 友人氷河は、いないのか?と思うのが 世の常、人の常。

 います。

 きょうこ、という友人です。

 感情表現が派手な、若かかりし中学時代。
 そんな多感な我々の中、あえてポーカーフェイスをモットーとしつつ、オヤジなだじゃれを呟きつづけることに生き甲斐を見い出し、異彩を放っていた女。

 顔は「ダウンタウンの松本人志にそっくり」と定評がある。
 

 それを本人に告げると、ニヤリと笑って、

 「誕生日もちかいんや。松本は9/2のB型、あたしは9/1のB型や」

 と、自慢している。というか、一体なんの自慢になるのか、きょうこ。

 まあ、そういうキャラなので、氷河にされても仕方あるまい。
 っていうか、当時から、我々の氷河のキャラ評価は、

 「アホ」「怪しい」「マニアック」

 という、原則に貫かれていたのである。今振返れば、我ながら、なんという炯眼な中学生だったことだろう。しみじみ。
 
 この原則に乗っ取って、彼女が氷河と称されるゆえんはなにか。

 まず1つめに、「宝のもちぐされ」なところ。
 
 彼女は、当時から誉れも高い、絶対音感の持ち主であった。

 「すべての音が、ドレミファソラシドに聞こえる耳」。音楽を志す人間が羨望してやまない、その耳。

 エレクトーンでは、幼少期から英才教育をうけ、先生の資格を持つゆみ(※友人紫龍)ですら、持ち得てないという、その耳。

 その耳を持ちながら、おまえ、何ゆえ演劇部にはいっとんねん。
 
 その疑問は、我々にとってかれこれ、15年程疑問であった。これからも疑問でありつづけるだろう。付け加えていえば、彼女の現在の職業にも、絶対音感は全く必要無さげである。

 宝のもちぐされ。我々は、あの美貌を誇りながら、へんてこなダンスを踊り、わけのわからん力み台詞で笑いをとる、キグナス氷河を彷佛させながら、そう、彼女を呼ぶ。

 ちなみに、一昨年、その絶対音感を彼女が駆使する姿を、はじめてみる機会が私に訪れた。10数年間、友達でいたが、ほんとにはじめてみた。
 それは、携帯のチャクメロを作成する時である。

 ソーダが、自分の気に入ったメロディーがないので、きょうこに作ってもらいたいと、彼女を呼びつけた。
 わたしの世代だと御存知かもしれないが、懐かしの深夜番組、11PMのテーマ曲。
 「しゃばだばしゃばだば・・・・」という、アレ。
 ソーダのセンスもたいがいだ。そんなソーダにわたしの笑点を小馬鹿にされるいわれはない。 などと、ケンカしていたら、さっそうときょうこがやってきて、あっというまにメロディを解析、あっというまに打ち込もうとした。
 あのわけのわからん、リズムすらとれない、あの11PMのメロディーを。
 
 「おお〜。さすがきょうこ」と、驚嘆の叫びをあげる我々だったが、
 
 ソーダの携帯があまりにも旧式なため(※いまどき単音)、

 和音すらいれられず、結局断念した。

 きょうこ「つーか、単音だけしかないんやったら、最初からそういわんかい!!」

 ソーダ 「ええやんか、その宝のもちぐされの才能、本邦初めて活用してやったんじゃ、ありがたく思え〜〜!」

  純子 「ソーダ、己の携帯の機能の限界、シランかっただけやろ、実は・・・・▼¬ω¬▼」


 つづく 
  
 
 

 


 


ぶな |MAIL