こざる日記
      
          

2006年11月20日(月)   シェーは丹下 

白黒写真の切手に、丹下左膳って書いてあって、
この役者さん誰なんだろうって誰かが言い出したら…

「市川なんとかじゃない?」
「雷蔵?」
「それはゼッタイちがうよ」
「あ、じゃあ、長谷川一夫?」
「ん?うーん…」

違うフロアの人がやってきたので
「○○さん、これ誰だか知ってますか?」
「何か見たことあるな」
「嵐寛寿郎か?」

隣の部屋の人が騒ぎを聞きつけやってきて
「いや、アラカンじゃないな」
「だれ、あらかんって?」
「じゃあ、阪東妻三郎とか?」
「バンツマじゃないだろう」
「どうして、アラカンとかバンツマって略すわけ?」
「ねえ、阪東妻三郎って、中井貴一のお父さんでしょ」
「それは、佐田啓二」

どんどん輪が広がり、
みんなでうんうん考え、
インターネットで調べて
「中村獅童じゃないし…」
「分かった、大河内伝次郎だ!」

「ふーん」
「だれそれ?」
「大河内伝次郎は、略さないの?」

…と、まあ、職場で、大騒ぎだったのです。


この一部始終を大ざるに報告しようと、
「今日ね、会社でね、
 白黒写真の切手に、
 丹下左膳って書いてあってね」

ここまで話したら大ざるが
「大河内伝次郎?」
って、あっさり正解を・・・

「どうして?その切手知ってるの?」
「いやいや、丹下左膳っていったら
 大河内伝次郎に決まってるじゃないか」

お、大ざる、すごいや!
あの議論の場にいたら英雄になれたよ。


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