こざる日記
      
          

2002年06月05日(水)   演芸日記 

講談を聴きに行きました。

心地よいテンポにウットリ。
でもついウトウト。

いかんいかん。

座布団の上で
もぞもぞと足の位置を変えたりなどして
何とか意識を保つ努力。

そーっと周りを見渡すと
他のお客さんも船を漕いでいる。

一番前の席に
「おじさん」ではなく
「先生」と呼ばれるのが似合うような
年配の男性がいた。

この男の人も船を漕いでいる。
あぁ、先生でもやっぱりウトウトしちゃんうんだぁ、
なんて思って見ていると

どたん、とその「先生」が横に倒れた。

「ええっ! なになに? き、救急車!?」

寝ぼけた頭の中でそう思った次の瞬間、
先生は起き上がりこぼしのようにすくっと座り直し
何ごともなかったかのように
また講談を聴き始めたのであります。

・・・アッパレ!

その様子をくすくす笑う客は誰もいず、
講談の先生も気を取られた風でもなく、
またすぐもとの空気に戻りました。

結局2時に始まって終わったのは5時。
途中休憩が入るものの
一人の人が一つのネタをえんえん・・・

誠に貴重な経験でありました。

宝井 馬琴「太閤記より 大徳寺焼香」


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