追憶と忘却と回帰


2002年07月17日(水) ☆18歳0日目。

これでもかというくらいに泣いた日だった。

まず最初は、夜中の12時、今日になった瞬間だった。
メールを出しまくる癖のある僕は、もうこれ以上迷惑かけてはいけないと、その相手にメールを打っていた。
「もう、迷惑かけないようにします。ばいばい。」と。
打っている途中で、メールが来た。
「誕生日おめでとう。これからもよろしく。」
『これからもよろしく』に、泣いた。


学校の休み時間、彼氏の教室へ遊びに行った。
僕は「誕生日おめでとう」という言葉が嫌いだ。
なぜ、誕生日がめでたいのだ!
誕生日は、「1年よくがんばって生きたね。また1年がんばろうね。」の日じゃないのか!僕に「おめでとう」なんて言ったやつはでこピンしてやる!!
などという話を前日にしたので、なにも期待しないで行った。
そうしたら、
「でこぴんされないようにしないとね(笑)」と言い、カバンをさばくり、
「はい。誕生日。プレゼント。」
「…ほえ?」
思わずまぬけな声を出してしまった。
直後、泣きそうになったのは言うまでも無い。


その後で、友人(…と言っていいのだろうか。)に、声をかけられた。
「地田ちゃん、たしか今日お誕生日だよね?おめでとう♪」
誕生日はほとんど他人に教えてないはずだ。
おもわず、「なんで知ってるの…?!」と聞いてしまった。すると。
「はぁ〜?何言ってんの、地田ちゃんと私、3年間同じクラスでしょ!知ってるってば(笑)」
あとから少し泣いた。
「おめでとう」という言葉は嫌いだけど、嬉しかった。


夜。
彼氏と一緒に行く約束をしていたお祭りを、僕の家の門限が早いという理由でキャンセルした。せざるをえなかった。
子供みたいに泣いた。
いや、子供のころより泣いたのかもしれない。
だって、行きたかったんだもん。
すごく行きたかったんだもん。


そんな、18歳0日目。


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水無月 水姫 [MAIL] [HOMEPAGE]
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