嫌いな食べ物「キュウリ」
| 2003年05月02日(金) |
人間は言葉だけじゃない。 |
私が如何しても好きになれない人のタイプの一つのうちに、「人間は言葉だけじゃない」と言いながら我こそはと言葉で人を絡め取る様なタイプだ。
この日記を続けてもう一年以上経つことからも見て取れる様に、私は言葉が好きだ。言葉のコミュニケーションは素敵だと思っている。勿論人間は言葉だけでコミュニケーションをする訳では無いし、表情や其の他諸々から読み取れることも多くある。言ってしまってはいけない言葉も数多い。けれども一方で「言わなくては判らない」ことも多々ある。
所が上記に上げたタイプというのは、実に上手く自分の弱さを隠すものだ。
例えば、私が其の人の行動・言動についてとても憤りを感じ、追及したとする。きっと其の人は「人間は言葉だけじゃない、君は言葉にばかり縛られて言葉で全てを解決させようとする、それは問題だ」と言うだろう。
その考えを理解出来なくは無い。けれども憤りを感じて私が其れを問いただした以上、相手には答える義務があるし、そういった発言をするのは義務を果たした後だ。「言わなくては判らない」行動・言動については「言って判る」ように説明させるように言葉で促していく他は無い。そして、彼(或いは彼女)の言っている事柄は単なる理論のすり替えに過ぎない。
彼(或いは彼女)がそうやって言葉で私の追及から逃れようとする以上、彼が最も「言葉」を必要としている立場であり、また、「言葉」を盾にして逃げ惑っているのだ。
「人間は言葉だけじゃない」と言い、理由について答えたくないのであれば、そういった行動・言動は慎むべきだが、実際問題他人が全く違和感を覚え無いように一生暮らしていく、というのは出来ないだろう。よって、上記一段落目に記述したようなタイプの人間は不可能をもっともらしく格好良く物にしていると思い込んでいるタイプの人間でしかない、と私は思う。
それならば「人間は言葉だけじゃない」が「言葉で返答することも重要である」ということも学んでみては如何だろうか。
さくま