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嫌いな食べ物「キュウリ」


2003年01月20日(月) 審美眼

 今日はヒルトンのケーキバイキングへ行ってきました。

 さて明日はワークショップです。本当に何をするのか分かりませんが、とりあえず助教授が私を押しに押すので(笑)行ってきます。

 で。芝居とやらについて考えてみた。この日記を読んでる人にお芝居好きな人は居るんだろうか。ていうか居るんだろうな。某場所から引き続いて見ていてくれている人なら。ライ○とかね。ヅ○とかね。(笑)あ、2○ゃんが怖いのであんまり非難はしないけど。というよりも別に非難はしないけど。
 因みにライ○のトーマはテレビで見ました。ふぅん、という感じではあったけどそれは客席で見たのなら面白いと思えるんじゃないかと思う。メディアがテレビだとどうしてもドラマの感覚で見てしまうから、それが哀しいなと。そういう意味でHRも志は素晴らしいけど可愛そうだなと思ってしまった。
 さて、私は別にお芝居好きな人は嫌いじゃないです。例えばあの劇団が好き!とかあの劇団の○○さんが好き!とかでも嫌いでは無いです。私だって小説が好きで、三島由紀夫が好きですから一緒です。
 唯、だからと言って、私は三島の小説全部が好きだというわけでは無い。ヘボだと思ったものには友人にも容赦なくヘボい、読む価値も無い、と言います。三島の文体が好きだ、けれど読むからには「三島の小説」というよりも「小説」という概念で読むべきだと思う。そうしないと単に三島が好きなだけで三島の文学や小説が好きだなんて言えないんじゃないか?というのが私の持論。
 私の周りにもお芝居好きな人が何人か居ます。幸せにも彼女たちは「○○さんが好き!でも○○さんはなんとかっていうお芝居に出ていたけどそのお芝居はとんでもなくヘボだった!」と言える人たちです。彼女たちは○○さんという人のファンではあるけれども、悪い芝居は悪いと批判することが出来る。素晴らしいと思う。
 居ますよね。お芝居を見に行っているのか、その人を見に行っているのか、分からなくなっている人って。あの人今笑った!とか手を振った!とか、お芝居と全く関係ないものを期待して、それだけの為にお芝居を見に行く人。そして、趣味は?と聞かれて、芝居鑑賞、と答えてしまう人。貴方それは違うでしょう。貴方のそれは人物鑑賞ですよ、というような人。あの人が出てるお芝居は(芝居の良し悪しに関係なく)素晴らしい、と言ってしまうような人。
 残念ながら私はそういうの理解出来ない性質なので、可愛そうにと思ってしまうのです。そういう人たちは審美眼が失われてしまっているし、そういう人たちがファンで多ければ多いほど、その劇団がお芝居の良し悪しの判断が付きにくくなってしまうのでは?どうなんでしょうかね。
 嗚呼、今回はお芝居、劇団、についてとりあげて書いてみましたが、これは別段お芝居だから、とかの話じゃありません。何についてでもそうだと思います。音楽、アート、文学等々。一例としてお芝居を挙げてみました。

 そういう意味で、お芝居には実は興味は無きにしも在らずなのですが、何せ話を聞いていると上記のような方が多い場合が劇団には多いらしく。そういう人たちに紛れてこんなフラリ立ち寄ってみました、みたいな私が居ても良いんだろうか…。という疎外感から何となく腰が重くなってしまっています。外から見ている者の偏見だったら嬉しいな。


さくま