hiroの日記

2001年11月08日(木) 大切。

あの頃は友達が大好きで大切で失いたくないって思った。
でも学校を一歩出てしまえば相手が何をしてるのか、まったくわからなかった。「卒業してもずっと友達でいようね」
この言葉を何度繰り返したのだろう?

結構切ないことにそれぞれの道を歩んで行けば
自然とばらばらになってしまった。

だから自分には信頼できる友達なんかいないって思ってた。

ある日部屋の掃除をしているときにたくさんの手紙が出てきた。
高校時代に書かれたもので授業中とかにかかれたもの。
懐かしい思いで読み返してみることにした。

それは大好きだった仲間からの他愛もない手紙。
そのときのあたしは多分つらくて苦しかったんだと思う。
友達からの励ましの手紙。

今はもう会うこともないけれど、
そこにはあたしを本気で心配して励ましてくれる
愛情がこめられてた。

とめどなく涙が流れてきて。
一人部屋の片付けも忘れて手紙を読み続けていた。

今はそれぞれの道を歩んでいるけど、
こうやって何かの形でそれぞれの励ましになってることをしった。
離れてても、もう会うこともなくても
あのときの時間は決して無駄ではなく
友情も決して軽薄なものでもなく
それぞれの心のどこかにあってふとした拍子に自分の支えや、
励ましになる大切なものなんだと思う。

あたしは手紙を小箱にしまい掃除を続けた。

なんだか幸せを感じた昼過ぎでした。




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