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2003年05月19日(月)
今日の出来はまずまず。 相変わらず、台詞を間違えたけど、 それほど慌てずに処理できた。
相方とその友人、昼間のバイト先の人々も 観に来てくれて、劇場はほぼ満席。 芝居はかなりよい出来だったけれど、 終わる直前の独白部分で一人の役者が 今までしたことのない芝居をした。 つまり、演出家と相談して決めた段取りを 守らなかったわけだ。
役者としては時には気持ちが入りすぎて 芝居が変わることもあるので、僕は気にはしなかった。 しかし、終演後、演出家は嵐のように ドレスルームに駆け込み、その役者と話していた。 彼女にしてみれば、信じられない行為だったらしい。 これで今後の雰囲気が悪くなるのは必死、 やっと気が乗ってきたのに、かなり残念だ。 事なかれ主義、根性なしである僕としては うまく話がまとまってくれることを祈るばかりだ。 まあ、正直、今回に関してはその役者が 悪かったといわざるを得ない。
さて、こちらの舞台では、新聞、雑誌に載る批評 は芝居の成功に大きな影響を持つ。 約三週間の公演なので、最初の週に批評家を呼んで 次の週には記事を掲載、それが好意的なものであれば 観客数はぐんと増える。 昨日までは、プレビューだったので プレスは一切なし、この水曜日には いよいよ批評も招待される。
以前にも書いたけど、NY TIMESに記事が載ることは ある種のステイタスだ。しかも、それがよい物であれば その効果は絶大。まあ、このシステムはよい点もあり、 悪い点もある。批評家が気に入らなければ、 たとえブロードウェイのショウでも2週間で 閉まってしまうこともある。 たとえそれがすばらしい舞台であってもだ。
今日はこれからCMの撮影。 なんと、Tavern On The Greenでの撮影らしい。 このレストランはセントラルパークにある高級レストラン。 ついでに食事もくれないかなあ。
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