甘い煙
頭出し巻戻し早送り


2020年03月27日(金) これから

先月あのこが引っ越しをした。
それにより、私があのこの家に行けるようになった。
今までは、お部屋の事情により行けなかったの。
私は元々自分の部屋に人を入れるのが得意ではない方なので、彼の新しい部屋にガンガン行ってしまう。一緒にいる時間は増えた。とはいえ、私の部屋からも職場からも比較的遠いので、入り浸ってはいない。
いいと思う、それで。
彼との未来は相変わらずわからない。
好きだし一緒にいて楽しく幸せを感じるけれど。
うん。

このところ親のことで更にいろいろあって。
人には話しにくいと感じてしまう事情なのと、まだ手探りな状況なのとで、彼にも詳しいことは話さないでいた。
でも、一昨日、もう話さないとしんどいなと不意に限界を感じて打ち明けた。
話を聴いてくれた彼に「亜子さんはいずれ実家に戻らないといけないの?」と訊かれて、正直に「今のところ考えてはいない」と答えた。
今のところ帰るつもりはないし、私はもしもを考えるのが苦手で、実際に事が起きないと考えられないタイプなんだ。

もし帰ることになったらどうする?とは訊けなかった。
訊いておいた方がいいな。
訊けるかな。ちょっとこわい。






亜子 |MAIL