甘い煙
頭出し巻戻し早送り


2016年07月31日(日) 存外に緩やかに

7月は、奇跡的に一緒に帰って、一歩踏み込んで現実を知って、それからずっと挨拶だけで。
といっても空気感は良くて、ただ話す機会がなかっただけで。

そして31日の今日。
夜まであのひとがいた。姿は見えるけれど遠い、向こう側の席。
仕事が終わる頃に挨拶できたから、うむうむ良かったな、と思っていた。

少しあとにもう一度近くなって、挨拶はもうさっきしたので、にっこり会釈を交わしてすれ違うのみ。
のつもりだったのに、話しかけられた気がして振り向いたら、こっちを見ていた。

なに?私と話したいの?距離を縮めたいの?
でも私が、◯◯したい!とか楽しそう!とか言っても、「うん、するといいよ!」みたいなお返事だし(笑)
押されたいのかな。
押さないよ。

最後の仕事が長引いちゃいそうだなぁ、と言うので、大変ですね、と返して、間。
話しちゃおう、話していいよね、と、くるくるっとわいてきた衝動をつかまえて、そのまま話を続けてみた。ずっと話したかったことをやっと話せたよ。

話したかったことを話した流れで、またあのひととの共通点が見つかった。
どうなることかと思ったけれど、割と穏やかな7月だったな。
今度話せるときが楽しみ。




亜子 |MAIL