甘い煙
頭出し|巻戻し|早送り
今日は会えなかったけれど、街でやたら声をかけられる日だった。 普段は、声をかけてくる人たちがいる場所自体にあまり行かないから、余計うっとおしく感じられる。 「あー!」って友達に久々に会ったかのように近づいてきたおねえさんもいたけど、その手には乗りません。 私には金髪のギャルちっくな友達はいませんし・・・。
季一さんに声をかけられた時、よく応じたと思う。 予定まで少し時間があいていて、小腹が空いていて、どこかで食べていこうかなんていうことを、そこはかとなく考えながら歩いていた時だった。 そうやって、余裕をもって軽い考え事をしている時でなかったら、ほぼ確実に返事をしなかっただろう。 振り向くこともなく、立ち止まることもなく、目を合わせないようにして、何事もなかったかのように歩き続けたと思われ。 ある意味ぼんやりしていたから、ふいをつかれたの。 びっくりしたもん。つい返事をして振り向いてしまった。
今日声をかけてきた人たちのほとんどは、存在を無視していたら、はじめの「すいません」とか「ちょっといいですか」以外の言葉を発せずに離れていったけど、駅で声をかけてきたおにいさんは、「すいません、原宿の、」まで言って、去って行った。
原宿のなんだったんだろう・・・・・。 ちょっと気になる。 言うならキリのいいところまで言ってよ。
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