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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2008年11月09日(日)
結局はいつも及び腰なんだって。


数年後に読み返して判らない仕様の内面世界。

真摯も我儘も、とても似ているから、自分の中だけの理由付けで納得していながらも、相手にされない事は多くて、それでも構わないと思っているのに、何処かで疎外感を感じもする、という身勝手。
結局やらない為の言い訳がましいから、これ以上弁解したくない。まるで恨み言のように捉えられてしまうから、本当はそんな問題じゃなくて、等価交換とか、対価を求めている、そんな感じなのだけれど。
それでも引き摺っているだけなら、その内ただの愚かさの象徴として詰られるのだろうし、何処までが許容される範囲なのかは、長さではなく当時そのものにある。同じだけを交換してみたところで、今更と白眼視されるなら、やってみろとも思うし、御尤もとも、思いはする。

でも多分とても狭いこの心では、自分より下だと有り得ないその設定をそれでも感じた瞬間、そいつにきっと生存権を与えられないから、自分が最も堕落していなくちゃ。


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