原初

羅列 回帰



―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2008年06月14日(土)
月が夜に食われるその日に。


デンドロデンドロデンドロバテス。別に妖怪とかが出て来そうな効果音ではありません念の為。一人心の中で千川祭りです。千川フィーバーです。嗚呼畜生ヤドクガエルめ!
ピカレスクとシティーハンターの中間のような。いやごめん対比するのがジャンルと作品っておかしいだろ。でもま、妥当じゃね? ヨルムンガルドという漫画もピカレスクの位置付けですが、それより単純明快な、まさに必殺仕事人? 嗚呼、これは的を射たりやも。尤も自分はパチンコでしか此方存じないんですが(爆)。
そんな感じで、他に買う方法があるのだからどうしても欲しいやつだけ厳選ね! 厳選! と我が心に命じて蔦で買ってきたものをラインナップ。あ、因みにこの間のアニメイトでの買いはもう触れない事にしようと思います。一度に買う量を考えて行動して下さいおれ。最早覚えてn(略)

デンドロバテス4
だからつまりデンドロデンドロです。個人的に徐々に徐々に、親睦している婦警さんが素敵。いやこういう、なんともはやな位置付けの存在と言うのは結構苦手だったりするのですが(彼女の性格もあるやも知れませんが)概ね好意的に受け入れられるのは結構意外です。でもまぁ多分あれだよね、何も知らないままか知ってもどうせ置き去り的フラグだよね。

神の雫16
チーム混合というのはいつの時代もいいものですね。自分のパートナーの好さに気が付くか敵の意外な好さに気が付くか、方向性は色々ありますがインテリ野獣遠峰たん(定着しそうに無いネーミングセンス)に呑まれかけている雅さんが、若干お前雫に期待しちゃ駄目だよとか笑いつつ、でもなんていうか、例え食われても流れとしてしょうがないよな、そんな具合でいい感じに獲物ですw
ところで一応兄弟で通っている主役二人ですが、確か一巻とかで書面上だけのとか言われてますが、え、普通に兄弟なんでしょどうせ? この辺は公然のネタバレというかまぁ所詮推察なんですが。今巻での流れを見るに、中々遠峰マザーはお素敵なようですww

ワールドエンブリオ4
核心であろう回想が青春いちゃいちゃイベントで軽く鳥肌が立った人。いやいやいやいいんですがね。思い入れの割に思い込みのような、肥大化した美化なんかなとか(酷い事言うなよ)、一、二巻でやたらと自分が惹き込まれたのは故人の魅力だったのかなぁ、とか。
あ、でも三巻での正体バレ(には結局至らなかった?)イベントは大変美味しかったです。本当にありがとう御座いました。

その向こうの向こう側6(完)
……え、あれ、ヴィリッドは? あ、そう、終わりっすか。
うわあああああんそんなもうちょっとなんか無いのか!!? そんな消化不良気味です。別に何が欠けているとかじゃなくて、纏まってはいると思うのだけれど、なんていうか、消化不良です。気味じゃなくなったよ。
二葉が帰るのも判る。キアラの願いもわかる。且つ、二つの世界の差も理解出来るし、出来れば具体的にどんな風になっていくのか見たかったけど、秘密って言うならうん、まぁ?(既に納得していないじゃないか)
ごめん嘘ですそこも交えて欲しかった。ベルベルさんの正体についてもっと迫って欲しかった。ていうか単純にすきだったから余す事無くやって欲しかっただけなのだけれど、後一巻分くらいならやったって蛇足にならなかったんじゃないのかなぁ。うううあああああ消化不良。

ユウタイノヴァ2(完)
あれ、こっちもですか。まぁ、まだ上記の向こうの向こう程思い入れなかったので泣き叫ばずに済みましたが、えー、それこそまほろさんの正体とか、やりましょうよ。想像に任せるタイプが悉く駄目ですねこいつ。

アブアビ2(完)
帯なんかのパッケージからしてどうやら完結らしいと悟ると、同時に二巻とかで終わりって大概打ち切りだよなーなんてジャンプの弊害か(夜道で刺されるぞ)邪推が持ち上がる訳ですが。でもほら、ユウタイノヴァだってそうだったじゃん!
確かに話数は短いですがきちんと終わっているように見受けられたので、例え途中だったのだとしてもこーいうのなら全然納得。但し個人的に世界観は好みだったのでもっと、という我儘はあります。

デススイーパー2
読んでる途中で御飯を食べてその後普通にまた読み始めたら兄上様にお前の神経が窺えないともの申されました。ハエとかそっち系の乱発シーンはちょいちょい泣きますが腐敗は平気ですえっへん。嗚呼キモイキモイキモイそっちのがだいぶキモイ。
広く知られていない分職業紹介的な面は続いていますが、同時に現実生活との齟齬が少しずつ画かれて、そろそろ夢から覚めなさいとかそういう展開になるのかなぁなんてぼんやり。
個人的に、それこそキザな決め台詞にも成り得るのに表情が凄まじい事もあってか女性受けしていなかったシーンが、重要なのかそうでないのか兎も角皮肉たっぷりで素敵。

サイコバスターズ6
なんだかスピード展開に感じるのは気のせいでしょうか。全体的におざなりになっている、ってまぁあくまで個人的印象です。幾つかあるクライマックスの一つと呼んで差し支えないような戦いも、猛丸とか程じっくり画かれてないように思えて。後、後続がいつの間にそんな和気藹々になったのかと。
仲間仲間しているのはすきですが、なんていうか展開上の都合だったり丁寧に書かれていない(と感じる)と逆に辟易してしまう駄目な読者です。別に事が大きくなっていくのはいいんですが、行動や言葉の一つ一つが胡散臭く取れちゃうんだよなー。


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