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戯 言ノ源
―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2004年11月05日(金) ■
やがて風化するものとて。

日記でこういう事を書くのもどうかと思ったけれど、気になったので一つ。
また時事問題なんですが。


人質にされてしまった某さんの、ご家族の元に誹謗中傷の類が届くそうで。
ニュースでやる程だからよっぽどなのかは知りませんが、
どことなくそうなると予想していたのはきっと私だけではないんでしょうな。
入国動機や行動が、軽率であるとはもう何遍も聞いた事。
素知らぬ他人の私もそう思ったし、聞いただけではそんな感想を抱くのが限度。
実際にその方が何を思い何を望んでいたかなど量る事は難しく、
誰かにはどうでもいい理由がその方には重大だったのかもしれない。
事の顛末を考えて、予想出来得る結末に至ってしまったのは、
バカだ、と言われるかもしれない。
されど現実、死人に口無し。
ましてそのご家族にその思いを今伝えると言うのはどうだろう。
確かに人はいつでも死ぬものだし、その中ではあまりにお粗末な最期を遂げたと、
人は言うかもしれない。
しかし己の子供や親族がそうなった場合、
その念と共に深い悲しみを抱くのが家族ではないだろうか。
少なくとも私はそうであると思いたい。
そこへの配慮を忘れ、見も知らぬ他人が冷たい批判を下す権利は何処にあるのだろうか。
多少世間を騒がしたという意味では、その批判を理解出来ないとは言わない。
しかし分別というものは無いだろうか。
既に亡くなってしまった方を罵倒するのが正しい?
その家族に対して悪口雑言を吐くのは間違っていないと?
無論全ての人がそうであるとは言わない。
某方に対して今そのような事を言ってもいい人間が
いるのかもしれないし、それは私には窺い知れぬ事。
だがしかしその大方はテレビなどのメディアから情報を受け取り、
勝手を言っているただの他人。
心無いメッセージをわざわざご家族の元に届けているという中に、
世間で大人と呼ばれる存在も多い事だろうと思うのですが。
何故その批判を心の内に留めて置く事が出来なかったのだろう。
せめて、では何故今か? もう一時くらい待てはしなかったのか。
時が経てばいいという問題ではなく、同じ人だと言うなら心情を汲み取るべきだと。
私とて亡き方に多少の疑問を抱かなかった訳ではないですが、
その気持ちをご家族にわざわざ言って、気分を害させようとは思わない。
そのご家族に恨み持ってないですしね。

まぁ、そう思ったただの若造なんですけれど。


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