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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2004年06月24日(木)
師匠と弟子。対決の行方に。

シショーとドモンの戦いは、見ていて色々感じるんですけど。
何を一番思うって、やっぱりドモンは未熟なんですよね。
青いからこそまた、人類も自然の一つだと言い張れるのだろうけれど。
どうしても解せないのは、

何故彼は師匠の手を払ってしまったのだろうか

と言う事。
拳を、魂を交えた死闘の中、一度だけ堅く握ったその掌を、開いてそっと重ねようとしていたのに。
受け入れないで、拒んで払ってしまった。そこに到るまでの、師匠の心も知らずに。
私自身熱血主人公とか特撮でいう赤タイプとか苦手なのもあるんだろうけれども、
もし彼が。
もし彼が主人公じゃなかったら。
…とは言わずとも、
もう少し物分りが良かったなら。
周りを見渡せていたなら。
きっとこんな事にはならなかったのだろうと。
もっと、いい未来があったのではないかと。
思ってしまうのは、私がキョウジさんやシショーを好きだからだろうか。
いいんですけどね。それもまたドモンの魅力の一つであり、だからこそシャッフルの皆も戦いに潜む楽しさを覚えた。

あーでもなぁ……キョウジさんやシショーの辺りは、本当……


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