“酩酊者は迷走する”...datenshi

 

 

うひょえ何だよそりゃ - 2003年01月21日(火)

「漬け物が食いたい」

先ほどそう思い立ったので、近所のコンビニまで

買いに行くことにした。

実は、今朝から喉が少し痛かったのにも関わらず、

クルマを運転中に異様に眠かったため、

とりあえず思いつく歌をエンドレスで歌ってしまって、

更に喉が痛くなったので、

煙草を吸わないでいたし、じゃあついでだから

煙草止めちまうか、せっかくだし。

と、先ほどまではそう思っていたのだが、

そこのコンビニには煙草売り場もきちんとあって、

漬け物だけ買うつもりが煙草もうっかり買いそうになるのだった。


だが、なんとか煙草は買わずに済み、その代わりに

これまた先ほど飲み干してしまった烏龍茶も買う。

とまあそれは兎も角も、漬け物を無事購入できた。

某ピ○○ルス社のものだ。

見ると、メインは白菜 いやその殆どが白菜の白い方で覆われている。

白菜は先端部の柔らかいところの方が好きなのに。

まあそれはまだ許容範囲だ。とにかく、早速白飯の上に乗せて食う。

ひと思いに ガブリ と白菜の白い方を囓る。




ハテ?



違う。



何かが圧倒的に違うのだ。

今までの人生で記憶と追憶からなるワタクシの味覚では、

漬け物の中でもこと浅漬けに関するイメージは出来上がっているはずだ。

それなのに、それらの記憶にも追憶にも引っかからない

不思議な味覚に襲われたのだった。




酸っぱいのだ。



ピクルスの代わりに白菜(の、しかも白い方)が入っているような風情。

まあ確かに某ピ○○ルス社の製品だから、これでも良いのか・・・・



いや、良くない。断じて。


昆布の風味はどこ行った?

醤油とミラクルフィットするあの程よい酸味はどこ行った?

みんなどこへ行った? 

気分は昨年暮れの紅白で何故か黒部トンネルの中で

若干歌詞を間違えつつ熱唱する中島みゆきのようだ。


おかしい。全てがおかしすぎる。

囚われの身となった白菜姫が、

酢酸カーミン溶液の中で拷問を受けている姿を想像する。

まことにしおらしい。マリオでなくても助けたくもなるところだ。



だいたいにおいて、醤油と合わない浅漬けなんてものが

あり得るのだろうか?


いや、あり得ない。絶対。




ということで、あまりにも愕然とも憤然ともしたので、

西友まで足を延ばし「ちゃんとした」漬け物を買ったのだった。



...




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