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2008年08月07日(木)  昭和


今日のサッカーのことではいろいろ思うとこがあるのですが、
赤塚不二夫先生について触れておこうと思います。
なんとなく「先生」をつけないと許されないような雰囲気なので「先生」と呼びます。
でも自分にとっての関係性があまりに少ないので先生と呼ぶには違和感があるんだ、
でも今呼び捨てにする勇気がない。

わたし世代だと赤塚漫画を通過していたりしていなかったり
(ラジバンダリとはあえて言わない!)
あまり覚えていないのですが、おそ松くんはTVでやってたような気がします。
しかし、うちはハイソな教育家庭でもないのに、
子供にあまりテレビを見せない方針だった。
ゆえに子供時代の流行のアニメ番組をほとんど見ていなのです。
(全員集合だけは親が好きだったから見てもオッケーだった。)
なので、バカボンと、おそ松くんは大学時代に単行本を読みました。
わたしは普通の人が通ってくる道を意外と通っていないのですが
(スターウォーズしかり、バックトゥザフューチャーしかり、インディージョーンズしかり・・・
未だに興味ないから見ていない。ディズニーシーにも行ってない。)
バカボンはここで触れておかないとちゃんとした大人になれない!と危機を感じて
義務教育のために大学生にもなっ読みあさったんです。

大人になってから読んでいるので
既に「しぇー!」とか「これでいいのだ!」とかもう馴染んでしまっていて
はじめて目にした感動みたいなものは味わえなかったんですが、
単純にくだらなくておもしろかった。
当時を思うと、あれが受け入れられたのは相当な衝撃であったことが伺えます。
度々この日記でも書くのですが、
バカボンの18巻の手の話がシュールでぞわっとします。
ああいう話も書いちゃうんだから赤塚先生って未知だよ。

「トキワ荘」すげーな、って改めて思います。
今そんな存在ってないだろう。
漫画家が社会に影響を及ぼしたり、文化を構築したり
昭和の娯楽ってすげーなと思う。
ドリフもクレイジーキャッツも青島も。
昭和のパワーがすごいんだ。
わたしが生まれたときには、ほとんどのものが揃ってしまっていて
目新しいものが生まれることは皆無に近い。
平成の薄っぺらさにがっかりするのです。
わたしは昭和のが生きやすかった・・・・(おまえいくつだよ)
でもよく考えてみると、
わたしが今の時代についてゆけない寂しさを感じるのって、
はじめて目にする「しぇー!」とかドリフに「くだらない」とか思ってしまった
アタマの硬い人間と同じってことかしら。
いやそれとはちょっと違うか。

赤塚先生、タモさんを生んでくれてありがとう。
ご冥福をお祈りします。



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