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2006年09月13日(水)  常連になる


ラーメン話を書いたところ、反響があったので
「食」をテーマに書こうと思う。

今日は「常連」になる、をテーマに。
そう、常連。ワタシの憧れの常連。
会社員時代より、ひとりでプラッと立ち寄れる飲み屋を開拓するぞ!と意気込んでいたのだが
なかなかひとりで飲み屋に入ることは勇気の入ったことで
結局一度も成就したことがない。
ドラマの見すぎだろうか?よく主人公の女がマスターに「いつもの」とか言いながら
恋や仕事のグチを聞いてもらうのである、アレやってみたい!
と誰しもが思ったのではないだろうか。
しかし、実際、マスターに自分のことを話せるか?と言うと、
かなり恥ずかしいと思うけど。

そんなわたしが不思議なもので、いつのまにか「常連さん」に成り上がっていた店がある。

とある小さな町の赤提灯の居酒屋というか小料理屋。
ワタシが会社員時代によくお世話になっていたお店だ。
居酒屋だったが、ランチタイムに定食を600円で出しているというコストパフォーマンスと、
それ以上に確かな味にとりこになっていた唐揚げ定食。
あまりに味がよいので、会社ぐるみで利用させてもらっていた。
忘新年会や、歓送迎会などにも毎年使わせてもらっていたくらいだ。
とにかくここの唐揚げは今まで食べた中でいちばんうまかったのだから。

会社移転とワタシの退職で、
いつのまにかお店から遠ざかっていたのだが
昨年ふと、「あそこの唐揚げ食べたいな」と思い立ち、
大の唐揚げ好きの相方を誘ってひっさしぶりに訪ねたところ、
なんと大将はワタシのことを覚えていた。
「もしかして○○○さん(会社名)にいた子でしょ?」思わぬ一言にびっくり!
覚えていてくれたんだ!という感動&時は経っても相変わらずうますぎる唐揚げ定食に
またしてもワタシはとりこに。ついでに相方も大ファンになってしまった。
それからと言うもの、2、3ヶ月に一度は訪れるようになった。
ドラマのようにカウンターで大将に人生相談なんかはしないけど
さりげない会話だったり、大将のつまらないギャグも好きだし、
なによりサービスしてもらえてしまうのだ。
居酒屋だというのに、夜訪れていながら酒を飲まず、唐揚げ定食ばかり食べているのだけれど
食後にメロン出してくれたりミカン出してくれたり、
この前はアイス出してくれた。
飲んでないのにすみません・・・という思いだがありがたくいただく。
うーむ、常連ならでは。
優越感に浸る至福のとき。

そういえば、この前大将に、相方がトイレに行ってる隙に
「旦那さん?」と聞かれた。
「あー、まだです」
とっさにワタシの口から出たセリフにダメ出ししたい。
こんなようでは、カウンターで魔性の女を演じられないではないか。

いつか、ワタシがなにかの拍子で有名になったとして、←ありえない
ぴったんこカンカンみたいな番組で ←このへんが超庶民
ゆかりの地を巡ることになったら
「行きつけ」「常連」などという単語をふんだんに使って
絶対紹介したいお店。



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