T S U B O n i k k i
日 記 I N D E X P A S T W I L L

HOME Rahmens MASK de FOOTBALL LINK



2004年03月14日(日)  ガイジンとワタシ


退職事が一段落したので(てゆーか、部屋の床が抜けそうなくらいの荷物の量!)
4月からワタシがスタートさせる第2の生活にやっと目を向けられそうです。
そう、英語でございます。
前々から英語を習うとき・め・た♪(セインの歌)と公言してきましたが、
Why?ってハナシですよね?
そうなのよ、べつにこれと言った目的はないのだけれど、
英語くらいしゃべれないとマズイだろう、と思っただけなのだ。
というのも、自分の友達がけっこう英語話せるもんだから影響を受けたわけ。
同じように歳をとっておきながら、どこでどう間違ったのでしょう?
彼女たちは仕事でも英語を使うレベルなのです。
果たしてワタシが英語を話せたとして、どこでどう活かせばよいのか見当もつかないが
話せた方がよいに決まっている!


で、オーストラリア旅立ち前日に英会話教室のクラス分けのテストを受けてきた。
なんでそんな旅前の忙しいときに?って思い立ったら行動しないとすぐ冷めちゃうからです。
テストの内容は、外人講師によるインタビュー30分とリスニング30分。


まず、インタビューからだったのだが、
インタビューってなに?アタシに何か質問を?
ドキドキしながらリラックスできるようにかソファーでインタビューが始まるのです。
ここにはアタシとこのガイジンしかいないんだわ。
「ハーワーユー?」で、出た〜ッッッ!イチイチびくつくワタシ。
「ハーワーユー・・・エンジュ〜(アンドユー)?」うっわー教科書どおりに応えてるよ、自分!
で、マイネームイズ誰それとか始まって、彼の名前なんか覚えてねーってば。
何で英語を習おうとしたのか?と問われるわなぁ?やっぱりそれ聞かれるんだーと思いつつ、
質問されてる内容はほとんど理解できるのに、英語で応えることができないもどかしさ!
おまけに予想はしていた質問だったので、
なんとなく頭ん中で組み立ててきた英語があったんだけど
緊張でぶっ飛び、テキトーに言っちゃえばよかったのに、
『友達が英語を話せるので羨ましくて』みたいなことを言おうと四苦八苦して
「マイフレンズ スピーク イングリッシュ ベリー ウェル。
バット アイ キャント スピーク イングリッシュ。」だからぁ〜???
ってとこで何て言っていいのかわからず
「アイ・・・アイ・・・ ウォント スピーク イングリッシュ ライク マイフレンズ。」
とか言ってしまったが伝わった様子。
更に「海外へ行ったことがありますか?」と言われ、
明日からオーストラリア行くんだぜ!と言いたいところだが
めんどくさいことになりかねないので、
「ホンコン」とだけ言いまして。
彼も香港言ったことがあるらしく「おー」とか盛り上がった風だったけど、
アタシは次に何訊かれるんだか気が気じゃなくって。
「香港は何日間行って来たの?」「スリーデイズ」
「楽しかった?」「イエス」
ここまではよかったんだけど、
「何が楽しかったの?」ってガイジンってこういうとこすーぐ突っ込んでこないか?
楽しいに理由などねー!質問内容はわかっていたけど、
時間稼ぎで「パードゥン?」などと聞き返してみたら、
「香港で何してたの?」なんて、何もしてねーよぅ!
ましてや行ったというだけでコレという観光地にも行ってるけど
場所の名前とか思い出せないし・・・
そこでアタシの口から出た言葉が「・・・アイライクチャイニーズフード。」
・・・あぁ先が思いやられます。
そうなのよ、香港でオイシイ中華をいっぱい食べたと言いたかったが為に!
しかしこれじゃ『私は中華が好きです』だけじゃん?だからどーしたのか?言えてないじゃん?
「アイ・・・イート、イート、イート、イート!」(失笑!こんなにしゃべれないなんて!)
こんなカンジで和やかにテストは進みまして。
他には「趣味は?」「リスニングミュージック」「どんな?」「ロックミュージック」
「好きなミュージシャンいるの?」言いたいバンドはいろいろあるが、
ここは洋楽を言っておくべきではなかろうか?ということで、
「レディオヘッド」と応えましたら、「オー!レディオヘッド!」と一瞬通じました!
しかしその直後に「アメリカですか?」と訊かれ・・・こいつ知らねぇ・・・と悟りました。
「UK」だよ!
「コンサートも行くの?」「イエス」(生き甲斐です、と言いたかったが)
「コンサートはどれくらい行くの?」
あぁ〜・・・そーねぇ・・・少なく見積もって年5回くらいなんだけど・・・
『頻度』ってどうやって英語で言うんだ?
「ワン イヤー で、 アバウト ファイブ タイムス」・・・
伝える術がなくて『で』なんて入れちゃったよー。
でもこれが伝わるんだ。
「オー!ファイブタイムス?!(行ってるね〜!)」という驚きのニュアンス。
こっちは訊かれている内容はほぼ理解できてしまうので
変なこと訊いてこないでよねーと思っていたら、
「レディオヘッドは何回観たの?」「1回」
そう、好きとは言っているけどそんなに頻繁に来日しないので1度しか観たことはない。
「じゃぁ、他にも好きなミュージシャンいるの?」
と、言われてそりゃーいますが・・・
一貫性を持たせるためUK統一で有名どころを応えることにした。
「プライマルスクリーム、アンダーワールド、ケミカルブラザーズ・・・」
プライマルしか通じなかったけど、まぁそれはそれでよし。
結果いろんなやりとりをしたように思うが、最後に「僕に質問ある?」とふられ・・・
ねぇよッ!と言えない日本人のワタシ。
最後の力を振り絞って今更「どこ出身ですか?」「いつから日本に?」
「何歳ですか?」「家族は?」などと。
おっ、意外と質問してるじゃんね・・・。
「アメリカのウエストヴァージニア州」だと言うので、ふーんと思うじゃん?
「ウエストヴァージニア州って知ってる?」と聞き返すので
「イエス」と言ったらすかさず、「何で?」
何で?!って何で?そこに理由求めるかー?てゆーか、名前くらい知ってるじゃんねぇ・・・・
「あー・・・・ネイムオンリー。」とか適当なこと言っちまったよ。
話していて思ったのは、ガイジンは曖昧な会話をしない。
今みたいに「何で?」「どうして?」「どこが好きなの?」みたいに突っ込んでくる。
日本人同士の会話なら「○○が好きなのー。」「そーなんだー。」で済むじゃん。
済まないし、理由を述べさせられるから、適当な相づちができないのよ。
「ほんとにわかってる?」みたいに言われてしまう。
・・・基本的にそういうタイプは苦手なので性格的に大丈夫なんだろーか。
日本人独特の曖昧な文化がアタシには合っているので
はっきりきっぱり言われると恐縮しちゃうのだ。


続いてのリスニングテストは学校の試験や英検みたいな感じで
読まれる英文に対する応えにマークするようなもの。
そういうのはわりと平気、と思っていたら大間違い。
問題自体は難しい気がしなかったが、なにしろ速い。
速い上に一度しか読まれないし、3秒ペースで次の問題に進んでしまうので
わけがわからなかった。おまけに100門。
30分で100門ペースは相当速い。
終わった瞬間どっと疲れがこみ上げてワタシは憔悴しきってしまったよ。
今日のテストの結果はその場で出るので、その場でクラスも決まるのです。
英語習っている友人には
「頑張りすぎると難しいクラスに入れられちゃうからできないフリした方がいいよ!」
とアドバイスされたが、本気でできなかったので、ちょっと落ち込んだ。


スタッフの人がワタシの成績とクラスの説明をしにやってきた。
「トモコさんリスニングは初心者の方にしてはかなりできていましたので
中級コースで十分やっていく力があると思うんですが
インタビューの方は訊かれていることはわかっていても、
英語で言葉がすぐに出ないというのがありましたので
初級の上のコースがいいと思うのですが。」
「えっ、あのリスニングぜんぜんわからなかったんですよ、速すぎて。」
「いやけっこうできてました。たぶん会話のポイントを掴む力があると思うので
ご本人さえよろしければ中級入っていただいても構いませんよ。」
「いや、中級なんて。初級でお願いします。」
「そうですね、初級でしたら上のクラスがよいと思いますが。」
「じゃ、そのクラスでお願いします。」
そんなわけでどこまで持ち上がられたのかわからないが
初級・上クラスで始めることが決まりました。
初級クラスは楽しいらしく、なかなか辞める人がいないということで、
定員10人のうち、あと1座席しか残っていなかったのでその場で申し込みを済ませました。
ということは、ワタシは今までやってきた人たちの輪に加わるというスタートなのか。
妙に緊張。
なんかさ、「転職」したばっかりとか英語でどう言えばいいんだろう?
とかちょっと考えちゃってるねぇ、小心者なので。
ま、アタクシが話せるようになった暁には、いっぱい海外言って、ガイジンとガイコクに慣れて、
ドイツW杯も余裕で行かれることでしょう。ってドイツ語だよ!



愛の1票を↓

My追加
master トモコcontact MAIL