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2003年03月02日(日)  部屋とYシャツと私


昨日見た「厨房ですよ!」に影響されて、コロッケを作る!と決意して

今日は昼間からコロッケを作ってました。

わたし芋さえあれば生きてゆけるほど大の芋好きなんです(じゃがいも限定)。

コロッケはもう大好き!

とにかく西麻布の巨匠(だっけ?)を参考に

じゃがいもをゆでるところからスタートしたのですが

普段作っているコロッケの場合、皮をむいてからゆでていたのですが

(正確に言うとチンしてましたが)

巨匠たちは皮付のままゆでてゆであがってから皮をむくわけです。

ツルンと皮がはがれる様子を見てそりゃもうやってみたくてしかたない。

で、芋を洗って丸ごとゆではじめたわけです。

その間に挽肉とタマネギを炒めていくんですが、確か肉とタマネギは別々に炒めてたのだけれど

ここは一般家庭です。タマネギはバターで飴色にって言っていたけど、めんどくせーなぁと

いつものように肉を炒めてその中にタマネギを入れちまいました。

バター臭いのって気持ち悪いしねーと言い訳をしてサラダ油です。

味付けは塩、こしょう、ナツメグ、白ワイン?白ワインなんかあったっけ?

テキトーな果実酒をそれっぽく入れてオッケーとしました。

コチラが準備できましたら、芋もゆであがり、さて皮をはがしましょう。

と、さっきまで熱湯の中だった芋を取り出して、

「あ、やべっ・・・」といやぁ〜な感じ。

ガーン。芽を取らないでゆでてしまった。

じゃがいもの緑の芽には毒素がいっぱい。

今日使用したじゃがいもには、どれにもほどよく芽が生えてました。

今から取ればいーんじゃないの?と包丁を入れつつ、

ってゆーかゆでちゃったから芽の深さがわかんねぇー。

それに芽が生えたままゆでてしまって芋全体に毒素が回ってしまうなんてことあるのか?

この芋食って大丈夫なのか?

不安な気持ちをよそに手はどんどん動いてとりあえず見えてる芋の芽は取り除きました。

じゃがいもの半分はつぶして半分は細かく切って芋の食感を出すってのがミソなんです。

芋の入ったボールに炒めた肉とタマネギを加えよく混ぜてまたギモン。

ってゆーか大丈夫だよねぇ?もう手遅れだしねぇ?

毒って言ったって死にはしないでしょー?

家庭科でソラニンは毒素です、って習ったけどソレを食ってしまった場合どうなるか?

なんて一言も教えてくれなかったじゃん。

今更引き下がれない。ソラニンのことはなかったことにして作業は続けました。

ひとつずつ小判型に整えます。

じゃがいもを全部潰していない為カタチが若干崩れやすいのが難点です、

というのがコロッケは素人が揚げると爆発するんです。

油に入れた瞬間、カタチが崩れてしまうことが多い。

テレビでは一言もそんな話題にならなかったけれど、

実際潰れていない芋の部分がタネとうまくなじまない。

かたどっている最中でこれでは、揚げたらボロボロに崩れるに決まってる。

苦肉の策の裏技、衣をつける際に普通は小麦粉をまぶしてから卵、パン粉ですが、

型崩れ防止策として卵の中に薄力粉をいれて天ぷらみたいにドロッとさせてしまうのです。

それをからませてからパン粉をつけると衣が頑丈になるので比較的カタチが崩れないのです。

ってかテレビではもちろんそんなことやってないし、

強力粉を使っていたけど家にはなかったから薄力粉にしてしまった。

あぁ、この時点で大分「厨房ですよ!」通りではなくなってきている。

ってかウチのコロッケだよ、これじゃ。

衣までつけて、カタチ崩れしないように冷蔵庫で寝かせること4時間。

やっぱ家庭で作るには寝かせて固めないと、爆発が怖いし。

爆発してくれるなよ?と一個ずつ慎重に揚げにかかります。

あーあテレビみたくでっかい鍋に油たっぷりで揚げてみたいよ。

こちとら小さい鍋で一個ずつだぜ?油だって余ると困るしなみなみと注げるわけないじゃない。

コロッケは油に入れてからカタチが整うまで触らず、整ったら一回ひっくり返して

自然に上に上がってくるのを待つ、と揚げ上がりなんだそうだが

この油量の状態でコロッケが浮かび上がってくるもなにもってかんじ。

最初から油の量ギリギリだもの。

それでも難なく揚げ上がり、型崩れすることもなく万事順調に出来上がったのです。

ソースだって見よう見まねで作りました。

ケチャップとウースターソースとマスタードを混ぜたやつ。

マスタードがないのでカラシにしちゃったけど問題ないでしょう。

いざ実食。

っそれが悪いけどめちゃめちゃうまい。

やっぱり決めては芋を全部潰してないところ。じゃがいもの食感がいいかんじ。

コレって昨日の厨房ですよ!のシナリオ通りじゃん!すっげー。

わたし料理は率先してしない方だけれど、作ればなぜかうまいのです。

これはもうセンスってやつだ。

自慢じゃないですが、わたしけっこう余り物とかでテキトーに上手に料理できちゃう方で

逆に料理本とか見て作るモノの方ができないです。

特に分量の大事なお菓子とか性格的に無理です。

味を見ながら調節できるものはなんとかなっちゃうんです。

食べ終わってから例の毒素の件が非常に気がかり。

母が妙なことを言っていたのを思い出しますます不安になってきまして。

数年前、夜中に母は原因不明の激しい嘔吐に見舞われたことがあったらしく、

突き詰めていくと、どうやらじゃがいもの芽を食べてしまったような・・・という曖昧な記憶。

あれがホントに芋の芽のせいだとすると・・・

非常に後味の悪いコロッケになってしまいました。

たまに料理なんかするとこういう付加価値がついてくる。



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