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2002年02月10日(日)   おぎやはぎを観る ★★★

おぎやはぎの単独ライブに行きました。

わたしは彼らのライブを観るのははじめてで

どんなかんじなのだろう?と勝手に想像していたのですが

漫才はなく、コントと映像でした。

コントもひとつひとつが暗転を挟んでけっこう長い。

お笑いのライブってそれほど経験したことがなかったので

こういうカタチでやってるんだーと感心しました。

会場は恵比寿のエコー劇場という新しい劇場で

きれいだったけど狭かったです。

だってわたしたちは後ろの方に座ったけど

これでもラーメンズのライブなら

前から4、5列目の距離じゃない?というくらい。

だから小木さんも矢作さんもバッチリ観てきました。





おもしろかった〜!

たんたんとしたあのかんじがたまらないです。

派手なパフォーマンスはないけど

ふつーーーにしゃべってるトーンがすごくツボ。

特に矢作さんの声が。

すごく癒されるんですよね〜・・・

話題にしてる内容はけっこうくだらないんだけど

あのままのテンションでずーっと続いてくのがねぇ・・・

ツボですねぇ。





いちばん最初のオーケストラの演出は、

あーなるほどーと思いました。

わたしは最初の方の

特許とる話を喫茶店でしてるコントが好きですね。

天才よりすごい奴を「ファルカン」というとする、

ってとこでまず笑いました。

(ってゆーか、ファルカンって何?!?!)

矢作さんのツッコミもさらっとしていて、いいんですよねぇ。

ストローにこだわり続けるのもおかしいし・・・。

このコントも長くて、

同じ喫茶店で何日後みたいな感じで何回か暗転して続くんですけど

キャバクラの「ユウカ」話のとこもおかしかったです。

ラブサターン・ムラタ?って誰???

女のコたちとカラオケ行くときの矢作さんが!

すっごいおかしかった。

(あーうまく言えないし、観てた人しかわからないな〜。)





意外だったのが、けっこう小道具を使うこと。

小木さんに関しては着替えも多かったし。

ホモ役の小木さんは、ああ、やっぱね、

という印象です、悪いけど。

こんなこというともっと悪いけど、お客さん男子多かったしね。

しかも小木さんは2回も裸になってたしね。

ホモのコントは圧倒的に矢作さんがおかしかったですね、

わたしは。

やっぱ矢作さんのあのたんたんとした口調がいーんですよ、

ツッコミなんだけど、わざとらしくなくて

ボケの延長みたいな流れがとても好きなんです。

わたしはボケとツッコミが

はっきりしすぎてるお笑いは苦手なのですが

特にたいてい「ココで笑えよ!」っていう

ツッコミがイヤなことが多いのですが

おぎやはぎはツッコミがいやらしくないから好きなんですよね。

押しつけがましくないんです。

おお、絶賛してしまった。





くだらないといえば、猿会議のコントもおかしかったです。

小木さんと矢作さんはおみやげ物店の若旦那(?)で

猿被害にあっている商店街の対策を練るっていう話なのですが

その名も「猿会議」。

どうしたら猿を追い払うことができるか

ってことを話し合うわけですが

最終案が「猿に人間の偉大さを見せつける」

というところで治まり、その具体的な方法が

まず、猿を役場に呼んで、

役場の会議室で数学の授業を受ける人間の姿を見せる。

難しい因数分解を解く人間に

「すげー、人間にはかなわないや」と猿も去る・・・

(軽くダジャレ←これはわたしのオリジナル)

という超問題有りの方法なのです。

ふたりで明暗だと納得するのですが

そこで

「ちょっと待って、今さらっと聞いちゃったけど、

最初の役場に猿を呼ぶってとこがいちばん問題だよねぇ」

という矢作さんのツッコミがおかしかったー。

その後、猿を役場に呼ぶ方法について話し合い(笑)、

猿社会はボス猿の言うことなら聞くという結論で

ふたりでボス猿になる練習をした末、

強かった小木さんにボス猿役は決まり、

一週間後、ぼろぼろになって山から戻った小木さんは、

「役場に呼ぶよりいいこと思いついたんだ、

ボス猿になって『もう悪さすんな』って言ってきた。」

というオチ。

くだらないんだけど、

そのくだらないことに力を抜いて真剣なのがおかしいんです。

因数分解って久々に耳にしたし、

最初に猿を怖がらせる方法を考えていたときに

「人間が作ったものでいちばんコワイものってなんだと思う?」

って矢作さんが聞いたときに

「そりゃぁ、四谷怪談だろ。」

と答える小木さん・・・(笑)。

「話じゃなくて、物だよ。」

とあっさり言う矢作さんにまたツボで(笑)。

「ピストル?」と小木さん。

「違うよ、核だよ。」と矢作さん。

猿ごときで核まで話が飛んじゃうのもおかしいし

「そこまでしなくてもいいんじゃない?」

と小木さんに言われてしまうところがおかしかったなぁ。

いやぁ、たんたんとおかしかったです。





「シュールなこと言えます。五シュール百円」も、

なんかすっごい笑った「シュール」があったんだけど、

忘れてしまいました。

シュールってなんなんでしょうねぇ(笑)。

「人の名前言えます。五ネーム百円」もくだらなくて笑えました。

「いがわはるお」って井川遙からじゃん。

「ようこ」ばっかりだしさぁ(笑)。

そのうち変な名前ばっかになって・・・。

そういえば、

この前の腸捻転のラーメンズのネタに近いものを感じました。

最後のトークで意外ととっさに名前って出てこないんですよ、

と矢作さんが言ってました。

確かに。





殺し屋のコントもおかしかったなー。

小木さんは売れっ子フリージャズピアニストで

(フリージャズってなに???)

ほんとはピアノが弾けないのにめちゃくちゃに弾いていたら

天才だ!と言われちゃって、

そんな世間に嘘をついてる自分に嫌気がさして

殺し屋の矢作さんに自分を殺してもらう依頼をする、

というお話なのです。

「仕事」の打ち合わせの待ち合わせも

お互い顔を知らないから気づかない。

でも小木さんは売れっ子ピアニスト、

必死でわたしのこと知ってます?光線を出すが

「わたし、エンヤしか聴かないんで。」

とあっさり矢作さんに言われてしまうのです。

って、おい!エンヤかよ!ってかんじです。

しかも顔わかるように

「『写メール』送ったんですが・・・」と小木さん。

「あー、でも『写メール』で全身写真送られてもねぇ・・・」

と矢作さん。

「あ、やだ!写メールで全身送ってどうするのよねぇ!

あーはずかしー!」と小木さん。

「もしかしてあなた有名人だから顔写真じゃバレると思って

全身写真にしたんじゃないですかー?」と矢作さんにつっこまれ

図星でテレまくる小木さん(笑)。

このコントも細かく笑えるところがいっぱいありました。

殺し屋の矢作さんが

「ちゃっちゃと殺しますんで、

そこ、横になってもらっていいですか?」

とか、たんたんとしてて笑えました。

そうそう、本物のピアノまで出てきちゃったんですよ。





映像を使ったものはゲームのクイズのやつがおかしかったな。

でもやっぱり生の人を観る方がずっとおもしろいです。

わたしはラーメンズくらいしかお笑いは行かないので

他の人がどんなやり方をしているのかわからなかったのですが

おぎやはぎのライブ後のトークはすごく短い。

ほとんど「今日はありがとうございましたー」くらいなかんじです。

でもなにかもっと期待してるお客のわたしたちに

「なに期待してんのー?だってもうやることやったじゃーん」

って小木さん。

「さっさと帰っちゃっていいんだよ」

と矢作さんに耳打ちする小木さん。

けっこうあっさりしてました。

・・・ラーメンズがしゃべりすぎなのか?

それでも物足りないと感じてしまうわたし・・・。

あと感じたのが

人力舎ってやっぱちゃんとした会社っぽい(笑)。

公演スタッフが

たぶん後輩の芸人さんとかスクール生の人とかなんだろうけど

全員スーツ!しかも黒!

こえーよー。

ラーメンズのライブってスタッフの人もかわいい女のコとかで

ビシッというかんじじゃなくて

「手作り感」みたいなものをとても快適に感じるのですが

大手はやっぱビシッバシッてかんじですね(笑)。

下積み時代ってやつかな。

ちなみに、おぎやはぎって単独ライブまだ2回目なんですね、意外。

単独ライブできるってすごいことなんでしょうね。

フツーに人気ありそうな芸人さんでも

単独ライブはやっていない人もいますしね。

おぎやはぎ次回もぜひ行ってみたいです。

東京のお笑いがんばれ。



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