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2001年12月10日(月)   戦慄迷宮「運命の扉」 ★ ★ ★

戦慄迷宮「運命の扉」ってご存じですか?





実は、週末、泊まりがけで富士急ハイランドへ行って参りました。

絶叫系がからきしダメなわたし。

遊園地などに縁のない生活を送って参りましたが、

そんなわたしの心を動かすギネス級の恐怖体験ができる!?

噂には聞いております例のお化け屋敷。

なにしろ病院の廃屋というストライクゾーン、

リタイヤ者多数!?ゴールできる人は数少ない!?とか

オーバーな噂ではありますが

わたし、その手のものが大好きなのですよね。

根っからのサスペンス好き、精神的恐怖好き、ですから、

いわゆる「血がドバ〜」とか「はらわたが〜」とかゆう視覚ホラーよりも

圧倒的な怖さを誇っていそうではありませんか、

このアトラクション、是が非でも挑戦させて頂きたい。

というわけで、河口湖の温泉旅行がてら、

富士急ハイランドへ立ち寄りました。





さて、病院の佇まいからしてなんとも怪しそうであります。

そのとき、わたしたちは目撃したのです。

リタイヤ者を!

しかもカップルです、女子は泣いているようです。

おいおい、まじかよ〜・・・。

カップルで入ってギブじゃ、

男同士とかじゃないとゴールできないんじゃないの?

わたしの余裕は一気に消え失せ、

ワクワクはドキドキに変わり、トイレに3回も行き、

お互いの立ち位置の最終確認と、

「三村つっこみ」で恐怖を撃退するという戦略を練りました。





いよいよ時間です、対策はバッチリ、

と自信を持って入場したわたしたちですが

やはり館内の異様な雰囲気に呑まれてしまい、

早くも変な汗を握るわ、

あーだこーだと立ち位置を落ち着きなく変えてみるわ、

ちょっとの物音でビクつく様は

共に入場したメンバーの中でいちばん目立ってました。





これから楽しみにされている方もいらっしゃるはずですので

内容は秘密で勝手に話を進めます。





最初に説明を受けるのですが、

振り返ってみると、

スタート前の緊張感やらでここがいちばん怖かったかもしれません。

説明を受け、グループごとに懐中電灯を2人で1本(?)渡され、

ひとグループづつ、間隔をあけてのスタートです。

自分のスタートを待つ間も

あちこちから先に進んだ人たちの悲鳴が響いてくるのです。

一体どんな恐ろしいことが待ち受けているのだろうか?!





さぁ、わたしたちの出発です。

一段一段踏みしめて螺旋階段を上がってゆきます・・・。





足元を照らす光は懐中電灯1本。

戦慄迷宮「運命の扉」というだけあって

扉を開く→開く恐怖

というのがコンセプトになっているようです。

とにかく歩く度に「扉」にぶちあたるのです。

「開く恐怖」というのは本当に怖いもので

開けたら何が出てくるのだろうか

開けたら何が待ち受けているのだろうか

恐ろしいことに想像力が膨らむのです。

扉を開く度に懐中電灯で念入りに見回し、

いちいち

「血だらけかよ!」「カーテンかよ!」「手術室かよ!」

と、つっこみながら進むわたしたちの歩みはかなりのろく、

後ろから来たカップルに追いつかれてしまい、

なんだか4人で進む運びとなり、

ちっ、4人じゃぜんぜん怖くねーなっ!

って心の中で思いながら

途中で彼らとは別れ、

再びわたしたちは孤独との戦いの中、恐怖に立ち向かいました。

人数が多いと、とたんに台無しになります。

緊張感のなさもいけません。

この先でわたしたちはサイアクにも

脳天気な外人集団に混じってしまい、

もうぜんぜんこわくないじゃんっていう

腹立たしい思いをするハメになったのです。

This is the state of horror of Japan, ok ?

OKじゃねーよっ、もう外人さんてばゲラゲラ笑うし

お化け役の人に話しかけたりするし・・・

「ホンモノデスカ?」

わたしたちにもピースとかしてきたのだよ。ファックです。

お化け屋敷で恐がれないなんてさー、金返せよ!ってかんじでしょう?

だからわたしたちは、外人さんたちが先へ行くのを見送って

時間差で再出発しようと

真っ暗な病棟の廊下でふたりして立ちつくしていると、

どうでしょう、今度は後ろから来たおじさん6人に

「怖くて先へ進めず立ちすくんでるふたり」だと勘違いされ、

「大丈夫かー?いっしょにいってやるぞー」とか

冷やかされました。

怖さが半減するから「ひとけ」のなくなるのを待っているんです!

と、言いたいところだったが

「あ・・・いいです・・・」と丁重にお断りし、

最後まで三村つっこみを忘れず、楽しんできました。

だけど最後がーーーー!!!!

今度は小学生軍団にじゃまされたのです。

もう、いきなり後ろから来てた子供たちがワーーーッて

ピンポンダッシュかよって勢いで走って出ていき、

なにっ!?なにっ!?っていう間につられて走ったら

外へ出ていました。

・・・なんだよ、それ。

ゴールあっけなさすぎ。

このクソガキがっ!





と、まぁ、わりと余裕っすよ。っつーか、

「ひとけ」のないように進まないとダメです。

他人に出くわしたら道を譲り、

この世には自分たちだけというシチュエーションをつくらなければいけません。

そこらへん、反省点ですね、

でもこれはわたしたちのせいじゃないし、

緊張感持って参加してほしいですよね。

ぜったい怖いからってわざと他人にちょっかい出したりするんですよ、

「恐怖」だってねぇ、楽しむべきなのよ?

でもゴールしてみて、

「もっと怖いと思った」、が率直な感想ですね。

ギネスに載ったというのは、怖さだけじゃないんでしょうね、

確かにこんなに時間のかかるお化け屋敷は珍しいです。

わたしたちは25分くらいで出てこられましたが

長い人は1時間くらいかかるそうです。

でも楽しかったー。怖かったー。

怖くて楽しかったです。

すっごい怖かったですけど、余裕(笑)。

恐がりに行って、期待どおりに怖くて大満足。

怖いよ〜、キャー、なんかいるぅ〜、キャー、怖いー、

あっはっはー、怖いよ〜ん!

というような、超エキサイティングな時間でした。

最初に見かけたリタイヤカップル、

あれはふたりともよほどの恐がり?

たとえ女子が怖がっても、

彼の力でなんとかなる程度の怖さだと思いましたが。

また行きたいけど、同じじゃもうつまんないから

リニューアルしたら行きたいですね。

or

「ひとりぼっち」で。



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