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■ 車は走る
人生なんてわからない 車嫌いだったぼくが 天気がいいからと言って こんな寒い日に洗車しているなんて
幸か不幸か遠い家 ずいぶん走ったもんだね 出会ってたった半年でメーターは 日本縦断二往復
初めて君を乗せた日を思い出してる 間がもたず気はあせり すれ違いのトーク
ぼくの車は走る 今日も君を迎えに行く 今は別に何も話さなくても 二人でいればそれでいい ぼくの車は走る オートマチックはできた奴だ ギアーを「D」に入れたなら 後は手をつないでいれる
昨日仕事で高田君が 乗ったのは知ってるくせに シートの位置が少し前過ぎると 少々ごきげんななめ
わかってますよ助手席は 君だけの指定席 スイッチボードには No Smokingのプレートがかざってある
夕陽を見に行こう富士山が紅く染まる フロントガラスの向こうは 二人だけのシアター
ぼくの車は走る いつものように君を送ってく 高速道路には覆面パトが 潜んでいるから要注意 いつしか機嫌も直り 君はリラックスしすぎている ぼくのギャグなど置き去りに すでに君は眠っている
今日が最後だと本当はわかっている こんなに早くそんな日が 来るとは思わなかった
ぼくの車は走る もう君を送ることはない 二人で決めた結論に 後悔なんかささせないよ これから二人で歩く 長い長い人生を共に そして明日からぼくたちは 一緒に暮らし始める
ハッピーエンドですいません
<KREMLINMAN 1999> ハッピーエンドですいません♪ホント。
2002年12月07日(土)
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