つれづれ草^^
DiaryINDEXpast


2006年10月06日(金) ロンと茶太郎・・・。



先日、笑う門には<福来。(ふく)>来る」の和代さんの所にお邪魔して読んで、
以前からここか、ブログひまわりの朝に書こうと思っていた事を思い出した。




うちに茶太郎が来た頃から、私もそして茶太も好きな事がある。
それは茶太の鼻筋にキスをする事。
茶太もここにチュッとされると、目を細めて喉をグルグル鳴らしてうっとりする。
私は可愛くって何度もチュッ・・っとする。
抱っこしたり、寝てる茶太に顔を寄せたりして・・チュッっとキスをする。
これは私たちの毎日の日課で、好きな事の一つ。



おはよう・・のチュッ。
おやすみ・・・のチュッ。
行ってきます・・・
ただいま・・・のチュッ。
お薬頑張って飲んだね・・^^のチュッ。
可愛い顔でこちらを見つめられて・・・ついチュッ。(笑)
何でもないのに・・チュッ。
私と茶太の・・・・・信頼、愛情のコミュニケーションなのだ。





最初、まだ赤ちゃんだった・・ちっちゃい茶太の鼻に何気なくキスをして
その心地よさとなんとも言えない懐かしさと、何故か以前からそうしていたような感触を感じ
とても癒された事を覚えている。
菜々の鼻筋の・・なんていうか、皮膚の感触というか、毛の感触というか、固さ、ひんやりした冷たさ・・と違う・・茶太の鼻の感触。
その鼻にチョンっと触れるだけで、私はものすごく幸せな気分になる。
日常のささやかな・・・私と茶太の合図なのだ。




■■■我が家に来た日の夜のちびちび茶太郎^^まだこの時は名前がなかった。。。■■■


(それにしてもちっちゃい^^可愛いなぁぁあ・・・・)





一ヶ月前、ロンの一周忌を迎え、お墓参りに行ってきた。
その様子は「ひまわりの朝」で書いたが、帰ってきた夜に感じた事はまだ書いていなかった。
霊園では、久々にワンコと出くわし、ロンへの懐かしさが更に募り
切ない気持ちで帰ってきた。
ロンのお骨を前にしても・・・込み上げてくる気持ちがあったが、それをゴクリと飲み込んで帰ってきた。
自分で思っている以上に、私は泣きたかったんだと思う。
そういう気持ちのまま帰ってきて・・・
夜になり、寝る用意をしていたら・・・例のごとく茶太と菜々がベッドにやって来た。
ひとしきり二猫で暴れて、菜々は相方の部屋に行き、茶太は私の前に座りじっと私の顔を見ていた。
何かを察していたのかもしれない。
なんだか寂しそうな顔してるな・・
お母さん・・・泣きそうだな・・って。
茶太を抱っこしてヨシヨシして、いつものように・・・・・鼻筋にチュッっとした。





その瞬間に、「はっ」とした。
私の中の「感触の記憶」が思い出され、一気に感情が込み上げてきて、茶太を抱きしめてわんわん鳴いた。





茶太のその感触は・・・ロンと同じだったのだ。
ロンともよく鼻チュウをした。
真っ黒で少し湿っていて、ひんやりと冷たく、固い・・・ちょっとザラザラした・・ロンの鼻・・・。
その黒い鼻の上・・・スーーっと伸びる鼻筋・・にキスをするのが
私とロンとの挨拶だった。


■■■大好きだったロンの鼻・・■■■




どうして茶太のそれと菜々とでは印象が違うのか不思議に思いながらも考えずにいたが
茶太のそれはロンとそっくりだった。
だから、最初から何故か懐かしく感じ、知っているような感触を感じていたんだ・・・。




それに気付いて、思わず口から出た言葉は
「ロンそこに居たの?」だった。




茶太との出会いは、ロンの火葬の日。

もしかしたら・・・・あまりにも落胆して傷心している私の様子、ロンは心配になり、ほっとけなくなったのかもしれない。
そしてちっちゃな茶太と一緒に・・・ここに帰ってきたのかもしれない・・。
そう思えば、いろいろと思い当たる所もある。



茶太とロンは似てる部分が多い。
見た目こそ、ワンコとニャンコという違いこそあれ・・・・とてもよく似ている。
相方に言わせると、「全然違う・・」と言うけれど
悪いが・・・長くロンと一緒に居た私の方がよく知っているんだ^^(笑)
性格も・・・食欲も・・(笑)仕草も・・・ピョンと飛び跳ねる動作も・・・。
すごくすごく似ていて・・・懐かしささえ感じる時がある・・。


■■■昨年・・11月末の茶太郎^^生後5ヶ月くらいの茶太・・■■■





一周忌のあの日、この一年のいろいろに・・・全て納得できた気がする。
茶太の中にロンを見て・・・過ごしてきたのではないだろうか。
もちろん決してロンは全面に出ることはなく、茶太をそっと見守りながら
私の近くにいてくれた気がする・・・。
その事に気が付いて・・・・・・なんと私の心が落ち着いたことか・・・・・。
こじ付けかもしれない。
そう思いたいだけなのかもしれない。
そうして・・・悲しみを吹っ切ろうとしているだけなのかもしれない。

仮にそうだとしても・・・・・・そうだとしたら、この気持ちもロンからの贈り物のような気がする・・。








今でも、「ロン・・・そこにいるんだね・・」と思い、日々を過ごしている・・。
亡くなった子が「生まれ変わる」のか「今ある命に乗っかる」のか、すれともそんな事は起こらないのか・・・
本当のところは誰にも分からない。
だから・・・感じるままに・・・・信じていこうと思う。


きっとロンはあの日、くっ付いて帰ってきてくれたと思う。
今こうしている間も、私の足元で喉をゴロゴロ鳴らしながら見上げている茶太に
私は今日も・・・大好きだよ・・・のキスをする。。。








こでまり |blog

My追加