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re-invention



 気持ちが大事だなあ

今日も朝から学校へ。

部活もまったく見ずにひたすら発表会に向けての仕事。
プレゼンを作るのは,何でもないようでいて時間がかかる。
時間だけでなくて,いろいろな方の思いがあって,
今年入ったばかりの自分では,うまくまとめ切れないところが多い。
また,苦労するのはいいのだけれど,・・・・疲労感が強い。
何をやっても,気持ちが大事だなあと改めて思う。

自分の授業の準備も,ちょっと進んだ。
まあ,明日やってみて考えることにしよう。
同時に,学習記録についての資料を作りたいという思いに駆られる。
せっかくの機会だから,これもまとめてしまいたい。
当日の分科会について,塩澤先生とアウトラインを打ち合わせ。
お任せしておけば,何でもしていただける方でホントありがたい。
21時を過ぎて帰宅。

MLには両角先生からメールが入る。
いつも問題提起をしていただけてありがたい。
気がつくと,自分は議論を拡散したり,結論付けようとしている傾向にあるようだ。
自分が議論をつまらなくしているのかな?とも思う。
自分の思いだけで突っ走ってしまうことが,多いんだろうなあ。
それが自分のよさでもあり,自分の駄目なところ。
さあ,体調を崩さないようにして,来週を過ごさなければ・・・


2003年11月16日(日)



 やること・考えることいろいろ

月曜日から,ちょっとお疲れモード。
でも,それを言い訳にしないようにありたいと思うのだが
実際はどう映っているのだろうか。

欠席3人,これもとても気になる。

TI92を使った授業のスタート。
説明の手順が,まだよくわかっていない。
電池切れと思われる,データの消去がいくつも出て,
同時に,ワークシートのグラフにも不備があり,焦る。
どうしたらいいのかなと思ううちに,あっという間の1時間が過ぎた。
剱持さんが大活躍で,とても助かった。
困難さはあるが,生徒はがんばる。
2時間目終了時には,なかなか追求していた。
こんな感じで当日を迎えればいいかと思った。

放課後はまたまた,プレゼンの検討。
市教委・本校の管理職が見て,すっきりする方向に。
まあ,なんとかなるだろうと思えてきた。

21時前に帰宅。
ワークシートが気になる。
A3版でいくか,B5をノートに貼らせるかでまた迷い,
結局,数多く印刷B5版を作成する。
発表までに学習記録についての資料集を作りたいと思う。
さあ,そんな時間があるかな?

数学教育4月号に執筆が決定。
発信することは,自分の仕事をまとめる機会を得ることになる。
そういえば,金曜日に東海大翔洋中高の先生から授業案のFAXをいただく。
見ず知らずの方から授業案を見てくださいというのは初めてだった。
これも発信しているから。いろんな方に感謝しなくては。
その授業が今朝の新聞に載っていた。



2003年11月17日(月)



 目の前の生徒に向き合っているか

今日は全員出席。あたりまえだが,これが基本。

研究発表会に向けて,
やらなければいけないこと,やりたいことがまだ残っている。
でも,その疲れを引きずって授業に入らないようにしなければ。
目の前にいる生徒たちが,第一なのだから。
授業は真剣勝負。別に公開する授業だけが,大事なわけじゃない。
そう言いながら,このところ学級通信を出していないことに気づく。

TI92を使った関数の授業に2クラス目が入る。
ワークシートも,原案に近いものに変更。
操作説明の手順も,ちょっとずつつかめてきた。
考えるより,まずやってみること。そして,生徒に教わって変えていけばいい。
作図ツールを使っての関数の導入で,いいなあと思うのは,
生徒がツールを操作することで,「自分が変化させている」という実感を持てること。
だから,伴って変化するという感覚がつかめるのではないかと感じた。

全体会での発表原稿が,大きく変わる。だいぶすっきりしてきた。
プレゼンも,手直しをする。
体育館で映してみて,どのぐらい見えるのかで,
明日また手直しをすることになるだろう。

学習記録について,自分の実践していることを印刷。
振り返ると,いろいろなことをやってきている。
そして,それに応えてくれている生徒たちがいることを実感。
これらを説明するプリントを作れるか?時間切れか?


2003年11月18日(火)



 なんだろうなあ・・・

欠席者1名。

いよいよ研究会が明日に迫る。
学校全体の盛り上がりとは裏腹に,
今日は最後の授業をする。
2時間連続で,途中まではいい感じだったのだが,
2次関数の困難さと集中力の途切れで,いまいちな終わり方。
明日に不安を残す。

飯島先生,両角先生,中澤さん,渡辺さん
たくさんの方が来てくれる模様。
・・・まあ,なるようにしかならないね。
分科会が楽しみ。
ちょっと力を抜いて,生徒たちのがんばりを見ていこう。


2003年11月19日(水)



 研究発表会

いよいよ研究発表会当日

直前までプレゼンに手を加え,準備OKと思っていた。
開会の教育長(高校時代の恩師)と校長の話に聞き入ってしまい,
プロジェクターの電源を入れるタイミングが遅れる。
そして研究発表・・・なぜか黄色が出ない。ほとんどピンクの画面。
プロジェクターの故障としか思えなかった。
どうすべきか,対応策が判断ができず,けっきょくそのままGOサイン。
強調したつもりの赤い文字はまったく見えず,なんということか!
あとで,プロジェクターには異変がないことを聞き,
パソコンとの同期ができていなかっただけだということを知る。
再起動か,ケーブルをつなぎなおせばよかったのかもしれない・・・
なんとも申し訳ない。

授業は,生徒がわからないなりによくがんばっていた。
ああいう場面でも,活き活きできるのがうれしい。
変化の関係から,数値がマイナスにならないとおかしいと考える生徒
変化の関係がつかめず,これは駄目だと思う生徒と
いや,そんなことはないと言い出す生徒
グラフの座標エリアを,自分で変えていく生徒
二次関数の変化の割合がかわることを,とらえている生徒
いろいろいておもしろい。

事後研では,日ごろの思いを語る。
かみ合う話もいくつかあったが,かみ合わない話もけっこうあった。
難しいものだ。
土屋先生,寺田先生など,本当に聞きたい方の話は聞けず,残念。
両角先生・塩澤先生は,状況を考えて的確な発言が光る。頭が下がる。

「何も言わなかった方がどう思っていたのか知りたい」ということを
後で飯島先生が話されていて,そうだなあと思う。
こんなのはできないと思っていたのか,やってみたいと思われたのか。

事後研のあと,Naoco中澤さんや,飯島先生と話をする時間が持てた。
さすがにツールに関わっている方だけあって,
こだわった素材のおもしろさをよく理解していただいている。
こちらの意図を理解してくださる方がいるというのは,うれしいものだと思う。

発表するためにがんばっているわけじゃない。
さあ,明日からの授業を,今以上にがんばらなければ。


2003年11月20日(木)



 いい天気

昨日とは打って変わっていい天気になる。
朝から学年集会。
総合の校外追求活動についての話をする。
集会というと注意されることが多い学年になっているのが気になっており,
意識してほめる話をした。
こういう機会で話をしたり,聞くことが少なくなったような気がする。
昨夜の飲み会で,
「笑点」で話術を学んでいるというベテランの先生がおられたが,
話術を磨かなければ・・という部分で,こういう機会が少ないのは
教師にとっても,生徒にとってもよくないことだと感じた。

午前の授業はTI92を使った追求が2クラス,方程式の練習が1クラス。
あたりまえなのだが,面積について全体で追求しなかったクラスは,
面積をやろうとしない。
公開したクラスでは,たまたまそこまでやってしまったのだが,
怪我の功名,大違いだと感じた。
とはいえ,週3時間という現在の数学の時間からすると,
この程度が,無難なところなのかもしれない。

午後は総合,自分なりのテーマ追求では,
本気にさせるものがないとだめだと感じた。
幼稚園・保育園・福祉施設に行く生徒は生き生きしている。
やはり,人と出会うということが,大きな鍵を握る。
本気にならざるを得ないから。
海へ行くグループがあり,久しぶりに海を見る。
いいなあと思う。気持ちが清々する。
帰りの車の中で,瞬間居眠り状態に陥る。
車間距離があって,何事もなくよかった。

昨日のお礼のメールを打つ。
皆さんの反応が楽しみだ。
会ってお話する時間がとれなくても,
こういうツールがあるとそれが可能になる。


2003年11月21日(金)



 奈良へ

朝5:00に起きてネットにつなげると,
dgsのMLで自分の授業について,飯島先生,両角先生他
たくさんの書き込みがあって驚く。
6時03の始発に乗るので,レスをすぐに打てないのが残念。
新幹線の中で,それでもメールを書く。

奈良女子大附属中等学校の発表会へ参加。近鉄奈良で,飯島先生と会う。
岡山の川上先生,大阪の友田先生など,
いろんなメンバーが集まって,それだけで楽しくなる。

吉田先生の授業は,いい。
今まで自分は数学的に扱うのをあきらめて,
「とにかく覚えてね」としてきた錐体の体積も,
きちんと数学的な扱いをしている。
そして,おいしいところでコンピュータを使っている。
以前も,ワークシートで予想させ,そこからコンピュータという流れだった。
また,生徒に予想させるだけでなく,それを確かめる方法は?
という発問がとても気に入った。
理科ならわかるけれど,数学で・・・いいなあ。
こういう発想を持てば,数式で表す良さが浮かび上がるのは自明。
錐体をピラミッドか・・・・これはぜひ,自分もやりたいと思った。
それと,あの6つの錐体にする紙工作をやってみようと思う。

川上さんは相変わらずで,そこでの素材を自分なりに数学してしまう。
ピラミッドもそうだし,カオスの話も,自分なりの追求を始めて,形にする。
数学的な力,センス,・・・いろんなものを持っている方だ。
自分はただ「いいなあ」とか「生徒にやらせちゃおう」で終わっているけれど,
本当はそういう姿勢が必要なんだろうな。

帰りの近鉄・新幹線の中でも,飯島先生とお話をさせてもらう。
人柄って大事だなと思う。こういう方だから,人が集まるのも当然。
自分には,欠けていると,つくづく思う。
反省。


2003年11月22日(土)
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