Just for today !
re-invention



 台風接近で

久しぶりに台風が接近し、
予定していた練習試合は相手校から中止の連絡。
おかげで仕事をする時間ができたのだが、
数学教育の原稿書きは思うように進まない。
当初から懸念していた二文字が大きくのしかかる。
夕方から新しい音声カードの作成に切り替える。
夕焼けなのに雨というが妙な天気に。

日本シリーズがスタート。
地上波で放送がないなど、今一つ盛り上がりには欠けるが、
地味ながら確かな采配で、日本一を決めるにふさわしい2チーム。
ロッテの西村監督は、あの選手だったのか・・・
昔の映像を見て思い出す。




2007年10月30日(火) 気になること
2006年10月30日(月) 生徒の勇気につながる指導
2005年10月30日(日) 山梨論文発表会2日目
2004年10月30日(土) 学ぶことは楽しい


2010年10月30日(土)



 自分にできることを

昨日盛り上がったクラスでの決着。
教科書の定義で納得している生徒が多く、そういうものかなと。
その後は、比例定数が分数の話題へ。


別のクラスでも、比例定数が分数の場合を。


4人組でやることにしたので大丈夫と思っていると、
y=1/3・χでさえ、とんでもない間違えをする生徒(班)がいくつか。
分子と分母の両方にχを掛けているのだ。
これまでも3÷5を5/3としてしまう生徒が多いことなど、
分数を理解していない現実を感じ、音声カードにも入れているのだが、
どうしてこうなのだろうかと、心配になる。


夜は岡本先生の出版記念会で少しだけお手伝い。
メインのお話が聞けなかったのは残念だが、いい時間。
過去を振り返るだけではなく、
未来志向で物事を仕組んでいく橋爪先生にも脱帽。
凄い方々に出会えた幸せを感じる。

自分にできることをやろうと思う。

2008年10月29日(水) 平行四辺形の美しさ
2007年10月29日(月) 新たな合同な三角形が
2006年10月29日(日) 疲れが見える日曜日
2005年10月29日(土) 山梨論文発表会1日目
2004年10月29日(金) 市教研 秋の授業研究会


2010年10月29日(金)



 「ぼくもその中に入りたい」 y=0χは比例か?

授業の始めに、様々な思いを込めて生徒に語りかける。
自分のグラフの傾きをちょっと上げよう。
未来のある、時間のある君たちにとって、
その少しが実はすごい差になるのだと。

残り半分ほどの時間で授業を。

「比例定数が0のとき、比例といえるのか?」
という生徒の問いを考える授業を展開。
最初の意見はほぼ半分ぐらいに分かれる。
まずは比例する側の根拠を発表させる。
・表から、χが2倍、3倍するとyも2倍、3倍になる。
・グラフから、原点を通る直線
・式から、y=aχ のa=0と考えればよい。
これで勝負あったかと思いきや、
いつもあまり発言しない生徒の、
「教科書にaは0でないとき」と書いてあるから・・・という発言で、
一気に騒然とする。
5分ほど自由に意見を交換して、タイムアップ。

別のクラスでも、同様の問いが出て考える。



同様の話題が出ないクラスでは、比例定数が分数の場合に触れる。


グラフ用紙も、1を3等分した線を引いたものを用意。
こんなことが手軽にできるProjectorXは
フリーソフトながら秀逸なソフトだ。

前時の板書を授業を投影して示すのはいい。
クラスによって少しずつ展開が違うのをサポートしてくれる。
同じような授業を4クラス展開するのだから、
こうしなければ、こちらが主導する展開にせざるを得ないだろう。

分数が苦手な生徒達。
ここでもっと時間を掛けるべきなのかもしれないと思い、
時間のあるクラスでは本格的に。


放課後、生徒の振り返りカードを読むと、
やはり最初のクラスでの内容が生き生きとしていることが分かる。
決して多くの生徒が発言したわけではない(7人ぐらいか?)のだが、
全員が関わっていたことが伺える。























反応することを、大事にしようとする生徒が多いのはうれしい限り。
自分の授業スタイルがまた一つ広がってきた。

2007年10月28日(日) 自分の授業観も
2006年10月28日(土) 荒削りながら
2005年10月28日(金) スタンドアップの真価を問う
2004年10月28日(木) 涙のステージ部門


2010年10月28日(木)
目次