| ＧＡＲＴＥＲＧＵＮＳ’雑記帳 |
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| 2004年09月04日(土) |
068：蝉の死骸
地面を小さな指先ほどのヨットが走っていく、と思って見てみると、それは朽ちかけた蝉の羽を誇らしげに立てて運ぶ蟻の群れだった。
蝉時雨を聞かなくなったと思った矢先の事だったので、ガルデンは妙に納得した様な気分になって、何となくその後をついていった。
蝉と蟻のヨットは、するすると熱い地面を滑っていく。それは滝壷に落ち込む様に、やがて地に穿たれた蟻の巣穴に呑み込まれていくのだろう。
ふと、「土に還る」という言葉が頭をよぎった。
短命と言われる蝉だが、あれは昆虫としては異例とも言える長い時間を土の下で過ごす。
ほんの短い実りの時間の為に、その数百倍の時間を地面の下で費やしているのだ。
そして一週間ほどでまた土に還る。
それは幸せな事なのか？
蝉で無い自分が思っても仕方がないし、何の益も無い事だけれど。
しかし二百余年を偽りの中で過ごし、今やっとこうして目を開いている自分というものを考えてみると、その疑問に親身な興味を覚えないでもなかった。
これは幸せな事なのか。
ヨットを追いつつ何度も胸中で繰り返す。
明日この身が朽ち、蟻に引き摺られて土に還るとしたら。
「ガルデン」
不意に声を掛けられてガルデンは顔を上げた。
「こんなとこで何してるんだ」
本屋に行ったんじゃなかったのかよ、と問う彼は、屈託の無い笑顔でガルデンの正面に立つ。
その足元を案外素早く走っていくヨット。
「ん？」
ガルデンの視線に気付いたのか、彼は一瞬それに目をやったが
「蟻か」
呟き、すぐに興味を失った様子でこちらに向き直った。
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「文字書きさんに100のお題」配布元：Project SIGN[ef]F様
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もう夏も終わりということで、少々順番が飛ぶのですが、このお題に。
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WING108様主催のお絵描きチャット大会以来、一週間ほどまともにネットに繋げなかっただけで浦島太郎状態です。おおお。（無線LANカードとノートPCを前に膝を屈しながら）
掲示板とメールのお返事はこれからじわじわと返させて頂きます。有難う御座います、命の綱です。
しかしこの一週間、色々な事がありました。
金メダルとか
金ネクタイとか
古代詩の朗読とか
忍者ムービーの名を借りた「ちっちゃい主とでかい下僕のラブムービー」だとか
少しずつ書けていけたら良いなと思っております。
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| 2004年08月27日(金) |
アテネ五輪もそろそろ終盤、コミケにインテックスと東西の夏の陣も終わりまして、夏も終わりか……なんて切なくなる今日この頃、如何お過ごしでしょうか。
こんばんは、TALK-Gです。
さて、実はこの週末にチャット会でもどうかしらんと思っていたのですが、実にグッドタイミングな事にWING108様で土曜夜十時からチャット会があることを知り、微力ながらこうして宣伝のお手伝いをさせて頂こうと。
私も明日お邪魔させて頂こうと思っております。
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| 2004年08月26日(木) |
御無沙汰しておりました。
雑記すら書けなかった間にも様々な事があったのですが、まず何からお話致しましょうか。
夜篠輪嬢曰く「黒鋼（くろがね）マッチョ」な下僕の、汁も滴る様な絵ばかり描いていた時の話を致しましょうか。
トーンを貼っても貼っても終わらない色黒無間地獄にもがいていた時に、姉から「その本のどっかに『日焼けサロン行くの止めたの？』『うん』って会話を入れて、後は肌の色白くしとけば良いやん」とキラキラした目で言われた話を致しましょうか。
夜篠嬢の強力なバックアップにより、当サークル史上嘗て無いほどの濃いい貼り込みになってしまった話を致しましょうか。
おまけに彼女の手によって下僕の肌トーンにケズリが入れられ、えげつないほどのツヤとテリが生まれた際の話を致しましょうか。
その後何とかかんとか本の形にしてイベント会場に持っていったならば、今までに出した本の中で一番初回の売れ行きが良かったなんて血も涙も無い結果になった事をお話し致しましょうか。
しかもその買っていかれたお客様の中には、汗と涙と筋肉が弾ける誌面を隅から隅までチェックした後に購入された男の方がいらした事をお話し致しましょうか。
お隣のスペースだったまきむら様やゆうきみあぐ様、時宮京様といった超強力メンバーに、ビッグで素敵なプレゼントを持って当スペースに来てくださったアキヤマサキコ様も御一緒に、カラオケで狂乱の三時間を過ごした際のお話を致しましょうか。
その際にゆうきみあぐ様が「オーラバトラーの『バトラー』は『執事』のバトラー」と何だか大変なことを仰った話を致しましょうか。
解散後、夜篠嬢と晩御飯を食べながら「あいつは絶対ガルデンの入った風呂の残り湯を『聖水だ』とか言って保存してるタイプだよ」「マッキーの歌で言うところの『SPY』やんな（しかも恋人同士だと思っているのはスパイ本人だけ）」なんて狼藉トークを行った際のお話を致しましょうか。
それともヘロヘロになりながら帰ってきて、ふっとアクセス解析を見たらこんな検索ワードでこの雑記帳に御訪問頂いていたのを知った話が宜しいでしょうか。
涙が止まりません。
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| 2004年08月24日(火) |
まずは日曜のイベントで当サークルのスペースにお越し下さった皆々様、大変有難う御座いました。
そしてお隣でお相手下さったWING108様とStarryEyedReality様、大変お世話になりました。
更に震えるほどナイスなWガルデン（煙草＆お酒のオプションつき！！）と
遠い地から応援下さった方々にも！！
皆様に相方の夜篠輪共々厚く御礼申し上げます。
帰りのリューナイトオフ兼絶叫カラオケ大会やゲームも楽しかった！！
オフでお会いするというのは何とも不思議で緊張、そしてウキウキするものですね！！
この模様は後日詳しく。
それはもうアレでナニでソレな一日だったのです。
おおお。
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室伏（兄）選手銀メダル。
素晴らしい。グレイト。マーベラス。
金には後28センチほど届きませんでしたが、その分これからが益々楽しみです。
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（此処からは真剣且つ浮ついた雑記になりますのでそれを許せる方のみどうぞ）
イベントから帰ってきたのが夜11時前（オフ会解散した後で夜篠と馬鹿話をしながら梅田で晩ご飯を食べていたのです）。
流石にヘロヘロになっていたのですが、深夜にはアレがある。アレが。
見ねばなるまいと室伏（兄）オススメのアミノバイタルと、美味しくないアルコールを入れてメートル上げてTVの前に陣取りました。
途中女子マラソンで何度か船をこぎましたが、決定的瞬間は見る事が出来てよかった。
その後、原稿の為に荒れ放題にしていた部屋を片したり姉の子供の面倒を見たり報道ステーションで室伏（兄）が生インタビューに登場しているのを見たりその際に彼が以前書いたアテネへの目標（でしょうか）のボードが登場したりそれがひらがなで「わくわく」だったのに したり（空白で私の言いようの無い気持ちを察してください）その後彼の出ている新聞は無いかとコンビニに行ってみたりしている内に一日は過ぎ（とりあえずスポーツ新聞では日刊ゲンダイと大スポにてその姿を確認・購入）、先ほど（22日25：19〜25：25頃）行われた男子ハンマー投げ表彰式を見てやっと一息ついているところであります。
何だかイベント前々日から今までが、凄く長い一日だった様な感じがしています。
イベント前日からは寝ていないのでそれも当然か。途中何度か意識が飛びましたが、峠を超すと（そして萌えと言う名の脳内麻薬がザブザブ出ると）今度は眠くなくなる人体の不思議。
で、ハンマー投げ本戦のすげえ有様は中継や後のニュースなどで多くの方が御存じだと思うので、余り見ていた方がいらっしゃらないと思われる表彰式の様子についてチラリと感想。
室伏選手のお父さんはいつも試合の様子をビデオカメラで撮影しておられる（後でフォームや回転のリズムなどを研究する為）のですが、今回の表彰式でも客席からカメラを回しておられて、ああ、やっぱり試合だけでなく晴れ舞台もちゃんと撮影するのだなあ、と、何だか感動してしまいました。試合中の撮影姿は何というかこう、ハンマー投げの師という感じの厳しさや緊張感が漲っているのに、今回のは普通の息子思いの良きお父さんという感じがしてね！！それが何故かとても感動してしまいました。妹さんの由佳選手も表彰台に上ったお兄さんに大きく手を振っていて、家族って良いなあと思いました。
表彰台の室伏（兄）選手は晴れやかな表情で、銀である悔しさよりこれからへの期待の方が大きく勝っていると思いました。試合直後のインタビューでもそうでしたが。
あと、メダルと一緒に冠と花束を贈られるのですが
それを胸の辺りで、こう、両手で持っていた姿が、
結婚式でブーケを持つ花嫁さんに見えた。
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| 2004年08月21日(土) |
「ギャアアア変質者ー!!!!」
新刊のガルデンの一番最初の台詞。
こんばんは、TALK-Gです。
てな訳で漸く何とかなりました。
8月22日 SuperComicCityin関西
6号館Aゾーン け34a
サークル名：GARTERGUNS
新刊：擬人化シュテル×ガルデン馬鹿漫画20P
「下僕の花道」
でお待ちしております。
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あたたかい励ましのメッセージを下さった皆々様、本当に有難う御座いました。三途の川の向こうから何度引き戻していただいた事か。
お、お返事はもう暫しお待ちを！！
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