doo-bop days
ブーツィラの音楽雑記



 マイ・ベスト・アルバム2010

音楽雑誌、ブログなどで年末恒例の年間ベスト・アルバム。2010年は年間を通じて体調が悪かったため、音楽をじっくり聴けなかったし、聴く気がしない日も多かった。10代半ばで音楽に目覚めて以降、こんな年は初めて。
体調は今も芳しくなく、WEB日記を更新する時間もなかなか取れない。今年はパスするつもりでいたが、アーティスト名とタイトルだけでも挙げておこう

選考対象は、私が購入した2010年発売の音楽作品。部門は「新作」と「リイシュー/発掘音源・映像」。それぞれ10作品を上限として特に良かった作品を挙げた。「新作」、「リイシュー/発掘音源・映像」ともに順不同。海外盤では2009年以前に発売済みながら、2010年に日本盤・直輸入国内盤として発売された作品に関しては、同盤(日本盤・直輸入国内盤)を購入した場合に限り選考対象に含めた。

新作

Atomicの2CDライヴ盤『Theater Tilters』
セオ・パリッシュ(Theo Parrish)の『Sketches』
ナンシー・アジュラム(Nancy Ajram)の『7』
グーグーシュ(Googoosh)の『Green X(Hajme Sabz)』
ヨルゴス・ダラーラス(George Dalaras)の『Gia Afto Iparchoune I Fili』
イブラヒム・タトルセス(Ibrahim Tatlises)の『未来に向けて Hani Gelecektin』
アーロン・ネヴィルの『I Know I've Been Changed』
ブライアン・ウィルソンの『Brian Wilson Reimagines Gershwin』
ニール・ヤングの『Le Noise』
John Legend & The Rootsの『Wake Up!』

【次点】

プリンスの『20Ten』
Oki Dub Ainu Bandの『サハリン・ロック Sakhalin Rock』
バロジ(Baloji)の『Kinshasa Succursale』
ゴーゴル・ボルデロ(Gogol Bordello)の『Trans-Continental Hustle』
ウルトラヴォックスの2CD+DVDライヴ盤『Return To Eden』


リイシュー/発掘音源・映像

ザ・ローリング・ストーンズのドキュメンタリー映画のDVD『Ladies & Gentlemen』
マイケル・ジャクソンの3DVD『Vision』
オーティス・レディングのライヴ盤『Live On The Sunset Strip』
ソフト・マシーンの『Softs』
ザ・フーの『Live At Leeds(40th Anniversary Ultimate Collectors' Edition)』
デヴィッド・ボウイの5CD+DVD(audio only)+3LP『Station To Station(Deluxe Edition)』
ペーター・ブロッツマン(Peter Brotzmann)、八木美知依、ポール・ニルセン・ラヴ(Paal Nilssen-Love)のライヴ盤『Volda』
ネヴィル・ブラザースの2CDライヴ盤『Authorized Bootleg: Warfield Theatre, San Francisco, CA, February 27, 1989
アート・オブ・ノイズの2CDベスト盤『Influence』

2010年12月31日(金)



 アイヌ民族の日川キク子さん@YouTube 第2弾

北海道釧路市阿寒にお住まいの日川キク子さん(1937-)の歌声、第2弾。
2010年秋に阿寒で撮影・録音された模様。



動画の撮影者である海沼武史氏は、日川キク子さんにソロCDの制作を提案。日川キク子さんは快諾したという(海沼武史氏のブログ2010年10月4日付より)。
CDをぜひ完成させ、日川キク子さんの歌声を広く世に問うていただきたい。

アイヌ民族の日川キク子さん@YouTube (『doo-bop days』2010年5月17日)

2010年11月01日(月)



 最後の瞽女(ごぜ)・小林ハルさんのラジオ番組 etc.

プチ情報をいくつか。

盲目の女旅芸人・瞽女(ごぜ)の小林ハルさん(1900-2005)を取り上げたラジオ番組がネットで聞ける。
NHKラジオ第2の番組『聞いて 聞かせて 〜ブラインド・ロービジョン・ネット〜』において、8/29と9/5に放送された「瞽女が歩んだ道」というタイトルで、9/5からストリーミング再生できるようになった。番組の取材・構成は、元NHKチーフディレクター&小林ハルさんのCDを自費制作した川野楠己(かわのくすみ)氏。

ネットで聞けるラジオ番組「瞽女が歩んだ道」(30分)

なお、小林ハルさんが逝去されてから約3か月後に同じくNHKラジオ第2で放送された「最後のごぜ 小林ハルさんを偲ぶ」(30分)とは別内容。

瞽女唄のDVD-R(2枚組)が8月に50セット限定で発売された。
今年6月25日に新潟県上越市皆口で行われたイベント「昔ながらの瞽女宿ライブ in くわどり」の第1部と3部を中心に収録したもので(第2部で上映された映画『瞽女さんの唄が聞こえる』はほとんどがカット)、ディスク1は、瞽女研究家で児童文学者の市川信夫氏によるトークを中心に約45分。ディスク2には、三味線奏者&民謡の歌い手で、高田瞽女唄を継承する月岡祐紀子さんによる瞽女唄のライヴ演唱が約55分収録されている。

瞽女宿ライブを収録 DVD50セット限定販売(『上越タイムス』2010年8月18日)

価格は2,000円+送料200円。購入先などは、『高田瞽女の文化を保存・発信する会』2010年8月11日の記事参照。

絶版となっていた『高橋竹山に聴く ‐ 津軽から世界へ』(佐藤貞樹著, 集英社新書)が、5月に津軽書房からCD付きで新装再販された。CDには、1964年4月21日の仙台(塩釜)労音の民謡例会での独奏などが約59分収録されている。

高橋竹山の未発表音源 CDに(『asahi.com』2010年6月28日)
佐藤氏の「高橋竹山に聴く」再版(『東奥日報』2010年6月8日)

7月頃、『黛敏郎の世界』(京都仏教音楽祭2010実行委員会)をネットで購入。音楽ライターの富樫鉄火氏によるレビューを読んだのが決め手となった。5/2&3に京都コンサートホールで開催された「京都仏教音楽祭2010」でおもに販売されたものらしい。黛敏郎の研究書、資料集として何かと役に立ちそう。
直接関係ないけど、↓はYouTubeで最近見つけたお気に入り。懐かしさもあって何回も聴いてしまった。
きょうの出来事 NNNニュースのテーマ(編曲Ver.) 黛敏郎(June 01, 2010, 1分29秒)

平成22年度自衛隊音楽まつりが、11/19(金)と20(土)の2日間、日本武道館で開催される(各2回、計4公演)。入場無料。応募期間は9/6(月)〜10/8(金)で、ネットからも申し込める。

ちなみに、自衛隊音楽まつりのチケット(一般公募)は、抽選倍率が高く、入手困難らしい[参考:平成18(2006)年度は、はがきの平均倍率・約8倍、インターネットの倍率・約7倍、最高倍率は第3回公演の約17倍→情報源:『自衛隊ニュース』2006年11月1日(12)]。
私は2006年のチケット初応募&初当選に続いて去年(2009年)も運良く当選し、観に行かせてもらった(その時の画像:1, 2, 3, 4)。今年もぜひ。

2010年09月16日(木)
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