| 2014年11月26日(水) |
口の健康を意識して健康寿命長くしよう−2 |
昨日の続きです♪
『酸が口内で作られる』
歯の表面はエナメル質です。 これが酸に弱いため、pH5.5以下の環境が続くと歯が溶けたり欠けたりしてむし歯になりやすくなります。
そこで、まずは、酸性が強い食品を過剰に摂らないことが重要になります。 清涼飲料水などは酸が強いので、習慣的に摂取している人は要注意です。 特にダラダラ飲みや、飲んだ後そのまま寝てしまうことは避けた方がよいでしょう。
また、ミュータンス菌が糖から酸を作ります。 食事をする限り、糖は口の中にあり、ミュータンス菌は常在しているのですから、歯を蝕む酸を生産する環境は四六時中整っているのです。 ただし最近では、ミュータンス菌が酸に変えることのできない糖もあると分かってきました。 キシリトールのような糖アルコールと呼ばれるものです。
ところで、歯は溶けっぱなしではありません。 再石灰化といって自然に修復が行われます。この再石灰化よりも歯の溶けやすい状態が上回った時に、むし歯が進行します。 子どもの頃からよく噛んで食べなさいと言われて育ってきましたが、実は唾液は口の中の酸を中和し再石灰化を助ける働きをしています。 むし歯予防の観点からも、よく噛んで唾液の分泌を増やすことは大切です。
『歯垢は細菌の棲家』
歯の表面に付く白い粘々した物質が歯垢です。 付いていることを気にしない人が多いのですが、この中で複数の種類の細菌たちがまとまって居心地よく棲んでいます。 総称して歯周病菌と呼ばれます。 そのうち、ちょっとやそっと(歯磨き程度)の力では立ち退かなくなるので、放置は禁物です。
これらの細菌は、健康状態が悪くなり免疫力が落ちてくると暴れ出します。 歯肉や歯槽骨など歯を支える組織に炎症を起こします。 歯周病です。 進行すると歯が抜けてしまいます。
歯の問題だけではありません。 歯周病菌は、全身の病気と関係することが分かってきました。
例えば糖尿病です。 元々糖尿病の人は免疫力が落ちるので歯周病になりやすいと考えられてきました。 最近それだけではなく、歯周病が糖尿病を悪化させているのではないかという考え方が発表されています。 炎症が起こると、細胞から炎症性サイトカインという物質が出てくるのですが、その物質がインスリンの働きを妨げてしまうのです。 炎症性サイトカインが増える結果、高血糖となり糖尿病の状態を悪くしてしまうというデータが示されています。
また、歯周病が悪化して歯周病菌が血液中に流れ込むと、動脈硬化を起こしている血管に付き、血管を狭める作用を促してしまいます。 これが心臓の血管で起これば大変です。 もし心臓の内膜に歯周病菌が付着すれば、心内膜症をひき起こします。 死に直結する心臓病のリスクとも関連しているのです。
肺の中で悪さをすることもあります。 高齢者や寝たきりの人など飲み込む力が衰えていると、食べ物や唾液が誤って肺に入ってしまいますが、中に含まれる歯周病菌によって誤嚥性肺炎を起こします。
このように、歯や口をケアすることは、歯を残すことだけでなく、全身の健康を維持することにつながっていきます。 8020運動も、歯を残すことだけに視点があるのではなく、全身の健康を考えて行われているのです。
健康寿命を延ばすには、まずお口から。 健康に関しても口は禍の元なのです。
| 2014年11月25日(火) |
口の健康を意識して健康寿命長くしよう−1 |
ロバスト・ヘルスによると・・・
『大人が受けたい今どきの保健理科』
8020運動をご存じでしょうか。 80歳になっても自分の歯を20本以上保とうとするものです。 大人の歯は合計32本(親不知を入れて)ですから、これでも12本は失われている計算になります。 意識しないと自分の歯を維持することは難しいということです。
歯が失われてしまう二つの大きな原因が、歯周病とむし歯で、どちらにも口の中の細菌が影響しています。
『口の中に常在菌』
ヒトはほぼ無菌の状態で生まれてきます。 そして、細菌と共に生活をするようになり、常在菌が体の中に棲み着くようになります。
通常の生活をしている限り、口の中を無菌状態に保つことはできません。 ですから、細菌をやっつけるという発想ではなく、細菌が何をしているのかを知ったうえで予防やケアを考えることが大切です。
口の中の細菌として有名なものがミュータンス菌です。 これは小学5、6年の保健の教科書に登場し、歯と歯茎を蝕む存在として紹介されます。 しかし、義務教育の理科で歯の構造や細菌についてほとんど学習しないので、この保健の内容を学んだだけでは、口の中で起こっていることを十分に理解するには限界があります。 ならば大人の保健理科として自習しましょう。
明日に続きます♪
| 2014年11月24日(月) |
ラーメンと学園祭と二次会と |
以前から気になっていたラーメン店へ。
そうしたら、その近所の大学が学園祭をやっていたのでフラッと。
見事な銀杏並木でした →
そして、夜の帳が下りる頃、M先生ご結婚の二次会へ。
100余名が、若い二人の前途を祝福しました。
末永くお幸せに♪
↑ は、高尾山薬王院が“健康のお手伝い”を第一義に平成11年に開始された「行」。 会員数も年々増えて、10000人にも達したのだとか。 『健康登山手帳』なるものを使い、来山1回毎に1押印していただきます。 ご本尊・飯縄大権現の縁日(毎月21日)に因み21回で一冊終了、「満行」となります。
昨日で、26度目の押印・・・“ラウンド2の5回目!” です♪
 
それにしても、全山、人&人&人。 “高尾山健康登山”について詳しくはコチラをど〜ぞ♪
今月5度目の横浜です。
今日は、歯学部生&研修医&歯科衛生士&歯科技工士の方々を対象としたシンポジウムに、パネリストの一人として参加させていただきました。
| 2014年11月21日(金) |
高齢者医療に革命を・・・ |
昨夜テレビ東京で放映のカンブリア宮殿という番組は ↑ というタイトル。
内容は、250万人以上とも試算されているという歯科医院に通院するのが困難な体の不自由な高齢者に対する訪問診療について。
限られた人材や機材で、患者さんの居宅まで出向く訪問診療、現場はさぞ苦労が多いものと思います。
ただ、何故かは分かりませんが、厚生労働省は、こういった企業が主導するスタイルの訪問診療のことを、あまり良く思っていないようですね。
私たち@小林歯科クリニックの受付カウンターの後方の壁面に→ を飾り付けました。
クリスマスまでの日めくりカレンダー=“アドベントカレンダー”というのだそうです。
“アドベント”とは、クリスマスに備える期間にあてる“待降節(または降臨節)”のことで・・・ 12月1日から毎日、その日の日付が付いている窓を1枚ずつめくっていき、全部の窓を開け終わるとクリスマスを迎えたことを教えてくれる楽しくて(美味しい)仕掛けのカレンダーです。
Sさま、わざわざお持ちいただきまして どうもありがとうございました。 厚くお礼を申し上げます。
今月4回目の横浜・鶴見です。
今日の演題は、“インプラント医療を通して歯科医療の未来を考える”でした。
お口にとって、究極の予防とも言える“インプラント治療”ですが、正にそれを裏付ける内容でしたよ♪
そして、今夜解禁のボジョレー・ヌーボーを求め・・・
| 2014年11月18日(火) |
歯周病菌で心臓病に!? |
今日は、↑ という内容のテレビ番組について書こうかと思っていたのに、特別番組で放映が中止に(*≧д≦)o″
代わりに、先週撮った“表参道のイルミネーション”の工事中の様子をご覧ください♪
| 2014年11月17日(月) |
アルツハイマーになる人の歯の本数 |
NEWS ポストセブン によると・・・
認知症には「アルツハイマー型」、「脳血管障害型」、「レビー小体型」、「前頭側頭型」の4つのタイプがあるが、国内で全体の約6割を占めるのがアルツハイマー型だ。
発症リスクには生活習慣が大きく影響するとされ、にアルツハイマー型認知症との関連性が指摘されているのが「糖尿病」なのだそう。
その他、「高血圧」「コレステロール」との相関関係を示す疫学調査もあるのだそうだが、「歯の本数」との関係を示す報告もあるのだとか。
山梨県歯科医師会が2007年に実施した「山梨県高齢者における歯の健康と医療費に関する実態調査」では65歳以上の高齢者1万2000人にアンケート調査を実施。 歯が20本以上残っている人と19本以下の人を比較した。
すると、19本以下の人はアルツハイマー型認知症を発症した割合が、20本以上の人の1.70倍だったのだそう。
一方、2002年に名古屋大学医学部が153人を調査した「口腔外科の研究調査」では、健康な高齢者は残存歯数が平均9本だったのに対して、アルツハイマー型認知症の人は平均3本だったのだとか。
|