| 2013年02月09日(土) |
「バイオフィルム」重い病気の原因にも−2 |
・・・昨日の続き
◆高齢者は注意
歯周病は日本人成人の7割以上がかかっているとされる。 歯周病原細菌が関わっている病気で、高齢者が特に注意したいのが誤嚥性肺炎だ。
誤嚥性肺炎は、歯周病原細菌などが唾液とともに肺に流れ込んで起こる疾病で、高齢者に多く発症する。 通常は、唾液と一緒に飲み込まれた細菌は胃液によって「殺菌」される。 寝ているときも唾液を飲み込む「嚥下反射」が起こり、細菌の気道への侵入を防いでいる。
元気な人なら、せきなどによって細菌を排除できる。 また、気道粘膜に生えている細かい繊毛によって唾液が肺に流れ込まないようになっている。 しかし、高齢者は嚥下反射が低下しているため、細菌が肺や気管支に入り込んでしまうという。 奥田名誉教授は「高齢者になると免疫力が低下し、抗菌作用のある唾液の量も少なくなり、歯周病になりやすくなる」と話す。
歯周病原細菌が関係している可能性がある病気では、脳血管障害や心疾患のほか、糖尿病や低体重児の出産との関連も報告されているという。
慶応大の中川種昭教授(歯科・口腔外科)は「歯周病原細菌が歯茎に入り込むと、歯茎を通る血管を通じて全身に回ってしまう」と説明。 「口の中の細菌をコントロールするケアは、予防にも、治療後の再発を防ぐためにも重要だ」と指摘している。
■眠る前のケアが大事
口の中のバイオフィルムの予防には、毎日の歯磨きなどのセルフケアと専門家による定期的なチェックが重要だ。
中川教授は「特に眠る前のケアが大事」と話す。 バイオフィルムは、口の動きが少なく、刺激によって出る唾液の少ない睡眠中に増加。 さらに、薬剤や免疫機能が効きにくいという。このため、歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシで物理的に除去するのが有効だ。 歯ブラシが届かない部分のケアには、抗菌性の高い洗口剤を日常的に使うと効果が高い。 バイオフィルムが歯石になってしまうと自分で除去するのが難しく、歯科医院で除去してもらう必要がある。
自分の都合の良い時だけ診ていただくことは“定期的”とは言いませんよね。 その方その方に合った“間隔”があるものと思います。
もちろん、プラークコントロールのみならず、間食や飲料を含む食品の摂り方についても、きちんと指導していただいてくださいね。
| 2013年02月08日(金) |
「バイオフィルム」重い病気の原因にも−1 |
産経新聞によると・・・
複数の細菌が固まり、ぬるぬるとした状態になった「バイオフィルム」。 口の中のバイオフィルムは、虫歯や歯周病だけでなく、肺炎など重い全身の病気の原因になることもある。
バイオフィルムのケアはどうすればいいの?
◆菌の集合体
東京歯科大の奥田克爾名誉教授(微生物学)によると、バイオフィルムであるデンタルプラークは複数の細菌の集合体だ。 バイオフィルムは、細菌が周囲にねばねばした物体を作って個体がくっつき合い、集団になったもの。 実はバイオフィルムは身近な存在だ。 「台所やお風呂場の掃除をさぼると出てくる、ぬるぬるしたものも細菌の固まり、バイオフィルムです」(奥田名誉教授)
注目されているのが、口の中のバイオフィルムだ。 人の口の中には500種類を超える細菌がいるという。 奥田名誉教授は「口の中の細菌は、唾液成分や歯と歯茎の隙間からにじみ出る成分を栄養源にして繁殖する」と指摘する。 バイオフィルムは、ねばねばした膜で包まれているため、抗菌剤や免疫機能が効きづらいという特徴がある。
口の中のバイオフィルムには、虫歯の原因となるミュータンス菌や、歯周病の原因となる細菌も集団で潜んでいる。 その中で、全身疾患に関わりがあるとして注目されているのが歯周病原細菌だ。
歯周病は主に歯周病原細菌によって起こる。歯の周りのバイオフィルムが、歯と歯茎の間の溝(歯周ポケット)を作る。 炎症を起こして歯茎が赤く腫れるほか、出血が見られることもある。 進行すると歯周ポケットが深くなっていき、歯を支えている組織に炎症が及ぶ。 すると、口臭が発生し、歯を支える骨が溶けて歯がぐらつき、かめない状態になる。
・・・明日に続きます。
神奈川県や千葉県の沿岸部には南からの強い風が吹いたそうですが 東京・大手町にはその風が届かなかったので、関東地方としての“春一番”の発表には至りませんでした。
横浜(千葉)地方気象台が独自に「神奈川(千葉)に春一番が吹きました」とは発表できないのですね♪
昨夜21時38分に“大雪注意報”が発令。
先月14日のように、積雪も予報されていましたが、 無事、14時18分に解除されました。
ふんわり積もっただけ(気象庁の公式積雪量はゼロ)でしたが、路線によって朝の通勤は大混乱だったようですね。
←白くなった新宿御苑(Photo by 毎日新聞)
今日は、私たち@小林歯科クリニック周辺から ↑ が見えるとされる年2回の内の1日。 残念ながら、近づく雪雲で見ることが出来ませんでしたぁ。 天候には勝てません。 次回のチャンス=11月まで静かに待とうと思います。
皆さまのエリアの“ダイアモンド富士”の該当日を見るサイトはコチラ。
代わりに、東京都庁の展望台からのショットを載せておきますネ↓ (Google Earth から)
明日は悪天候が予想されます。 足元に気を付けてご来院ください♪
今日から暦の上では春になりました。 ということで、この冬を総括!?
NEWSポストセブン によると・・・
かつて冬靴の定番だった女性のロングブーツが過去のものとなりつつあるのだそう。
靴・バッグのコンサルティング会社、アジアリングの坪谷聡子氏によると「ロングブーツの売り上げは落ちています。ブームの頃と比べると、半分以下になっているのではないでしょうか」。
複合要因の一つには、多様なファッションを求める傾向が強くなっていることがあるのだとか。 ロングブーツは、コーディネートを限定。 一方、ここ数年で人気が高まったショートブーツは、ボトムスを選ばない。 つまり、ミニスカートでもロングでも、パンツでも合わせられる。 ある程度の防寒をしつつ、靴1足で、様々なファッションを楽しみたいという方が増え、ロングブーツからショートブーツへと、人気が移行しているのだとか。
次に、長年の不況によってOLさんたちのお財布の紐は固くなっていることがいえるのだそう。 ショートブーツは、ものによっては、パンプスの1割増しくらいの価格で買える。
もう1点、気候の変化も消費者心理に影響しているようだ。 ここのところ猛暑が続き、夏が長くなっていることで、冬に限られるロングブーツを履く期間は短くなっている。 一方、ショートは、足全体を覆うわけではないですから、秋から春頃まで楽しめる。 どうせ買うなら、長く履けるもののほうがお得という訳だそう。
私たち@小林歯科クリニックでも、ブーツハンガーの出番は少なかったようですね♪
伊勢海老や、○○産黒マグロを使用した恵方巻など、豪華版や変わり版がここ数日テレビで取り上げられていますね。
でも、目に留まった中で最も高価格だったのが、金箔を真空圧着させた海苔でまいたという ← コレでしょうか。
金箔巻き&銀箔巻きの2本セットで8800円。 モチロン完売!
サスガ名古屋ですね。
あっ、私@小林がセミナーに出掛ける前に食べたのは、極々普通!?の太巻です♪
今日の東京は4月下旬の陽気。 最高気温は20.9℃にまで上昇。
立春前に20℃を越えたのは44年振りだったのだそうです。
汗をカキカキ一日を過ごしました。
・・・要は、着る服を間違えてしまったようですね♪
| 2013年02月01日(金) |
2日フライングの節分 |
本当の節分は明後日。 でも明後日は日曜日で・・・ ということで、2日前倒しで“節分”です。
 
やたら“デカイ赤鬼”の他には、“標準サイズの緑鬼”も居ましたよ〜♪
| 2013年01月31日(木) |
糖質制限、長期は危険? |
朝日新聞によると・・・
ご飯やパンなどの糖質を控える「糖質制限食(ダイエット)」を5年以上続けると、死亡率が高くなるかもしれないとする解析結果を、国立国際医療研究センター病院糖尿病・代謝・内分泌科の能登洋医長らが米科学誌プロスワンで発表したという。 死亡率が高まる理由はよく分かっていない。
糖質制限食は「低炭水化物ダイエット」などとも呼ばれ、短期的には減量や血糖値の改善につながるという報告が出ているが、長く続けても安全かははっきりしていない。 能登さんらは昨年9月12日までに発表された糖質制限食に関する492の医学論文から動物実験などを除き、人間での経過を5年以上追跡して死亡率などを調べた海外9論文を分析した。
対象は、とくに病気がない地域住民や医療スタッフら計約27万人。摂取した総カロリーに占める糖質の割合に応じて10のグループに分けたとのこと。
暴飲&暴食と同様、過剰なダイエットもいただけませんね♪
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