予防審美  
小林歯科クリニック  
 
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★予防と審美専門★【小林歯科クリニック】

2008年12月16日(火) かむ効用−4

読売新聞に↑という連載があったので転載します。
今日は、その最終回「転倒予防へ口腔ケア」

かむことと力の発揮との間には深い関係がある。

T歯科大でスポーツ歯学が専門のT准教授によると、かむと大脳皮質の運動野が活性化され、全身の関節周辺の筋肉が働き、体が固定される。
「動物がエサを食べる時、体がぐらつかないように進化した」と解説する。

かみしめ効果が大きいのは重量挙げのように体を固めて力を出す動きだ。
逆に100m走などは、かめば逆効果になる。
ただし、速い運動でも、体操の着地やサッカーのヘディング、ボクサーがパンチを当てた時など、瞬間的にかむことは多い。


ボクシングやラグビーの選手が使うマウスピースは樹脂製で軟らかく、歯と歯でかむよりも強い力でかめる。
そのため、首回りが固定されてけがを防ぐほか、より大きな力を発揮できる。

高齢者の転倒予防にも、かむ効果は生かせる。
H大のグループが、自立歩行できる認知症高齢者146人の転倒頻度とかみ合わせの関係を調べたところ、年2回以上転倒したグループでは、奥歯を失い、かめない人が66%いたが、転倒が1回以下のグループでは22%と少なかった。
奥歯がない人でも入れ歯でかめるようにすると転倒は減った。

N歯科大病院口腔介護・リハビリテーションセンター長のKさんは「かみ合わせが戻れば、転倒しそうになった時にふんばりが利き、バランスが保てる。高齢者の自立支援には、口腔機能の改善が欠かせない」と話している。

健康情報があふれる中、「かむ」という基本動作の重要性を見直したい。



2008年12月15日(月) かむ効用−3

読売新聞に↑という連載があったので転載します。
今日は、その3回目「脳への効果 指運動より大」

よくかむことは身体の健康保持に役立つだけでなく、脳を活性化する効果もある。

「細かい手作業は、認知症防止に役立つ」といわれるが、N歯科大のK教授によると、指の運動よりも咀嚼(そしゃく)の方が脳を活性化する効果は大きいという。
K教授らが、硬さが違う4種類のグミゼリーを咀嚼した時の脳血流量を調べたところ、硬いものほど血流量が多くなった。→

咀嚼力低下と認知機能の関連を示す研究もある。
T大の研究では、70歳以上の高齢者1167人の認知機能と歯の本数の関係を調べた。
認知機能が正常なグループは歯の平均本数が14.9本だったのに対し、軽度の認知障害の疑いがあるグループは13.2本、認知症の疑いがあるグループは9.4本と少なかった。

ネズミの歯を抜くと学習や記憶能力が低下するという動物実験もあり、人でも咀嚼力の低下が認知機能に影響を与えている可能性がある。

そのほか、ガムをかむことで学生のテスト成績が向上したという実験や、幼稚園児の知能指数と咀嚼の仕方に相関があったとの報告もある。

カナダの脳外科医ペンフィールドが、大脳皮質の場所と体の部位との対応を調べて作った有名な脳機能地図
←がある。
歯やあご、唇、舌など口周辺の機能に関連する大脳皮質面積が全体の4割近くを占めており、かむことが脳に及ぼす影響の大きさが容易に想像できる。

K教授は「歯ごたえがあるものを食べることが、脳の活性化につながる」と話す。







2008年12月14日(日) かむ効用−2

読売新聞に↑という連載があったので転載します。
今日は、その2回目「ゆっくり食べ 少量で満腹」

「太っている人は、食べるのが早い」。
こんな印象通り、よくかまずに早食いすることは、確かに肥満の原因になるらしい。

T歯科大とL歯科衛生研究所は、肥満と食習慣の関連を共同研究している。
それによると、大人も子どもも早食いの人ほど、また、よくかまない人ほど肥満の傾向が強いことが分かった。

研究では意外にも、夜食やおやつ、遅い夕食など、「いつ食べるか」は肥満との明確な関連がみられず、「いかに食べるか」の重要性がはっきりと浮かび上がってきた。

多くかむ人の特徴は、食事時間が長い一方、食事量は少ないこと。
これは、食べ物をよくかむほど脳の満腹中枢が刺激されて、食欲が抑えられるためだ。早食いの人は、満腹感を感じる前に大量に食べてしまいがちになる。

研究グループが、健康な男性を50回以上かむ多咀嚼と通常の咀嚼に分けて、満腹になるまでおにぎりを食べてもらったところ、多咀嚼は528g、通常の咀嚼は693gで、多咀嚼の方が確かに少ない量で満腹になった。

血糖値を抑えるインスリンの分泌量も、多咀嚼の方が上昇が穏やかで、インスリンを分泌する膵臓に優しい。
インスリン分泌は年齢とともに衰えて、糖尿病の原因になるため、若い時からインスリンを節約する食事は糖尿病を予防し、健康長寿につながる。

同研究所研究部主任のTさんは「大人になってから早食いを改善するのは難しい。子どもの時から、先に口に入れた食べ物をのみ込むまで次の食べ物を入れないなど、よくかむ習慣を身につけさせたい」と話している。

 早食い防止10か条(by Tさん)
  ・かむ回数を意識的に増やす
  ・一口の量を減らす
  ・のみ込んでから次の食べ物を口に入れる
  ・水分と一緒に流し込まない
  ・ゆっくりと、唾液を混ぜ合わせる
  ・歯ごたえがある食材を選ぶ
  ・野菜はゆですぎず、大きめに切る
  ・品数を増やし、外食では定食を選ぶ
  ・時々、はしを置く
  ・2人以上で食べて会話を楽しむ



2008年12月13日(土) かむ効用−1

読売新聞に↑という連載があったので転載します。
今日は、その1回目「唾液 活性酸素を撃退」

テレビで体にいいと言われた食べ物が突然スーパーで品切れになるなど、何を食べるかに関心を持つ人は多い。
しかし、食べ物を体内に取り込む際の「かむ」という動作が、どれほど健康とかかわっているかは意外と知られていない。

食べ物を歯でかみ砕き、唾液を混ぜて、のみ込みやすい大きさの塊にする。
下あごや舌が連動した「咀嚼」とは、こんなに複雑な動作だ。
N歯科大のK教授は「咀嚼の神経回路は、呼吸や姿勢保持、血液循環などと同様、脳幹にある。咀嚼が、いかに生命維持に重要かを示している」と話す。

ところがファストフードに象徴される軟らかい食べ物の普及で、現代人の平均的な咀嚼回数は、戦前に比べて約6割も減っている。

それによって生じる問題の一つが、食べ物をかみしめるほど多く分泌される唾液の減少だ。
唾液には、糖分を分解するアミラーゼなどの消化酵素が含まれていることは知られているが、それは多様な機能の一部に過ぎない。

K教授によると、歯の汚れの除去や粘膜の傷の修復、歯の補強、抗菌作用や免疫強化のほか、ウイルスを直接攻撃してくれる免疫細胞を増やす作用もあるという。

毒消し効果もある。
日常の食べ物には栄養素だけでなく、微量ながら発がん性物質を含む物も多い。
その多くが、わずか30秒間、唾液に浸されるだけで毒性がほとんど消えるという。
発がん性物質が作り出す活性酸素は、がんや老化につながるが、唾液中に含まれるペルオキシダーゼなどの酵素は、その活性酸素を消す作用を持っているためだ。

K教授は「『一口30回以上かめ』といわれるが、唾液の機能を十分発揮させるためにも、そのぐらいの時間が必要ということ」と説明する。

 唾液の多様な機能
  ・酵素で食べ物を消化する
  ・歯の汚れを洗い流す
  ・食道や胃の粘膜を保護する
  ・歯のエナメル質保護や再石灰化促進
  ・細菌の発育を抑える
  ・免疫力を強化する
  ・食物の発がん性を減らす
  ・活性酸素の消去
  ・成長を促すホルモンを分泌する



2008年12月12日(金) 今年の漢字に「変」

読売新聞と産経新聞によると・・・

1年の世相や出来事を漢字1字で表す2008年「今年の漢字」が「変」に決まり、京都市東山区の清水寺で発表された。
政治や経済など変化の多かった一年を象徴するもので、11万1208件の応募のうち6031件を占めたという。
続いて「金」が3211件、3位は「落」だったそう。

ちなみに、去年は「偽」。
1995〜2006年までの漢字はコチラをど〜ぞ。










2008年12月11日(木) 首都圏の駅、全面禁煙へ

JR東日本が、首都圏の226駅について、東京など4駅の一部に設けられた喫煙ルームを除き、来年4月から全面禁煙を実施すると発表しました。

同社は昨年3月から、新幹線や在来線特急の車内でも、他社と直通運転している一部特急を除き全面禁煙となっています。
同社によると、226駅のうち25駅については、ホームの広さの問題などから既に全面禁煙となっているが、残り201駅では、朝夕の一定時間以外はホームの端などに設けられた灰皿付近での喫煙が可能だった。

同社は「多くのお客様のご意見や社会における禁煙志向の高まりを受けた措置」としているが、残念ながら、東京、大宮の新幹線ホームと上野、新宿の特急専用ホームなどでは、4月以降も相変わらず喫煙できるのだそう(・ё・)

喫煙者本人のみならず、周囲に多大な悪影響を与えるこのタバコ・・・
「たばこ税を社会保障の特定財源にする考え方はおかしい」とかいう国賊的議員がいるうちは、まだまだ“ザル”ですが、次の一歩を期待しましょうかねぇ。
「たばこ税の大幅値上げこそ医療費の削減」に直結すること、税政調査会だの、農水族だの
みぃ〜んな知っているはずなのに、どうしてやらないんでしょうかねぇ???

詳しくはコチラをど〜ぞ。



2008年12月10日(水) 祝 ノーベル賞受賞

←前列の一番左が受け取ったメダルを
 眺めている小林誠先生
  (photo by 毎日新聞)

今日は、ダイナマイトの発明者として知られるアルフレッド・ノーベルの命日。
6部門からなる世界的な権威を持つ賞が授与されました。
今年は、4人も日本人が。
その中には、わたしと同姓同名の小林誠さんも!
心よりお祝い申し上げます。



2008年12月09日(火) 紅葉狩り−2

雨が降り出す前に・・・
出勤前に、代々木公園を散歩しました。

日を追う毎に、冬の気配に覆われますね。







2008年12月08日(月) 自分へのご褒美

マイコミジャーナルによると・・・

若者層のマーケティング調査機関であるM1・F1総研はこのほど、首都圏で働く女性の"ご褒美消費"という側面から若者の消費実態を調査したという。
結果によると、20歳〜34歳の女性層の2割近くが月に1回以上、洋服やアクセサリーなどの高額商品を購入しており、働く女性は自分へのご褒美消費に積極的なようだ。

同調査は10月に首都圏1都3県在住のF1(20歳〜34歳女性)・F2(20歳〜49歳女性)の会社員(経営者、正社員、派遣社員、契約・嘱託社員、公務員)を対象に実施したという。
洋服やアクセサリー、旅行など比較的高額な商品を「自分へのご褒美」として購入する頻度について聞くと、F1の17.9%が「月に1回以上」購入しており、F2と比較しても高いそうだ。
ご褒美の最高金額はF1では平均344,670円で、F2の325,380円よりも高いという。
具体的に購入しているものは、F1・F2ともにいつでも手軽に購入できる「スイーツ」がトップとなった。
F1では特にF2に比べて「アクセサリー」、「美容・エステ・マッサージ」、「化粧品」といった、自分を美しく見せるための商品・サービスの割合が高い。

さらに、自分へのご褒美をするタイミングは、F1・F2とも「ボーナスが入った時」が最も多く、お金が入るタイミングではない「ストレスと発散したい時」が次いで大きな機会のようだ。
ご褒美消費をする頻度の高い女性ほど、自分の生活において仕事を重んじる傾向があり、将来的にも昇進を望むキャリア志向の高い女性がうかがえたという。

私たち@小林歯科クリニックにご来院くださる女性の多くは“ホワイトニング”をご希望されますが、それも、きっと“自分へのご褒美”なのでしょうね。



2008年12月07日(日) 紅葉狩り−1

今朝の東京の最低気温は、4.1℃と今シーズン初めて5℃を下回りました。

ちなみに、最高気温は10.2℃。
今シーズンで最も低い最高気温だったのですが・・・
日中は、殆ど風も無く、結構ポカポカ
(と感じたのは、もしかして私@小林だけでしょうか?)
でしたね!?

・・・という訳で、代々木公園で“ダラダラ”と半日を過ごしましたぁ。

←辺り一面イチョウの黄色い絨毯です



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