せきねしんいちの観劇&稽古日記
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| 2005年07月27日(水) |
「Four Seasons 四季」初日 |
朝、起きられない。さっこさんに遅刻の連絡をする。 昨日からの腰の痛みは、もう何が何だかというかんじに。でも、最悪の「立てない&歩けない」ではないので、ちょっとほっとする。薬を飲んで、サポーターを巻いて、おそるおそる出かける。 ゲネプロの前に、アップをかねて、6場と1場をやってみる。まずはテンポが出るように。テンポのいい芝居に大事なのは、自分が早くしゃべることではなくて、相手のセリフをちゃんと聞く、いい耳をもつことだ。 そのことを意識しながら、勢いよくアップ。 15時からゲネプロ。写真家の山口さんが来てくれて、どんどん写真を撮ってくれる。 僕は、もうすっかり役者モードで、演出家として全体を見るのは、できるだけやめようと努力。まずは、自分のことを中心に。 いいかんじで、ゲネプロが終了。少し休憩して、客席づくり。前説のナレーション録りをして、開場。いよいよ初日の開演。 芝居はお客さんと一緒につくるんだということを今回もまたかんじる。楽屋でドキドキしているよりも、舞台の上に飛び出していってしまった方がずっと楽しい、大好きな時間。 パレード関連のグッズを売りに実行委員長のおかべよしひろさんと実行委員のミオちゃんが来てくれる。募金と販売のお願いもさせてもらう。 9月に客演する絶対王様の制作のみなさんがたも来てくださった。はじめましてのご挨拶。 初日の乾杯を、高市氏のしきりで。手伝いにきてくれたにしやんいっこうちゃんもまじえて、にぎやかに。終電まで飲んで、さくっと帰る。ごちそうさまでした。
| 2005年07月26日(火) |
「Four Seasons 四季」仕込み2日目 |
仕込みの続きはほぼないので、僕らはとにかく稽古する。 場当たりと転換稽古をかねて、全体を通してみようということになる。 そんなことが可能なのは、再演の舞台だからだ。 3場で使う衣装ケースを移動しようと持ち上げたとき、腰にいやなかんじの痛みが。 そんなに強烈なものではなかったので、気にしていなかったのだけれど、夕方になったら、歩くのがつらくなって、客席から舞台に上がるのにはあはあ言うようになってしまった。 どうしよう。 だましだまし、場面毎の稽古をするが、じっと座っているととても痛い。立ったままもつらい。 あちゃーと思いながら、本番になったら、何とかなるさと思いながら、それでも困った。 昨日気になった声の響きはどんどん落ち着いてきている。劇場ってほんとに不思議だ。 どこの小屋でもかんじるこの変化は、劇場がぼくらを受け入れてくれてるってことなんじゃないかといつも思う。 もっとも、わんわん響いて聞こえるのは、こちらの耳の問題なんじゃないかという気もするのだけれど。 稽古の最後に、みんなで集まって、最後のダメだし、というか演出としての話をいろいろ。言うだけのことは言ったので、あとは各自僕のダメを思いだしてほしいと。場面ごとの自分のいかたをもう一度確認してほしいということ。ここが好きだなあとか、ここが苦手だなとかでもいいので。最後の場面の木を見るところ。この沈黙の場面が僕は一番好きだということ。この瞬間が、「永遠」につながるといいなと思っているということなどなど。 話すだけ話して、僕は、ようやく役者モードに切り替え。自分の芝居を考え始める。いつもとほぼ同じ、このタイミング。でも、今回は、いつもより、「きっぱり」役者になれそうな気がしている。再演だし、稽古をていねいにしたせいかもしれない。 帰り、近くの酒屋さんで缶チューハイを買って地道に酒部活動と思ったのだけれど、買ったはいいが飲めない。ステッキ代わりの傘を頼って何とか駅まで。 階段の上り下りが少ない東西線、半蔵門線経由で帰ることにする。さやかちゃんと九段下まで。芝居の話をあれこれ。 最寄り駅に着いてタクシーに乗ろうと思ったのだけれど、ちょうど一台もいない。駐輪場まで歩くのに10以上かかった。いつもなら2分なのに。 空には、きれいな月が出てる。台風情報を見ようと思ってつけたテレビは、スペースシャトルのことばかり。あっけなかったなあ、台風。でも、おおごとにならなくてよかった。 明日は初日。
「Four Seasons 四季」初日まで、あと1日!
| 2005年07月25日(月) |
「Four Seasons 四季」劇場入り |
朝から仕込み。地下の稽古場から、となりの一階の劇場へ、荷物を運ぶ。もともと荷物の少ない芝居&一昨日のうちに、荷物は全部稽古場にきていたので、さくさくと。 照明のつり込み、道具のたたきのあいだ、僕は、稽古場の掃除を一人で。夏場に特に出やすい持病のぎっくり腰のため、仕込みのときの僕は完全に「戦力外」だ。 それでも、掃除を終えて、劇場に戻ってから、パネルをつくり、全面に貼る紙をくしゃくしゃにする手伝いをする。 今日は、一日、仕込みの日。夜になって、シュートがほぼ終わりそうになったので、舞台上で、声出しをかねて、少し稽古をする。 パネルで囲まれた今回の舞台は、いつもより、やや残響が長く感じられる。それを気にしないで、とにかく声を出すことを心がける。明日になればこの響きも落ち着くだろうから。 実際の舞台での稽古が一日でも早くできて、ちょっとほっとした気持ち。 四季を通じて、また一日の時間の流れや、天気の変化とともに移り変わる、さやかちゃんの照明の美しさに感動。紙をくしゃくしゃにして貼った壁が、とんでもなく美しくなってる。「おしゃれなホリゾント」と言ったりもしたけど、もう、びっくりだ。 夜になって、大雨。さすが台風が来ているだけのことはある。劇場前のひさしから、ダアダアと滝のようになって雨が落ちてくる。 明日は、場当たりと稽古を一日かけて。早く舞台に慣れて、この舞台でのいかたをカラダにしませていこう。
「Four Seasons 四季」初日まで、あと2日!
| 2005年07月24日(日) |
「Four Seasons 四季」稽古 |
稽古場での最後の稽古。 午後から衣装の確認をして、夕方から通してみる。 場面毎に季節が変わるこの芝居では、衣装の着替えがたいへんだ。 この真夏に、コートを着て「寒いね」と言わなくてはいけない。それも「暑いね!」と言った40分後に。 通し稽古は、場面転換用の音楽を入れてもらいながら。この芝居のテーマ曲「ストレンジャー・イン・パラダイス」のさまざまなアレンジ。 通し稽古もなんとか終わり、明日は劇場入り。いよいよだ。 「Four Seasons 四季」初日まで、あと3日!
| 2005年07月23日(土) |
「Four Seasons 四季」稽古 |
両国の倉庫に寄って、積み込みのお手伝い。の予定が、総武線が遅れたので、着いた時点でノグとマミーの二人で積み込みは終了、パンチの確認だけして、中野に向かう。 車が着いて、荷物を降ろして、ベンチやテーブル、イスをセットする。実寸のバミリをして、微妙な配置を確認する。 その後は、場面ごとの通し稽古。もろもろ確認しながら小返しも。 夕方、地震。稽古場は地下なのに、かなり揺れる。マミーはトイレに行く階段を上っている途中で固まっていたそうだ。 余震の続くなか、メールも携帯もつながらなくなり、状況がわからない。 舞監のさっこちゃん、さやかちゃんが来てくれて、交通機関がマヒしちゃってる状況がようやうやくわかる。 それでも、時間まで稽古。照明のために、2場と4場をあらためて通して、今日はここまで。 近くのコンビニで、舞台で使う缶ビールをゲットして、みんなで乾杯。 JRはまだ混乱していて、行き先がどんどん変わりながら、それでも運転はされているというかんじ。ようやくたどりついた北千住の駅は、なんだか台風の日のよう。ひと気がなくって、妙に静か。 足立区が震度5ということで、うちもぐちゃぐちゃになっているかと思いきや、別に倒れているものものもなく、ちょっと拍子抜け。でも、よかった。
「Four Seasons 四季」初日まで、あと4日!
| 2005年07月22日(金) |
「Four Seasons 四季」稽古 |
6場を中心に。この場面は、やや特殊で、僕以外の全員が「物語を語っていく」スタイル。 とにかく、息が合わないといけない。自分の芝居をすることにばかり集中していると、一人だけ浮いてしまうし、かといって、何もしないでいると薄味になってしまう。ものすごいテンポで語りながら、自分のこともやっていく。 途中でどうしても、それぞれが「たっぷり」になってしまうので、ひたすらいいテンポをこころがけてやってもらうようにする。テンポをよくしようとするためには、自分の前の人がしゃべるセリフを聞くことに集中しなくてはいけない。セリフ覚えを完璧にするためというより、そのことのためにやってみる。 百本ノックとまではいかないけど、何度も何度もくりかえして、だんだんいいかんじになってきたところで、今日はここまで。 明日は劇場のとなりのMOMOの稽古場。大道具、小道具を運び込んでしまう。そのため、ノグとマミーは、車に乗って、荷物の積み込みに。 僕は、本番前の営業&ご挨拶で、アイランドとタックスノットに。芝居の話で盛り上がり、終電の一本前で帰ってくる。
「Four Seasons 四季」初日まで、あと5日!
| 2005年07月21日(木) |
「Four Seasons 四季」稽古 |
出かける前、う「シルバー事業団」の植木屋のおじさんたちが、下見にきた。明日来てくれるんだそうだ。え、明日だったの?と驚く。ともかく、縁台づくりが間に合ってよかった。 稽古は、エピローグと6場の立ち稽古。エンディングに音楽を合わせてみる。初演版にセリフを書き足して違う終わり方になってので、ちょうどいいおさまり方になった気がする。 どの芝居でもそうだけど、ラストシーンをつくっていくのはとっても楽しい。1場からここまでの時間の流れ、登場人物が生きてきた時間が静かに積み重なっているのを、あちこちで実感していくからだろうか。 アパートの面々とは少し距離を置いていた早瀬くんが、初めてみんなをリードしていくシーンをつくっていく。早瀬くんもだけど、彼に対するみんなの反応をよりていねいに。初演版にはなかった場面。新鮮な稽古。 時間が来たので今日はここまで。続きは明日。もっともっとおもしろくなるはず。時間はまだある。どんどんやっていこう。 荻窪のけいこ場も今日が最後。駅前の居酒屋で飲んじゃおうという計画は、誰もが「やることいっぱい」なので自然消滅。いつものように路上酒部活動のみ。気になっていた、フランス惣菜屋のプリンを買って帰る計画も、荷物を持っていると台本が開けないのでやめておく。 空には、たぶん満月なんだけど、ちょっと欠けた月が。「この頃、大きいですよね、月」と小林くん。たしかにそうだ。くっきりと低い空に浮かぶ丸い月は、とっても大きく見える。いつもよりも余計に空を見ながら駅まで歩いた。
「Four Seasons 四季」初日まで、あと6日!
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