せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2005年06月29日(水) 「Four Seasons 四季」稽古

 稽古前、三枝嬢とPIKY PINKYの打ち合わせ。近況報告もお互いにいろいろ。
 稽古場の玄関を入ったら、一緒に、一匹のモンシロ蝶が入ってっきてしまった。ヒラヒラ飛んでいるので、どうやったら外に出せるかと目で追いながら考えていたら、受付の中にいたおじさんに「わかりますか?」を言われる。部屋がわからなくて困っている人に見えたらしい。モンシロ蝶は見えなかったのかな? 「あ、ダイジョブです」とよくわからない返事をして、部屋に上がる。
 稽古場に続きの台本を予定の半分だけ持っていく。今日は「読んでおいてね」と渡すだけにする。
 基礎トレのあと、昨日の続きの稽古。代役はできるだけしたくないのだけれど、天辺くんを中心に、早瀬くんと小林くんにノグの役をやってもらって、先に進む。
 ていねいに段取りやセリフの言い方を決めていくのではなく、いろいろやってみる稽古をする。
 木にとまってるのがセミじゃなくて、ゾウや犬だったりするところからスタート。なんだかわからないやりとりが自然にできてくる。そのとき、カラダはとっても自由になっているんだね。
 天辺くんには、声の調子を「たとえば歌だったら……」というようにたとえてダメだしをさせてもらった。
 ラクな状態でいるときのカラダから出る声と、何かやってやろうとたくらんでいるときカラダから出る声が全然違ってしまうのはなんでだろう。
 他愛もないセリフが延々つづくのが僕の芝居だけれど、それでもやっぱりセリフの論理が積み重なっていくところは大事にしていきたいと、いつものように「ちゃんとやりとりをしてね」と話したりもする。
 帰り、1Fに降りたら、モンシロ蝶は無事外に出られたようで見つからない。よかった。
 おなじみのコンビニで雑酒ゲットの酒部活動。缶酎ハイをコンビニの袋に包んだまま飲んでいる僕の飲み方が、マミーに「チンドン飲み」とネーミングされて、なじんでしまっている。こないだ見かけた菊五郎似のチンドン屋のお兄さんをマネしているわけだけれど、説明しないと全くわからないと思う。ともあれ、体調も復活しているので、「チンドン飲み」しながら、駅までおしゃべり。
 このあいだの録音の仕事のサンプルデータを送っていただいた。声の仕事でキャラクターを演じたのはほんとうに久しぶり。どうなってるかとドキドキしながら聞く。
 なんとか芝居になっていて、ほっとする。それでも、ああやればよかったと思うところたくさん。次回以降の課題にする。

 「Four Seasons 四季」初日まで、あと28日!


2005年06月28日(火) 「Four Seasons 四季」稽古

 二週間ぶりに全員がそろった稽古。台本の続きを持っていく予定だったのだけれど、プリンターの調子が悪いので明日に延期。
 基礎トレの後、1場のあたまからを立ち稽古。それぞれの課題をていねいにやっていってもらう。
 ふとした瞬間に自由になるカラダのおもしろさ。天辺さんにいろいろとテーマを伝えて、いろいろやってもらう。楽しい稽古になっていったと思う。

 発売中の青土社「ユリイカ」7月号「特集この小劇場を観よ!」の「この劇団がすごい'05」というページでフライングステージを紹介してもらっている。前のページにはピンクトライアングルさんも!
 「Four Seasons 四季」について、ていねいに書かれていて、とってもうれしい。大好きなノエル・カワードについて書かれていることも(「陽気な幽霊」というタイトルは、彼の同名の戯曲からタイトルを拝借してる)。
 これを読んでうちの芝居を初めて見てみようと思う人がいてくれるとうれしい。ずっと見てくれているお客さんたちも、これを読むとうれしい気持ちになってくれるんじゃないかな。
 どうぞご覧下さい。

 「Four Seasons 四季」初日まで、あと29日!


2005年06月27日(月) 富士見丘小学校演劇授業

 富士見丘小学校の演劇授業。今日の講師は吉田日出子さん。子どもたち書いてもらった「けんか」の作文を一緒になって演じてもらう。
 前半は、台本のまんま。後半は、台本の続きを即興で演じてもらう。あらかじめ、台本のある方をやる人と、即興をやる人を決めておいてもらって、全員が演じた。
 子どもたちが書いた言葉は、借り物ではない生な言葉として彼らの口から聞こえてきた。
 吉田日出子さんが母親役、子ども役と次々いろんな役を演じながら、子ども達と芝居をする。こうやりなさいと無言のうちにリードするのではない、きちんと同じ立場で関係をもとうとする姿勢に感動する。
 即興のパートは、前々回の永井愛さんの授業を踏まえて。永井さんの授業で「もっと
やりたい」と思った子どもたちの気持ちが、いい盛り上がりを見せたと思う。
 母親役を演じながら、ほんとに母親の言いそうな言葉を口にしている彼らがすばらしい。観察してるんだねえ。
 最後に、吉田日出子さんに、谷川俊太郎さんがイラクの子ども達の絵によせて書いた詩を読んでもらう。「おじいちゃん死んじゃった」という絵本。日出子さんは、詩だけでなく、子ども達の言葉もていねいにひろっていってくれた。最後は、宮沢賢治の詩による「星めぐりのうた」を。子ども達は、大いに盛り上がってけんかを演じたあと、戦争と死についての話を聞いた。長丁場で、集中が切れるじゃないかと心配したのだけれど、2クラスともきっちり終えることができた。
 初めに、舞台に立っている人だけでなく、客席で見ている人も、一緒になって場を支えてるんだよという話をした。子ども達は、しっかりこの言葉をうけとめてくれたんじゃないかと思う。うれしい。
 給食をいただきながら、フィードバック。日出子さんは、子ども達と一緒に給食を食べてくれた。「子ども達はみんな自分のまんまでいるのがすばらしい」と言ってくれた日出子さん。それができるクラスになっていることが、何よりもすばらしいことだと思う。

 夕方から、急に具合が悪くなる。熱は下がったはずなのに、むかむかと気分が悪い。ソルマックを買って飲んでみるが、なおらない。
 家にようやくたどりついて、しばらく倒れ込んで寝てしまう。熱はやはりなし。とにかくふらふらするので、水をいっぱい飲んでみるが、めまいはおさまらず。汗だくになりながら浅い眠りを眠る。


2005年06月26日(日) 冷房はじめました

 真夏のような日。僕の部屋にはクーラーがないので、クーラーのある居間に移動して、時々横になりながら、仕事をする。今年の初冷房だ。
 猫も昨日今日はあまり外に出かけず、家の中の涼しいところで横になって寝ていることが多い。
 風通しのいいところが好みかと思うのだが、廊下の隅のひんやりした床にべったりカラダをつけて寝ていたり、台所のテーブルの下で、木でできたてーぶるの脚に足先をくっつけて横になっている。
 今日も一日、一歩も外に出ない。例外は真夜中に、猫を探しに行ったこと。といっても、玄関を出たら、すぐ脇の塀際の暗がりに仰向けになって寝ていた。今日は、真っ暗な夜。車や自転車が来たら、間違いなく轢かれてるところだ。
 抱きかかえて帰るが、猫の毛の間に熱気がこもってるようで、余計に重たくかんじる。
 昼間、母親に「猫は冬は寒がりで、夏は暑がりなの?」と聞かれる。言いたいことはわかる気がしたが「そうじゃない?」としか答えられない。わがままなところは猫も人間もおんなじだ。いや、人以上か?
 このところ、日盛りの駅のホームでぴょんぴょん歩いているカラスをよく見かける。真っ黒なカラスは、やっぱり夏は余計に暑いんだろうか?


2005年06月25日(土) お休み

 昨日ちょっと調子がよかったと思ったら、また熱が上がる。稽古を休ませてほしいという連絡をする。もともと天辺くんもNGということだったので、稽古はなしということになった。
 一日、ひたすら寝てすごす。カラダの具合が悪いと気持ちが沈むのか、気持ちが沈んでるとカラダの調子も悪くなるのか? 両方の理由を自分に許しながら、どんどん沈んでいくそんな一日。


2005年06月24日(金) 「Four Seasons 四季」稽古

 阿佐ヶ谷での稽古。薔薇族の取材で影坂狩人さんが来てくれる。
 特別なインタビューもなく、稽古を見ながら、写真をとってってくれた。
 永山くんが、去年のgaku-GAY-kaiのビデオを持って、見学&遊びに来てくれる。
 彼もまじえて、今日も、基礎トレの後、いろんなことをして遊ぶ。
 帰りは、駅コンビニで入手した雑酒類でみんなは酒部活動。僕は、一日持って歩いているコントレックスを飲みながら帰ってくる。
 この頃調子が悪いのでうまく録れてるか心配だった「タイガー&ドラゴン」最終回。予想通り、ビデオはこれっぽっちも動かないまま録画終了になっていてがっかり。重ね録りで消えるはずだった徹子の部屋の清水ミチ子を、なんとなくもう一度見てしまう。再放送かDVD化を待とう。

 「Four Seasons 四季」初日まで、あと33日!


2005年06月23日(木) ローな日

 劇作家協会で篠原さんと来週の授業の打ち合わせ。子どもたちに書いてもらった作文、というか「けんかのセリフ」を構成して、来週の授業の準備をする。ユニークなものがとっても多くて、とてもおもしろかった。題材としてやりやすいものを選び、加筆して、6本にまとめる。来週の月曜の授業が楽しみだ。 
 夜、風邪っ気がまたぶりかえす。微熱が出て、腹の調子が悪い。気分がどんどん沈んでいく、いやなかんじ。
 ビデオに録った「徹子の部屋」に出演している清水ミチ子をぼーっと見てしまう。次はあの人をやって!とおねだり状態の徹子、写真で登場する顔マネに「まあ、そっくり、本人かと思った」というコメント続出。「麗子微笑」はいいとしても、林真理子は微妙だろう。ダイジョブなのか?
 何度も聞いた、綾戸智絵のライブに感動。そして、一番のツボは、徹子と二人でそれぞれ演じた北林谷栄。ケラケラと笑って、少し元気になる。


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