せきねしんいちの観劇&稽古日記
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ほんとに久し振りのフッチー、それに茶髪にしてきたホソちゃん、前髪を斜めにカットされてしまったキッちゃん、それにマミー、遅くなってマッスーという顔ぶれ。 宮部みゆき「堪忍箱」の朗読。「謀りごと」の途中からはじめて、ようやく終わる。続いて「てんびんばかり」。 こちらは登場人物が少なくて話もすっきりしてわかりやすい。 当たり前なのかもしれないが、ちゃんと書いてあるモノの方が、明らかに読みやすい。 大きなつまずくポイントもなく、終わりまでいく。 マッスーからGWの話をいろいろと。たいへんだったのね。
日本橋にある定席「お江戸日本橋亭」での鈴々舎馬桜さんの独演会の最終日、朗読劇「天守物語」に出かける。 馬桜さんの他には、佐藤誓さんと山下禎啓さんが出演。 琴や太鼓や三味線の音を入れながら、義太夫の太夫が座る台に三人並んで座っての、朗読。 泉鏡花の「天守物語」は大好きなお話だ。 すっごい昔に玉三郎、孝夫コンビで日生劇場で見たことがある。 ほんとに夢のような舞台だった。完全に僕の中には「スゴイ舞台」として刷り込まれてる。 南美江さんの奥女中・薄っていう役がとってもステキでね。あとは、小池朝雄さんも出てたね。 姫路城の天守閣に住む妖怪の姫と鷹匠の恋物語と言ってしまうと、身も蓋もないお話なんだけども、言葉のきれいなことと言ったら……。 今日の朗読は、その言葉の美しさを堪能して帰ってきた。 主な配役は(三人で分担してるからね)、冨姫が山下さん、図書助が誓さん、亀姫、薄、朱の盤坊、舌長姥、近江丞桃六が馬桜さん。 みなさん、それぞれとってもよかったんだけど、びっくりしたのは、馬桜さんだ。 噺家さんというのは、なんていうんだろう、古典の言葉がカラダに入ってるのかな、やっぱり。どの役もそれは見事だった。たぶん、「息」がね。 鏡花の文体って、やっぱりこういうものなんだなあと改めて思った。 絢爛豪華でキラキラしてるけど、息としては、講談、もしくは落語の世話の語りに近いんだ。 新派ともちょっと違うかんじ。 「お江戸日本橋亭」は席数200弱のちんまりしたハコ。座椅子がならんで、ほんの少しだけ傾斜してる。 客席は、花組芝居のファンだと思われる女性がたくさん。男性は、僕を入れても十人もいなかったと思う。 休日の日本橋はほんとに人がいなくて、不思議な街になってる。 帰りは、鏡花の台詞をあれこれがんがんしゃべりながら銀座まで歩いてしまう。 三越本店がすごいイルミネーション。デコレーションケーキか?! 中央三井信託銀行は、ライトアップでエンタシスの柱がきれいに浮かび上がってる。 「日本橋」も、全体がきれいに照明で演出されててびっくり。高速道路の裏側まで。 気がつけば、夜のこんな時間にこのへんを歩いたのは初めてなんだった。 橋のたもとの「滝の広場」っていうのが、ステキでね。水がいっぱい流れてて。しばらく風に吹かれながら、川面を見てしまった。こんなところに「一人で」いるっていうのが、むちゃくちゃ残念。でも、いい気持ち。
| 2003年05月04日(日) |
「stranger in paradise」 |
夕方、ヨシオと待ち合わせをして、「絶対鳥フライ」のビデオとみんなで分けた出演料の受け渡し。 新宿の改札でさくっと。 7月の公演で使いたいなと探していたCDをタワレコで買う。 国内先行発売のそのCDは、「CCCD」(コピーコントロールCD)。 「これってMDには落とせるの?」と何もわからない僕は、音響の亜弓ちゃんに電話して、教えてもらう。 だいじょぶだそう。 それにしても、ウィンドウズなら「なんとか」聞けるのに、Macは「再生できません。再生を試みないでください」って、どういうことよ? ともあれ、早速買って帰って、CDデッキで聞いてみる。久し振り。 それにしても、試聴したのと全然違って聞こえるのは、プレーヤーの違い、それともヘッドフォンの違いかな?
稽古場に来たのは、僕とマミーの二人だけ。 欠席の連絡もみんなから来てたので、今日はナシにしてすぐに帰る。 連休の渋谷はなんだか人が少なくて電車に乗りやすくてびっくり。 それにしても「堪忍箱」はちっとも進まない。 顔合わせまでの余った稽古日に何か新しい課題を考えなくちゃと思ってたんだけど、ちょうどいいタイミングで終わってしまいそうだ。
| 2003年04月30日(水) |
「絶対鳥フライ」の集まり |
下北沢で「絶対鳥フライ」の集まり。写真を見て、アンケートを読んで、ビデオをもらう。 絶対王様、バーズアイビューのみんな、制作の三村さんらと久し振りに再会。 さくっと飲みに行くことに。飲んでいるところへ、ピエールくん、桜ちゃん、笹木くん、それにうちのノグが合流。 下北沢の駅でみんなとはぐれ、一人新宿に着いて、さあJRに乗り換えようと思ったら、王様の加治木くん、入山くん、それにバーズの山中郁ちゃんと合流。初日に見に来てくれて僕も一緒に飲んだ入山くんの職場の友達の送別会というのに、なだれこんでしまう。 ひさびさのカラオケ。大いにしゃべり、歌ってしまう。 あの舞台に出て、新しい友達がたくさんできたんだなあと、改めて思った。 帰りは、やっぱり新しい友達のミネギシ嬢と同じ電車で帰宅する。
今日は、早瀬くんとマミーの3人でスタート。小林くんは、遅くなって参加。 宮部みゆきの「謀りごと」。長屋を舞台にした殺人事件の話で、登場人物がとっても多い。 人物の読み分けが大変かな?と思ってたら、落語のような語りの口調の文体がとっても大変だった。 結局、終わりまでたどり着けず、続きは次回に。
| 2003年04月28日(月) |
こんにゃく座「あおくんときいろちゃん」 |
友達の松川くんが出ている「こんにゃく座」のオペラ「あおくんときいろちゃん」を代官山ヒルサイドプラザへ見に行く。 レオ・レオニの原作の絵本をオペラ化したもの。 ただし、その部分は「12分」!! それまでを三人の出演者とピアニストが歌でつないでいく。 言ってみれば、長大な前座(?)。 「対象年齢が一番低い」というだけあって、客席は子供ばかり。 一緒になって手拍子をして、それがいつのまにか歌の伴奏になって、とっても上手い、観客(子供達)の巻き込みかただった。 客席の場所々々によって手を叩くリズムを変えて、それが一緒になると、また新しいリズムが聞こえてくる。 それがきれいにまとまったところで歌が始まる。 それはとっても気持がよかった。子供達もそう感じてたと思う。 お芝居が始まってからずっと出演者が動かしていたいろいろなモノ(小道具)が、いつの間にか「オペラザウルス」という恐竜になっている。「キャッツ」みたいだ!! 本編の「あおくんときいろちゃん」が始まると、それまでに、いたずらのように仕込まれていたモノたちが、実に生き生きと舞台に再登場してくる。 なんでこんなに道具があるわけ?と思っていたモノたちがね、心憎いような使われ方をして現れる。 いやあ、おもしろかった。 そして、ちょっとほろっとしてしまった。 芝居ってものの、とっても根本的な何かがここにはあると思った。 それは、こんにゃく座の舞台を見るといつも思うことなのだけれど、客席があってこその舞台なんだってことを、今回もまた改めて。 舞台は客席と同じフラットな会場。僕は、桟敷席で子供達と一緒に手を叩き、笑い、大いに楽しんできた。
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