せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2002年03月09日(土) みんな来てくれた!

<メモのように「とりあえず」残してた日記をそっくり載せてみます>

朝からMA
パリオートクチュール

その後、高円寺で、ひたすら台本に取り組む。
昨日のノリと元気はどこへやら。
行き止まり、もしくは、道に迷ってしまったかんじ。

稽古場にみんな来てくれた。
午後、夜の稽古なのに、僕が稽古場に行ったのはもう8時を回った頃。
あるところの稽古をやっていく。
久し振りなオープニングの場面。
ぐんじくん、緊張している。
僕も。
反応があってやりがいが全然違う。
稽古の後、高市氏がみんなをつれて「飲み」に行く。
留守してごめん&台本があがってなくてごめん(制作として)。
僕は速攻でかえって、また台本。
夜遅く戻った高市氏と台本の話。
愛がなくちゃね。だ。
いわいわと会えたことがうれしかった。
愛だよ、愛。
かけがえのない仲間と一緒に芝居をつくってるんだということを、改めて、感じる。
ちょっと、泣いたりする。
ひさしぶりに、すっとした気持ちで、iBookに向かう。
路線変更。
今度の道は、入り組んだ迷路じゃなくって、すっきりしたわかりやすい道だ。


2002年03月08日(金) MA 稽古 ミーティング

<メモのように「とりあえず」残してた日記をそっくり載せてみます>

昼間は、ミラノメンズ、パリメンズのMA。

そして、夜。
稽古場に台本を持っていく。
のりにのってかいたところ。
なかなか、いいかんじ。
終わって、パレードのミーティングのため、ハマイさんのおうちへ。
このごろ、夜遅くなると、熱が出てくる。
知恵熱よね……と思ってるんだけど、花粉症の影響かな?
7度5分くらいまであがって、とってもだるくなるんだけど、シャワーを浴びるか、外をふらっと歩いてくると、すーっと下がる。
朝の5時頃になると、35度3分とかになってて……
なんだか、調整ができなくなってる、そんなかんじ。
薬をもらう。
ワカちゃんと一緒に青梅街道まで歩く。
その後、僕は、タクシーが拾えず、高円寺まで徒歩。
ちょっと寒かったね。
高市氏がサイパンから戻ってきた。
あれこれ話す。
台本の問題点もいっぱい発見。


2002年02月21日(木) 「Trick」稽古 7回目

 1時間遅刻して、稽古場へ。
 台本のオープニングを持っていく。4ページ。
 稽古場には、いつのもメンバー、プラス、ノグとキッちゃん。
 仕事で遅くなると言っていた、いっこうちゃんが僕のすぐ後ろを歩いてたそう。
 全員そろった。
 ノグによるしきりのストレッチのあと、「いつもよりも」大人数なので、みんなであれやこれやのゲームをして遊ぶ。
 キッちゃんは相変わらずいい味で、郡司君や青山さんからも、いろいろつっこまれてた。
 後半、台本をやってみる。
 まず、読んでもらって、それから、読み合わせをしてみる。
 登場してるのは、郡司君と僕。それから最後にいっこうちゃん。
 僕の芝居でありがちなオープニングの「お約束の説明」のセリフがいっぱいだ。
 郡司君は、僕と話しながら、同時に客席にも話をしていく。
 客席と話してしまうセリフは、「陽気な幽霊」や「Nude」「Love Song」でおなじみだけど、今回は、その中でも一番、手が込んでるかもしれない。
 しかも膨大な量だ。まだ4ページなのに。
 郡司くんは、オーボエを生演奏して、その後、しゃべりながら、楽器を片づけていく。それから車の運転。
 むちゃくちゃ盛りだくさんだ。これが全部できると、すっごいかっこいいよねと思って、つい書いてしまった。
 今回は、「まるで嘘のような」お話がくり広がっていくんだけど、その「嘘ばっかり」な世界をどこかでつなぎとめておきたいので、郡司君の役はとっても人間くさい人になってる。
 このところ、いろいろ聞かせてもらった話が、微妙にニュアンスをかえて織り込んである。
 最初の稽古の時に読んでもらった、とりあえず饒舌なだけのセリフとは違って、ちゃんと手応えがあった。
 青山さんは、ていねいに郡司君のアクセントのチェックをしてくれている。
 これからどうなる……という話をしているうち、僕が「サンセット大通り」のつもりで書いてたこの導入部が、みんなには「ロッキーホラーショー」のように伝わってることに気がつく。
 まあ、「ロッキーホラーショー」が「サンセット大通り」のパロディであったりもするのかもしれないんだけどね。
 でも、あ、そっちに行ってもいいんだ……と、ちょっとアイデアをもらう。
 10時までの稽古時間をぎりぎりまで使って、今日はここまで。
 次のページでは青山さんが登場している。
 早瀬くんの出番はもうしばらく先になってから。
 帰り道、青山さんの車で新宿まで送っていただく。
 同乗はいっこうちゃんと早瀬くん。
 芝居の話をあれこれと。
 高島屋の前でいっこうちゃんと二人おろしてもらって、どこか「季節はずれ」な気がするイルミネーションの前を通って駅へ。
 今日から、なぜか僕は花粉症が「全開」になってる。
 昼間、「今年ったら、花粉症、全然平気じゃない? ラッキー!」と思ったとたんに(!)、鼻がぐずぐずしだして、夜には頭痛までしてきた。
 自分のカラダの浅はかさに呆れる。意識してないときは平気だったのにね。
 部屋では鉢植えのヒヤシンス(紫)が満開。玄関先では、菜の花と桃がガラスの花瓶にささってる。
 どっちも、すっごいいい匂いなので、「こいつらのせい?」と疑ってみたけど、家の中より、外での方がつらいので、どうやらそうじゃないらしい。
 明日はどうぞ少しラクになってますように。ていうか、薬飲もうっと。


2002年02月20日(水) 「Trick」稽古 6回目

 今回の「Trick」という芝居は、入れ子の構造になってるんだけど、その内側にある「物語」を決める。
 チェーホフの「三人姉妹」とか、森本薫の「華々しき一族」とか、柳美里の「魚の祭り」とかいろいろ考えたんだけど、ジュネの「女中たち」に決定。
 薄井さんがこれまでずっとやってきた「女中たち」。
 30歳で初演して、一番最近は6年前にソランジュ役をやってる。
 劇場はシアターX、クレール役は本木雅弘。
 NHKのBSでも放送されたから見てる人も多いかもしれない。
 あの中の、奥様と女中という階級の違い、そして、奥様ごっこを演じる女中たちという入れ子をただでさえ、入れ子の芝居の中に取り込む。
 舞台には大きな鏡をおくことにしよう。
 こないだ早瀬くんに車を運転してもらって、実家から高円寺に持ってきた、巨大な鏡(縦1.8m×横1m)を使ってしまう。
 「ひまわり」の鏡とは違った意味でいろいろなものを映してくれるだろう。
 稽古場に、青山さんに「女中たち」を劇中で使いたいんだけどと相談する。
 「ええ?」と言われたらどうしようかと思ったんだけど、青山さんは気持ちよく、了解してくれた。
 青山さんは「ずっと『女中たち』をやってた僕が、また芝居の中で『女中たち』をやる。そういうある種のメタシアター的な部分がないと関根くんの芝居らしくないからね」と言ってくれる。
 ありがたい。
 今日の稽古は、いっこうちゃんが仕事の都合でNGなので、4人で。
 ストレッチをしながら、芝居の話、ジュネの話をいろいろする。
 こないだ、稽古場で郡司君に演奏してもらったオーボエの曲、ドビュッシーの「夢想」をテーマ曲として使うつもりだということも話す。
 阿佐ヶ谷の稽古場での、その「お試し」の演奏は、なんだかとってもすごかった。
 元々、演劇で使うには、反響がよすぎる部屋なんだけど、その中で、郡司君の演奏するオーボエは、とってもいい響き方をしてた。
 できれば、本番でも生演奏をしてもらいたいんだけど、どうだろうか?という僕のお願いに答えてくれての「試演」だった。
 駅前劇場は、どうしても音をすってしまうしね。
 どうしようか考えよう。
 稽古の最後に、稽古場の壁の張り紙に書いてある言葉を覚えて、それを素材にして遊んでみる。
 こんなの「この部屋は、合唱・演劇・ダンス・軽体操等の目的で使用できますが、防音設備が整っていません。近隣の迷惑にならない範囲での利用をお願いします。……」
 「……」の部分は、前半後半に分けて、僕が覚えたのは、前半だけだから。
 僕と早瀬くんはこの前半部分を、青山さんと郡司君は「……」の後半部分を(ごめん)を3分で覚えた。
 書き言葉をしゃべり言葉にするってどういうことなんだろうっていうのをやりたかった。
 それは、これから、取り組むことになる絢爛豪華なジュネのセリフへの予習だ。
 とってもお役所っぽいキャラでしゃべってる郡司くんがとっても楽しい。
 こういった同じセリフ(?)を同じ時間でせーので覚えて、みんなで遊ぶのはとっても楽しい。
 それまでの経歴とか関係なく、みんな同じ地点からスタートできるから。
 もちろん、その上で、どうやってくかってあたりは、もちろん「腕の見せ所」なんだけどね。
 稽古を早めにあがって、また明日ねと別れる。
 帰り道、近所のツタヤで郡司君が「なかなか見つからない」と言っていた、ドビュッシーの「夢想」のオーボエバージョンを発見する。
 宮本文昭がハープと一緒に演奏してる、すっごい古いCDだ。だって、宮本文昭が若々しいもの。
 このCDでの曲名は「夢」。でも、ちゃんと試聴して間違いないことを確認。
 早速、郡司君に電話してお知らせする。
 うん、これでいこう!!


2002年02月18日(月) 「Trick」稽古 5回目

 今日の稽古では、基礎トレの後、青山さんを中心にいろいろな話をする。
 どんな芝居をしてきたかとか、どんな少年時代だったかとか、そんな話を。
 前回に続いて、僕が書いてる人物像の「何かのたし」になるかもしれないと思って。
 当たり前なんだけど、絵空事の作り出した人物よりも、ほんとに生きてきた人は、生き生きと、色鮮やかだ。
 そんな色味を「借り物」じゃなく、作り出したいなと思う。
 むちゃくちゃ人間くさい、今回のキャストのみんなを、つまらない「お仕着せ」のような役にとじこめてしまわないこと。
 それが、今回の一番の課題だ。


2002年02月16日(土) 「Trick」稽古 4回目 「GET YOU」

 今日もストレッチ&基礎トレの日に。
 後半、遅くやってきたホソちゃんを交えて、みんなでお話をする。
 芝居には直接関係ないんだけど、「どんなふうに生きてきたか」といったようなことを、わりとまじめにね。
 さくっと話してもらって、みんなの話を聞かせてもらおうと思ったんだけど、思いの外「じっくり」聞いてしまって、時間切れに。
 台本で書いてる人物が妙に薄っぺらに感じられるこの頃(!)、直接反映はしないと思うんだけど、「生」な人の生き方が聞いてみたくて、お願いした時間。
 のんきに元気な今時な男子だと思ってたホソちゃんの意外な一面を始めて聞かせてもらって、思いがけない、いい時間になった。
 高円寺に戻って、台本に向かい、終電(11:47高円寺発)で横浜に向かう。
 いつもお世話になってる「B COOL」のマスター アツシさんが主催してるイベント「GET YOU」へ。
 高円寺の駅で、以前「ハムレット」でご一緒した村上さんにばったり会う。
 4月に鏡花の「草迷宮」に出演するとのこと。近況をあわただしく話して、さようなら。
 品川駅から京浜東北線の磯子行きの最終に乗る。気分は「夜汽車」だ。
 マッスーと関内の駅で待ち合わせをして、会場へ。
 ジャスミンさん、マルコ、アルピーナさんと会う。
 会場は大盛り上がり。メンズオンリーということもあって、みんなが楽しんでるかんじがとてもいい。
 僕が苦手なゲイ・ナイトって、どこか「おもてなし」になってたりするやつ。
 ショーが目当てのノンゲイの客が、勝手に盛り上がってるかんじ。
 そういうのもありだけど、僕はこのごろその手のイベントが妙に苦手だ。
 今夜の「GET YOU」は会場にいるみんなが「自分で」ちゃんと楽しんでて、それがよかった。
 マッスーにアツシさんをはじめ、いろんな横浜のみなさんに紹介してもらう。
 「マッスーったら、以外と活動してるのね」と新鮮な感動。
 ジャスミンズ、それにオナンちゃんのショーが終わって、お先に失礼することに。
 始発までの時間をファミレスで台本の続きに向かう。
 途中まで送ってくれるというマッスーと一緒にジョナサンに行き、少しお茶でもとコーヒーを飲みながら、あれこれ話す。フライングステージのことや、仕事のこと、引っ越しのことなどなど。
 わりとまじめな話をちゃんとしてしまい、4時近くに。
 ちょっと抜けて出てきたマッスーは荷物を取りに会場に戻り、結局、二人で始発で帰ることに。
 なんだか、マッスーにしっかり「エスコート」してもらって妙なかんじの夜でした。
 ありがとうね、マッスー。


2002年02月15日(金) こんにゃく座「オペラ MAGAIMON まげもん」

 こんにゃく座のオペラ「MAGAIMON まげもん」を見に本多劇場へ。
 鄭義信さんの脚本・演出。
 オトモダチのカワくんが出演、全12回の早変わりということでかなりワクワク。
 人間の娘に恋をして狸の里を逃げ出した狸の若者が、その娘の敵討ちの手伝いをする……という物語。
 舞台の真ん中に大きな太鼓橋のセットを組んで、ぐるぐる回して場面を転換。
 旅の一座が演じる一夜の舞台という外枠の仕掛けも楽しく、にぎやかもりだくさんのそれは楽しい2時間半だった。
 オペラの歌い手さんたちが「一ヶ月練習した」という三味線を弾きながら、ピアノの伴奏で歌ってるっていうのは、やっぱりとってもおもしろい。
 カワくんは、ほとんどドラァグクィーンの女形として風呂屋ののれんをくぐって登場したり、殺し屋でチャンバラをしたりと大忙し、媚薬で大暴れの馬のダンスもいかしてたわ。
 休憩時間、ロビーに出たら、なつかしい人と再会。
 高校時代(!)の知り合いの先生(なんか説明が難しいね)のイチノキさんだ。
 僕は東京の下町の高校の演劇部出身なんだけど、彼は、同じ地区(!)の違うガッコの演劇部の先生。
 卒業してからもなんだかんだと仲良くしてて、一緒に芝居を作ったり、一度は出演をしてもらったりもした。
 今は、東京都の高校演劇連盟のおエライさんだ。
 「なつかしいねえ……」という話と近況報告をいろいろして、「ねえ、イチノキさんって、あの頃いくつだったの?」と聞いてみる。
 と、20代後半だったと判明。
 そうだ、そうだったよねえ……と納得しながら、しばらく会わないうちに、僕が当時の彼の年齢をとっくに追い越してることにショックを受ける。
 イチノキさんは「久しぶりに会った相手が、当時の自分の年を追い越してるとなんだかほっとするんだよね。ラクにしゃべれるっていうか」と言う。
 うん、それはあるかもね。
 電話番号を交換して、別れる。
 終演後、カワくんと挨拶して、別れる。
 一緒に舞台を見てたオノサカくん、ナカムラくん、トドロキ嬢、タカヤさんたち&いっこうちゃんは、飲みに行き、僕は、さくさくと帰ることに。
 タックスノットにちょっと寄って、久しぶりにマサルくんやらセツオやらと盛り上がる。


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