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2005年08月13日(土)
聴く者がいなくとも弾くこと
 今月4日に受けた面接は不合格に終わった。面接直後の感触があまりにも悪かったので、当然の結果に落胆はない。但し、次で同じ失敗をしないために反省する必要がある。そこで、面接の中で繰り広げられた質疑応答をExcelでまとめてみる。すると僕の回答は総合的に玉虫色で、なんとでも解釈することができることが分かった。当たり前だが、これでは全く個性をアピールしたことにならなくて面接の意味がない。あとは、ヘルプデスクとしての業務経歴しか伝えられなかったのが勿体無い。などなど、多くの反省点は次の面接で生かそうと思う。


 昨日、昼過ぎの2時間を隅田川ほとりで過ごした。アコギを弾きながらイエモンの「バラ色の日々」やゆずの「雨と泪」などを歌っていたら、自転車に乗った小学生男子が「うまいよー」と言い捨てて、サラッと通り過ぎて行った。単なる冷やかしだろうけれど、外でギターを弾くようになってから初めて声をかけられたことに胸元が少しくすぐったくなった。 //


2005年08月07日(日)
浮揚
 昨日は松戸市で花火大会があった。松戸市内でジャズバーを開いている師匠のもとへ遊びに行った。気持ちがいまいち内向しているせいで、初対面の人全員とはうまく接点が持てなかった。けれど、何人かとは良い面識を持つことができて、浮揚する変曲点を予感した。ジャズに限らず、やはり音楽は生の演奏が一番だ。昨日のライブではトランペットとドラムに心を躍らされた。昨日ジャズバーに来た人たちにとって、NYCはジャズの街だろう。一方僕は、NYCと聞くと真っ先にPET SHOP BOYSの「NEWYORK CITY BOY」のメロディーが浮かぶ。そんなテクノかぶれの僕にとっても、昨日のジャズセッションは気持ちを開放させる魅力をたくさん放っていた。


 ジャズバーの常連さんと話していて、これからの文芸的な創作活動に一筋の光も見えた。表現の基礎さえ身につけていれば、あとは特別なことを書こうと思わなくていい。ただ想起されることをつらつらと綴っていけば、それだけで価値のある作品を残せるはずだ。特定の誰かに読んでもらえないことに不貞腐れるのではなく、感性を自分だけが信じていれば十分と気付いた。誰かの目を気にして他人のために時間を捧げるのではなく、あくまで自分のためだけに費やした時間の成果が他人に影響をもたらせたらいい。


 大抵の分野において才能は先天的なものではなく、止まらずに進んだ結果として後天的に培われる。努力という言葉は苦手だしそう呼べる過程があったとも思わない。ただ、せっかく生きてるのだから、たとえ思い違いであっても一瞬でも信じることのできたことを続けてみようと思う。


 転職活動の続行に決断が出ていなくても、今の会社でやるべきことが若干残っている。先日の面接ではヘルプデスクとしての業務にしか面接官に着眼されなかった。それは無理もない。冷静に考えたら、ヘルプデスク以外での価値を僕自身が今の会社で生み出せていないのだ。その発見が出来ただけでも、先日の面接やこの週末には意義があった。昨日買ったMDウォークマンで今までよりも自転車通勤を楽しみながら、明日から前進的に仕事に臨みたい。 //


2005年08月06日(土)
曇りガラスの夏
 部屋には日焼けで剥がれた皮があちこちに散らばっている。蝉のように一気に脱皮してくれれば楽なのに、埃のようで汚い。気力が減っているので掃除をしようとも思えない。この精神状態では人に会うのも憚られる。友人と会う約束が立ち消えた時、残念さが湧くと同時に迷惑をかけずに済んで少し安心した。


 先日の面接は、結果こそまだ出ていないものの明らかに失敗だった。言いたいことの半分も言えず、言ってはいけないタブーを連発した。確固たる自信を持って発言できないのは、今の会社で誇りに思える実績を残せていないからだろう。まだたったの1社しか受けていないが、転職出来る程の市場価値が自分にはないのかも知れないと思わされた。これから先、何処に行けばいいのか迷いが強くなる。ただ、転職によって環境を変えても自分自身も何処かしら変わらないと、今後も同じようなきっかけで不要に転職を繰り返してしまう懸念がある。今の職場でどれだけ自分が変われるかを、もう一度だけ試した方がいいのかもしれない。先日の面接について結果が通知されたら、転職活動を続けるか否か決断し直そうと思う。


 去年の冬、宇都宮駅構内で少年がイエモンの「バラ色の日々」をギターで歌っていた。それを思い出した昨日の夜、同じ歌をその少年と同じキーでギターを弾きながら歌ったら、不思議な高揚感があった。部屋は楽器の持ち込みが禁止されているのに、隣人が管理人に告げたら大変だ。 //


2005年08月03日(水)
データ復元
 仕事は、Windows98が起動しなくなったパソコンからデータを抽出するのに難儀した。フロッピーディスクドライブが認識されず、CDからLinuxを起動させてもデータをうまくネットワーク経由でサーバに退避させることができない。仕方ないのでCドライブにWindowsを再インストールした後、データ復元ソフトを用いてCドライブ内のデータを無理矢理復元させた。このパソコンの利用者にとっては救いになったかもしれない。けれど、僕にとっては3時間の不毛な残業に過ぎない。そもそもパソコンをWindowsXPの機種に入れ替えていれば、この事態にはなっていなかったのだ。時間さえかければ仕事したような満足感が得られれば幸せだけれど、到底そんな姿勢では仕事ができない。パソコンの保守に終始する仕事は完全に飽きた。


 社内のとある営業マンの使うパソコンが壊れたとして、その人が10日かけて作ったExcelの資料を、僕が5日費やして復元させたとする。このような場合、僕は「この人のために5日も使うなんて馬鹿馬鹿しい」と思ってしまう。僕ならばその資料を2日で作成できるし、経験上、代わりに営業に出てもその営業マンよりも成果を上げる確信があるからだ。情報システム部門の一人としてライン部門をサポートするのなら、僕よりも有能な人若しくは別種な才能の持ち主に尽くしたい。自分に特別高い能力があるとは思わないけれど、明らかに無力や無気力な人のために汗をかいて、しかもその汗を笑われるような今の職場に居続ける意義は限りなく小さい。 //


2005年07月27日(水)
透過的内容の書類が通過すること
 昨日Web適性検査を受けた会社から通知が来た。書類選考を通過し、来週に1次面接を受けることになった。この会社に受かったら、11月10日付で今の会社を辞められるよう大胆に動こうと思う。ちょうど1ヶ月経つと、今の会社に来て丸3年になる。自分の中にいくつかの進化はあったけれど、3年も要するほどではなかった。


 最近、「あしたのジョー」のDVDにはまっている。今は第12巻。 //


2005年07月25日(月)
応募すること
 この場は、少しの間だけ転職日記になりそうだ。


 昨日までの土日で、転職系Webサイトに載せるための職務経歴書を作成した。「リクナビNEXT」に魅力あふれる会社が一つあったので、今はそこだけに照準を絞って書類選考に応募した。すると、半日経たないうちに応募先からメッセージが届いた。書類選考の参考にするためのWeb適性検査を受けて欲しいとのことだ。仕事中に受けても焦った結果になってしまうだろうから、明日の朝にゆっくりと受けることにする。


 辞意はいつまでに上司に伝えればいいんだろう。民法上は、退職の2週間前までに伝えればOKのようだけど、業務の引継ぎを考えると現実的ではない。せめて2ヶ月は必要だろうなと思う。 //


2005年07月15日(金)
停止ボタンを押される前の逃走
 仕事の話をしている最中、根拠もなく「大丈夫っしょ」と言われると呆れる。どれだけ僕が丁寧に言葉を練って説明・解決を試みても、思考の停止した脳に理解や同意を求めるのは難しい。無教養や思考停止を原因に命を奪われることがあり、その数例を目の当たりにした。また、考えることが出来る境遇にありながらも思考を止めたら、僕が僕である必要性を失ってしまう。訳も分からず周りに流されるのだけはどうしても避けたい。出来ることならば互いの考えを衝突・融合させながら、新しいものを創造できる環境に身を置きたい。そんな思いが、転職を強く決意させた。本来ならば、今の環境で周囲の思考回路を活性化させるべきなのは十分に承知している。けれど、会社の人事部門との間で退寮勧告及びその取消騒動が今年初めに起きた時、「ここは深く考えた方が損をする会社なのだ」と予感した。そして、その予感はこの半年で確信になった。「ここではないどこか」ではなく、具体的な転職先を決めて今年中にそこに移りたい。今の会社にいたからこそ構築できた人間関係もあるけれど、それを失ってでも逃げようと思う。


 特別に思う人に特別に思われなくても構わない。但し、忘れられるのは怖い。どれだけ仕事の能力が認められても、どんなにギターが上手く弾けるようになっても、自分の書く文章を一千万人に読んでもらえても、特定人が気付かなかったら何も成していないのと同じだ。 //


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