| 2007年08月02日(木) |
厭世とリリシズムの化身 |
昨日Sさんと飲みに行ったら
「wikiで『ぼくのなつやすみ』っていうゲームについて調べてみ、『8月32日』の話が超怖いから」
と教えていただきまして、仕事中にのんびり見てみたら、超怖かった!!なにあれ!ネット上探したら映像とかも出てきたけど怖くて直視できねぇ…
(wikiにリンク貼るとどーゆーわけかうまくいかないので、お手数ですが興味のある方は調べてみてください><)
そんなSさんは富士急ハイランドの所要時間50分というおばけ屋敷に行った猛者です。私だったら途中で発狂するんじゃないかと思う。
あと最近仕事中の息抜きwikiで読み応えがあったのは「江頭2:50」と「デーモン小暮閣下」と「夭折」の欄です。あと知らない漫画の登場人物紹介欄だけ読んでみたりもします。
こういうふうに誰かがまとめたら欄がものすごく長くなるような濃い生き方をしたいものですね。
そういやトゥー・ギャランツが9月25日にアルバムを出すそうで(ちょうど在米中だわー)、サイトに曲名だけ載ってたんですが、
1. the deader
2. miss meri
3. the hand that held me down
4. trembling of the rose
5. reflections of the marionette
6. ribbons round my tongue
7. despite what you've been told
8. fly low carrion crow
9. my baby's gone
出回っているライブ音源で3,4,5,9は聴いたことがありますが、そのなかでも超名曲だと思っていた「Damnatio Memoriae」がない…!
他にもライブで披露してきた「In From The Rain」とか「Mary」とかどうなってしまうのだろう。すくなくとも「Damnatio Memoriae」がタイトルだけ変わってこのなかに含まれていることを願っております。あーでもこの「記憶抹消刑」というへんてこなタイトルもどうしても好きなんだ!
先日Nさんにお会いしたときに「トゥー・ギャランツは多田由美が描くマンガの登場人物っぽい」と教えていただき、血と萌えに飢えた私はさっそく短編集を買ってみましたが、超 似 て ま し た。ちょっともうタイソンにそっくりな殺人犯とか、タイソンにそっくりなアル中とか!なんだそれなんだそれ!むしろ燃えた。
このラフな線というか、ガリガリさというか、全身から染み出た繊細さと傷つきやすさというか、とにかくかもしだす雰囲気が似てます。漫画がすごいのか、トゥーギャランツの二人が生身の人間でありながらそんなオーラを出してるのがすごいのか。
まあ両方が奇跡的にすごいのだろうと思います。
>はくしゅ
サッカーとルーファスは意外とかぶってらっしゃる方も多いですよ!まあ趣味でベン図を描いたら私だけでなく誰でもきっと他人とぴったり重なる部分は少ないはずですよ〜…たぶん
| 2007年07月31日(火) |
アイムソーリーアイムジャストルッキング |

わー!竜宮城をはっけんしたぞ!
http://rufuswainwright.site.voila.fr/index.jhtml
まごうこと無きルーファスライブ音源サイト様だッ。
フランス語わかんないけどこのひとがルーファスを大好きなことだけはわかるぜメルシーメルシーメルシーボークー。
2003年のラジオプログラム?( Black Session)音源と、
2005年のライブ(Casino de Paris)音源と、
2006年のCuctus Festival音源と、
2007年のジュディライブ音源がすべてありますッ。
さすがにまだ全部は確認できてないんですが、
とりあえず2005年にある「Chelsea Hotel No.2」は壮絶に美しいのでぜひ聞いてほしいです…!
同じ2005年の「One Man Guy」はあまりに心地よくておそろしく眠くなります。私が昨日聴いたときは、特にそれまで眠くなかったのに3分持ちこたえられませんでした。お風呂はいってからもう一回トライしたんですが、やっぱり3分もたずにガクッと落ちた。何この曲。
レアなとこでは、2005年の「Miami」(たまに「Nuits de Miami」)でしょうか。フランス語曲をひじょうにアンニュイな感じで妹マーサちゃんとデュエットしてます。この曲、1996年のライブ音源にも入っていたから、ウェインライト兄妹の十八番なのかも。
それから最近itunesでも手に入るようになりましたが、ルーファスのクリスマス・ソング「Spotlight On Christmas」も、曲紹介で「この曲はバディホリーみたいなロックンロール」とかホラ吹いててかわゆいです。
あと2003年ですでに「Leaving for Paris」をやってるのですが、この音源はなんとジェーン・バーキンとのデュエット!? うわーよい雰囲気だ。アルバムでもデュエットしたらよかったのに。でもここでもルーファスのスタンドが発動して、「途中からやり直し」してる。いいのか、ジェーン・バーキン相手にそれでいいのかっ。映像がみたいなー。
あとこないだ面談行って、ひとも場所もステキだけど、仕事内容があんまりかわりばえしないからだめだなぁと思っていた会社、
内 定 も ら っ て し ま っ た
今日面接というので行ってみて、一応志望動機とか説明できるよう準備しておいたのに、行ったらもうすぐ当然のように「就業規則」と「給与規定」の紙をいただいてしまった。びっくりした…。
しかもふつうに現在年収+70万円アップだった…
70まんえん…
70まんえん…
7 0 ま ん え ん …
あがるとこはあがると聞いてはいたけど、私みたいな経験の少ないやつでもあがるもんですなぁ……。ちょっとダイヤモンドに目がくらんでしまったよ、貫一さん…。でもそれだけでなく社長がかなりステキな人だし。今日話した社員の人も雰囲気がすごくよかったし。入社時期遅れてもいいっていうし。まわり食べ物屋ばっかりだからお昼には困らないし。帰り道にビレッジヴァンガードがあるから本には困らないし。都心だし。乗り換えも便利だし。ノー残業方針だし。
ただ…業界が…今と変わらない。
そもそもやりたい仕事があって就活始めたわけだからなー…そことずれてるんじゃないだろーかという気がものすごいする…うーん…道を見失ってるぞ桐野!!!!
日曜に孤独のあまり近所の古本屋に行ったら、前から欲しかった寺山修司の「さかさま文学史 黒髪篇」ゲットしました。ラッキー。ていうか寺山修司好きを自称しておいて今までこれをもっていなかったなんて許せないよな…もう自分が許せない…(でも、このさかさまシリーズ、「さかさま世界史 英雄伝」は新装で出たけど、「黒髪篇」と「さかさま世界史 怪物伝」はずっと絶版状態。なんでだろ。差別語とかがめちゃくちゃ多いからかな。)
この「黒髪篇」は、文学に影響を与えた、もしくは文学者の人生に深く関わった女たちにスポットを当てた文学史エッセイ?です。「さかさま」とついている通り、偉大なイメージを持たれている文学者がかなりズタボロに書かれております。基本的に寺山修司が「一途で健気な女」に肩入れしてるため、逆にどの文学者も「ただの惨めで薄情な男」に成り下がってる。それもまた史実とはズレているのでしょうけど、詩情と憐憫でびしょびしょに濡れた寺山修司の妄想の結晶をみるのはとってもたのしいです。
もったいないのでちびちび読んでいるんですけど、寺山修司の文章がいちいち素晴らし過ぎて身震いがとまらない。特にグッときてうっかり何度も音読してしまったのが、
「西日のさす台所で二人分の葱を刻む智恵子」
この一文のなかに含まれている、暖かさと、懐かしさと、儚さと、孤独の深さときたら!智恵子ー!
もちろん一応は文学史ということで、とっても勉強になるネタも満載です。とりあえず、島崎藤村が42歳のときに、家に家事手伝いに来てた19歳の姪に手を出しちゃって子供作ってしまったというのを学びました。さいていだ!藤村、おまえ、さいていだ!破戒とかなんとか言ってる場合じゃないよ!
>はくしゅ
>7/26
デモ音源聴きましたか!Liberty Cabbage最高ですよね〜!you're trying to kill me、賛成です。笑。私も毎回ルーファスに心臓をズドンとやられています。今日紹介したところもかなり音源豊富ですのでぜひ行ってみてください〜
ちなみに、拍手でもメールでもどちらでもお好きなほうでどうぞ!拍手の連打は迷惑どころかむしろ嬉しいのでもっとがんがんやってください!笑
>7/29
ギャー!最近ゲイのアメリカ人の話ばっかりでごめんなさい>< 最近オフシーズンでますます情報もないですね…むーん。では今度私のキリさんyoutubeプレイリストでも晒します!